透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「ヤドリギ」の記事と新北のうた暦と

2023-01-14 19:59:59 | 日記

曇り。最低気温−1.4℃、最高気温3.9℃。

野幌森林公園内では私も度々ヤドリギを見かけることがありました。ですが、その実態がわからないまま今に至っておりました。

このコラムの情報はそのような私にとって、有難かったです。

ヤドリギは野鳥たちのお食事処になっていて、粘り気のあるヤドリギの種は鳥たちの糞とともに枝などにくっついてそこから芽吹いてい成長してくとのこと。

面白いと思ったのは、ヤドリギが宿主から養分を取り尽くしてしまわないところです。宿主が元気でいてこそ、ヤドリギは命を繋ぎとめることができて、宿主が枯れ果てるとヤドリギも枯れるというのです。あくまで、己の立ち位置をふまえ、宿主を超えない分相応なふるまいに留めているようなのです。

よくは分かりませんが、このように一見、他者の力がなければ生きていけないものも、それなりの役割があり、森は、というより、自然界は循環しているようなのです。

学生時代、生物は得意ではなく毛嫌いしていたのですが、今なら、興味を持てるものたち(植物でも動物でも)をよく知ろうとすることもできそうで、なおかつその中のいくつかとはお友達にさえなれそうな気がしています。

知的な空気が漂う立ち位置から、クールな目線とふくよかな想像力で整えられた掲歌。

「寒天にきらめく星の温度」を思い浮かべるのは「理科室」で季節は「冬」。

言葉はそれぞれ耳にしたことがある馴染みのものですが、それらの取り合わせから生まれる情景がとても新鮮で脳に刺さりました。

コメント
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