晴れ時々曇り。最低気温−13.8℃、最高気温−1.5℃。
〈2016年2月23日撮影〉
写真は7年前の流氷の様子です。オホーツク海に漂う流氷は遠目にはモザイクのようです。
この流氷が接岸し、海の彼方まで隙間なく連なると陸地との境界線がなくなり、まるで陸続きの白い大地のように見えるのです。
本日の新北のうた暦の掲歌に詠まれた「流氷原」です。
網走に住んでいた頃、大量の流氷が接岸すると、一夜にして気温がぐんと下がるので、流氷が来たのではと思ったものです。今より、流氷の規模が大きかったからか、予感はほぼ的中でした。
流氷は一時期、港が氷で塞がれて漁ができなくなるなどの理由で厄介者扱いされていました。でも、後に解説にあるように「静かに海の生命が育まれてゆく」ことが分かったのです。
今は、冬季間の観光の主役としても注目されるようになりました。
本日の掲歌はそのような流氷の特性をおおらかに詠われていると思います。