透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

生田原残像

2015-11-17 20:27:51 | 日記

曇り時々晴れ時々雨。最低気温2.9℃、最高気温12.2℃。

今日は義父が北見の病院を受診する日です。日中は厚手の上着が要らないほどの暖かさとなり、心配していた雨もぱらつく程度で、無事病院から生田原へ戻りました。

借家に戻った後、散歩に出かけました。辺りは刻々と暗くなり始め、見上げる空には雲間から細い三日月が顔を見せたり、隠れたりしていたのでした。

散歩の帰り頃には、闇が深まり、国道242号線沿いに建つ「木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド」がライトアップされ、お洒落な姿を見せていました。

                 

                       《「木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド」 2015年11月17日16:39撮影》

ちゃちゃワールド館について、2015年2月10日のブログで触れているので、その一部を掲載します。

生田原町内にある「木のおもちゃワールド館 ちゃちゃワールド」を訪ねました。借家から徒歩で5分ほどで到着しました。一階は世界の木のおもちゃ館、休憩コーナー、ミュージアムショップ(売店)、木工房ゼベットからなり、2階はカプラコーナー、あそびの広場、ユニセフコーナーがあります。そして、1階から2階にまたがり、影絵の巨匠として知られる藤城清治氏の作品約30点が展示されている藤城清治影絵美術館を擁しています。圧巻は、高さ9m、幅18mと世界最大級の大作」「光彩陸離」です。札幌芸術の森美術館で開催された藤城清治氏の展覧会においては、このレプリカが展示されていたことを思い出しました。

身近にあった「ちゃちゃワールド」は、開館したばかりの頃に一度訪れたのですが、これほど、魅力的な場所だったとは思わず、この度は大いに満足して館を後にしました。

今日は1階の世界の木のおもちゃ館の中の「くるみ割り人形」付近をアップしました。(藤城清治影絵美術館以外の撮影は許可されていました。)

くるみ割り人形をはじめとする木工芸品はドイツ・エルツ山脈地方の、かつて栄えた鉱山の樹木等を利用して始まったこと、また、硬いクルミを割るということは難しい課題をやり抜くという意味合いもあり、時の権力者に対する庶民のひそかな「仕返し」の思いもあったのではないかと解説にありました。「くるみ割り人形の多くは王様・警官・兵隊といった権力を持った人々がモチーフとなって」いることが多いともあり、くるみ割り人形の形相をじっくり見直しました。

                         

                                      《2015年2月10日撮影》

 

コメント
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