透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

希望

2015-11-15 18:49:54 | 日記

雨。最低気温7.6℃、最高気温10.7℃。

先日の北海道新聞夕刊にチンパンジーの障害をもった子どもの育ちについての興味深い記事が掲載されていた。

京都大学の研究チームによる報告で、霊長類研究の学術電子版に掲載されるとのこと。重度の先天的障害のあるチンパンジーの赤ちゃんを母親や姉が家族ぐるみで約2年間育てていたとされる。野生チンパンジーが障害児にどう対応するかを観察できたのは世界で初めてとのことで、霊長類の中でも、チンパンジーは人間にもっとも近いことから、人類社会が障害者のケアをどう進化させてきたかのヒントになると研究チームの中村美知夫准教授が語っている。

赤ちゃんは東アフリカ・タンザニアの国立公園で誕生した雌で、生まれつきお腹にこぶがあり、自力で座ったり、母親にしがみつくことができなかったという。母親はこの赤ちゃんを抱えながら木に登ったりしたほか、家族意外のチンパンジーに触らせないようにしていたとも。赤ちゃんの姉も積極的にサポート役を務めていたようだ。障害のある野生動物は生まれてすぐに死ぬことが多いという。

先の中村淳教授はこの母親も姉も「障害をある程度理解した上で手厚くケアしていたのではないか」と述べているとのこと。

身体状況の違いが分かるだけではなく、不自由なところを母親をはじめとした家族がサポートしながら暮らしていたというのは、そこに絆が生まれていたということで、情愛のような心が育っていたからではないかと思った。弱者を放り出さずに共に生きる姿が、ヒトに近い霊長類であるチンパンジーの家族に見られたということに希望が見えた気がした。ヒトも霊長類のハシクレなので、本来は弱者を思いやれるのだという希望だ。「希望はある」と信じたい。

                   

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冬仕度

2015-11-14 20:55:12 | 日記

曇り。最低気温-0.5℃、最高気温12.2℃。

今日は一日中曇りでしたが、最高気温は二桁となり、今時分としては暖かく感じられました。とはいえ、人間を含めた動物も、植物も冬に向けて仕度を整えているようです。

プラタナスやカツラなどの木々は葉を落とし、コウライテンナンショウは固い実をつけたままでした。そうしながら、それぞれ厳しい冬を乗り越えるのです。また、街路樹の一部は人の手によって手厚く冬囲いをされていました。

寒さを凌いで生き抜くにはそれなりの準備が必要で、そこに知恵と工夫が発揮されます。なかでも葉を落として無駄なエネルギーを使わずに冬を乗り切ろうとしているかに見える樹木に注目してしまいます。その道の達人のように思えるからです。

                   

                                          《プラタナス》

                  

                                         《街路樹の冬囲い》

                  

                                      《コウライテンナンショウ》

                  

                                            《桂の木》

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野幌森林公園ふれあいコース

2015-11-13 18:52:29 | 日記

晴れ。最低気温-4.4℃、最高気温10.9℃。

晴れて放射冷却現象となったためか11月一番の冷え込みとなった。日が高くなるにつれて暖かくなってきたので、野幌森林公園ふれあいコースを散歩する。空気がいつもより澄んでいるように感じたのは気のせいだろうか。坂を下りたところは湿地帯となっていて、このところの雨などで池のようになっていた。そこに薄氷が張り、落ち葉が額に入った絵のようにも見えた。さらに埋蔵文化センターへ向かうと、橋の上も落ち葉のデスプレーが見られた。

冬の足音が近づいたり、遠のいたりしながら季節が移ろっていく今日この頃、氷の中に永久に閉じ込めたいことが多すぎるなどと思った。

                 

                                                                      《大沢口までの道 10:53》

                 

                                                 《ふれあいコース 10:56》

                 

                                            《ふれあいコース 10:59》

                 

                                          《ふれあいコース 11:06》

                 

                                         《ふれあいコース11:10》

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「クリスマスの夜に」の巡回展へ

2015-11-12 20:44:19 | 日記

晴れ。最低気温-2.1℃、最高気温8.0℃。

昨日は、道新プラザDO-BOXにて『クリスマスの夜に』(西川律子作・絵)の絵本刊行記念巡回展があり、足を運んできました。会場内には幻想的で美しい色合いの原画がずらりと展示されていたほか、200インチの大画面によるスライドショーが行われていました。また、背丈を超す大きなツリー、リースなどが飾られ、すっかり室内はクリスマスモードになっていました。

この原画展は11月12日今日まで札幌で開催された後は順次、檜画廊(神田)、銀の鈴ギャラリー(鎌倉)での開催となるそうです。                                                                                                                            

                                            《配布用はがき》                                                    

                                            《配布用チラシ》

昨年のブログでもクリスマス関連のことを書いていました。「クリスマスは、人の善意が前面に出てきて、暖かい気持

ちになれるイベントだと記憶しています。それは、厳しい現実から夢の世界へ誘われる日であり、錯覚に酔っても許される唯一の日なのかと・・・・」と。現実は昨年よりもぐんと厳しさを増しているように感じます。

《昨年のブログから》晴れ。最低気温0.5℃、最高気温13.5℃。

先日、札幌のファクトリーへ出かけました。巨大なクリスマスツリーが飾られたという情報を得たからです。1か月以上も先だと思っていたクリスマスがもうすぐそこに来てしまうのかとカレンダーが一枚あっという間にめくられてしまった感じに戸惑いつつも、美しいものを見てみたい思いが募って出かけたところです。

会場内に一歩踏み入れると、美しくデコレーションされたツリーの数々に、若者たちの演奏と、そこはすっかり別世界となっていました。クリスマスは、人の善意が前面に出てきて、暖かい気持ちになれるイベントだと記憶しています。それは、厳しい現実から夢の世界へ誘われる日であり、錯覚に酔っても許される唯一の日なのかと・・・・。おとぎ話の世界のように美しく飾られた街並みが出現する日、みんなが優しい心を少しだけ取り戻せる日になるようでクリスマスもいいものかもしれないと、ツリーの数々を見て思いました。

                                                  

                           

                         

 

                                   

 

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「第七回 郷音公演会」へ

2015-11-11 23:59:19 | 日記

雨のち曇り。最低気温-0.9℃、最高気温7.3℃。

夕方から札幌へ。午後7時から同8時45分頃まで、時計台ホールにて開催された「朗読とギターによる 第七回郷音公演会」へ出かけてきました。

駅前から、時計台への道はいつの間にかイチョウ並木となっていて、落ち葉が降り積もった道は、黄色に染まり明るくなっていました。

時計台ホールでは7時を知らせるボーンボーンという音が鳴り響き、それをもって舞台の幕開けとなりました。時計台の機能を利用して流れていく企画は時をいつくしむような気がして、いいなと思います。

                  

                  

                  

                                 《第2幕の「虔十公園林」公演の様子》

                    

                                                 

第一幕の最初は朗読のみの場面で十分に惹きこまれましたが、途中からのギターとの共演もまた呼吸がぴったり合っていて、作品世界にいろどりと深みが広がるものでした。ギターの音色と朗読の声の響きが絶妙で、計算されたような間合いが言葉の美しさを引きだし、情景を浮かび上がらせてくれたように思います。ライブの魅力がこれまで以上に発揮されていて、時間があっという間に過ぎていきました。ライブはいいものだと改めて感じました。          

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パンドラの箱

2015-11-10 19:21:48 | 日記

 雨。最低気温3.3℃、最高気温5.2℃。

終日、冷たい雨が降っていた。このような日だからこそ、明るいことを考えようと思うのだけれど・・・・・。

                          

                                 《落ち葉 2015年11月8日撮影 大沢口付近》

昔、中学校の数学の授業で、教卓にブラックボックスなる手作りの教材が置かれていた。先生が「いいですか、この数字をこの箱にいれる。そして出てきたのがこちらの数字です。」みたいなことを言われていた。この箱に何かの仕掛けがあり、それが何かを当てる勉強だったように思う。それを関数というのだと教えられた。

このブラックボックスが恐ろしいイメージしか持てないTPPなるものに重なる。一体、どうなっているのかが、少しずつ表にでてきているが、それらのどれをとっても私たちの暮らしにダメージを与えるように思える。未だにすべてが開示されている風でもないことが空恐ろしさに拍車をかけている。

先日の北海道新聞の卓上四季ではパンドラの箱のように、「TPPも箱の底の隅々までのぞいて、災いの方が大きいと判断したら、ふたを閉じて封じるしかないだろう。」と書いてあった。私の中でブラックボックスとパンドラの箱とTPPがすっぽり重なった。

広辞苑によると「パンドラの箱」とは

「ゼウスがパンドラに、あらゆる禍を封じ込めて人間界に持たせてよこした小箱または壺。これを開いたため不幸が飛びだしたが、急いで蓋をしたため希望だけが残ったという。ほかに異説もある。」とのこと。

 同じく広辞苑で「パンドラ」とは

「(ギリシア語で神から『すべての賜物を与えられた女』の意)ギリシア神話に見える地上最初の女。天の火を盗んだプロメテウスを罰するためゼウスがヘファイトスに造らせ、贈り物としてプロメテウスの弟エピメテウスに与えた。」とあった。

急いで蓋をしたから希望が残ったということならば、希望が残っているうちにパンドラの箱の蓋をしめてほしいと願うのはごく普通の感覚ではないだろうか。 

        

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初冬の野幌森林公園

2015-11-09 21:44:47 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温3.8℃、最高気温11.5℃。

立冬から一夜明けた今日は最高気温が二桁となり、暖かく感じた。野幌森林公園のふれあいコースから大沢口へ。途中、シジュウカラを見かける。この時期に野鳥たちは食べ物を探すのが大変になっているのではないだろうか。それでも自分の食べ物は自分で確保するのだから、逞しいものだ。

昨日よりもすっきりとして端正なたたたずまいとなった木々が冬に向かってすっくと立ち並んでいた。

                   

                   

                   

                                     

                   

                   

                   

                                            《大沢口 11:10》

 

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立冬

2015-11-08 16:21:52 | 日記

 曇り時々雨。最低気温-2.4℃、最高気温4.2℃。

早くも立冬を迎えました。春夏秋が廻り来て去り、「今日から暦では冬ですよ」と告げる日なのですね。北海道の帯広市では雪模様となったようで、その様子がテレビに映し出されていました。ここは今のところ、雪にはならずに雨のままです。でも、これからはこの辺りが冷凍庫のように冷やされて、雪を抱えることになるのでしょう。

アップした写真は立冬前日(昨日)の夕暮れ時のものです。気温は一桁台で、ひんやりとした空気が辺りを包んでいました。

                  

                                    《ふれあいコース 16:25》

                  

                                      《ふれあいコース 16:26》

                  

                                     《ふれあいコース 16:27》

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コラム「神の子池から」

2015-11-07 20:20:37 | 日記

晴れ。最低気温2.0℃、最高気温7.4℃。

今から約十年ほど前の清里町に住んでいたころ、車で30分ほどの「神の子池」へ出かけたことを思い出しました。「神の子」と冠されたこの池がただの池ではないと思ったものでしたが、その頃は、知る人ぞ知る秘湯ならぬ秘池だったのです。

冷たく透き通った水を湛えたこの池は七色に変化するともいわれ、池に沈んだ倒木が枯れずに横たわっている姿は神秘的でした。この池は約4キロ離れた摩周湖の伏流水からなっていると考えられ、摩周湖がアイヌ語で「カムイトー(神の湖)」と名付けられていることから、その伏流水によるこの池を「神の子池」と呼ぶようになったという一説もあるようです。

今日の北海道新聞日刊紙のコラムで、この「神の子池」が取り上げられていました。神の子池もそうですが、地下をくぐって地表に溢れ出す地下水は夏でも冷たいものでした。まだ冷蔵庫がなかった子どもの頃に、地下水は冷たくてとても美味しかったという記憶が蘇ってきました。

この「神の子池から」というコラムでは、その地下水について、国立天文台編「環境年表」から興味深いデーターを取り上げていました。水循環に関するもので、雨水などが地下水となってから湧き出るまでに586年、オホーツク管内の「美幌・斜里平野」の地下水でも85年を要するというものです。また、地球全体の水のうち、97.4%が海水、飲み水などに利用できるのは地下水(0.6%)を含めごくわずかとのことです。

貴重な飲み水の一つである地下水は、命にかかわる大切な資源です。原発事故等によって放射性物質が漏れでたり、飛び散ったりして貴重な水資源が汚されていくとしたら、その罪ははかりしれなく、恐ろしいかぎりです。         

                                  

                                  

                                 

                                                  《神の子池 撮影2004年10月3日》                               

           

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昨年のブログ「後の十三夜月」の感想

2015-11-06 19:18:59 | 日記

晴れ。最低気温4.5 ℃、最高気温11.0℃。

小春日和となった昨日とは違い、今日は最低気温こそ高めではあったが、日中の外出にはマフラーと手袋、厚手のコートが必要となった。夜、昨年のブログが届いたので懐かしく見返していた。生田原から戻ったばかりだったので5日の話題を次の日に書いたことなどを思い出す。

それはともかく、めったに見られない「後の十三夜」に出会っていたことを幸運に思った。去年の感動がまた蘇ってきた。途絶えそうにりながら細々と続けてきたブログの愉しみはこのようなところにもあったのかと思った。来年の今頃はどのような暮らしぶりになっているのだろうか。

《昨年の今日の日付のブログ「後の十三夜月」》        晴れのち曇り。最低気温5.3℃、最高気温14.7℃。

昨日、5日の夕方に私が見た美しい月は、「後の十三夜」という171年ぶりの名月だったという。本日付の北海道新聞の記事でそう知った。171年ぶりに旧暦と季節のずれを改善するための「うるう9月」が生じ、旧暦9月13日が太陽暦11月5日にまた現れ、2回目の十三夜月「後の十三夜月」となったとのこと。このような「後の十三夜月」が見られるのは95年後の2109年というので、昨夜、この月を見ることができたのは何という大きなツキだったことか。午後に生田原から戻り、片付けをした後に散歩に出たのも成り行きで、たまたま月が出る時間帯になったのだった。この先、二度と生きているうちに見ることができない貴重な「後の十三夜月」。この度は偶然が重なって観ることができたのだから、しっかり脳裏に焼き付けておきたい。

「古来、旧暦の8月15日(太陽暦で今年は9月8日)と9月13日(同10月6日)の月は名月とされ、それぞれ『中秋の名月』、『十三夜月』と呼ばれる。」と同記事にあった。昔の人々が天体に愛称をつけて親しみつつ、辛くもあり、楽しくもある日々の暮らしを紡いでいたことを思うと親近感が湧いてきて、何だか嬉しい。

                   

                      《後の十三夜月    野幌森林公園ふれあいコース 2014年11月5日16:33》

 

 

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野幌森林公園晩秋その2

2015-11-05 19:48:55 | 日記

晴れ。最低気温5.0℃、最高気温18.3℃。

午後から野幌森林公園のふれあいコースから百年記念塔を経由して大沢口までの約4キロを歩きました。木々の葉が落ち、すっきりした森の中に日が射し込んでいました。朽ちて色を失くした落ちた葉は道の端に降り積もり、時折吹く風に乾いた音を響かせていました。公園内は華やかな宴の後のように、静かな時間が流れていました。

                    

                    

                    

                    

                    

                    

                    

                    

                                       《大沢口 14:53》

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「夷酋列像」展へ

2015-11-04 20:58:05 | 日記

晴れ。最低気温-2.9℃、最高気温15.7℃。

北海道博物館で開催されている「夷酋列像ー蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界ー」を見に出かけました。以前訪れた時は人影まばらな博物館でしたが、今日は大勢の人で賑わっていました。館内に入るとチケットを求める人の行列ができていたのにも驚きました。それでも、約20分後には展示室内に入ることができました。

この展覧会は、蠣崎派響(かきざき はきょう)の筆による「夷酋列像」がフランス・ブザンソン美術考古博物館と函館市中央図書館のコレクションから、また、後に画人たちが描いた模写、粉本(下書き等)などの絵画の他に民俗資料、地図、文書などの資料が一堂に集められたという点でかつてない大規模な展示だということです。

貴重な資料への配慮でしょうか。室内は照明がかなり落とされていました。展示は第一章から第四章までの構成となっていました。第一章から順に夷酋列像の系譜、第二章・夷酋列像をめぐる人、第三章・夷酋列像をめぐる物、第四章・夷酋列像をめぐる世界です。

配布資料によると、蠣崎波響(1764~1826)は後に松前藩の家老となる人物です。「夷酋列像」は1790(寛政2)年に12人のアイヌを描いた作品とのことで、波響26歳頃でしょうか。翌年の1791(寛政3))年、京都に持ち込まれ、時の光格天皇の目に留まり、その後、諸藩の大名たちによって模写も作られたということです。

描かれた12人は、前年の1789(寛政元)年に起こった「クナシリ・メナシの戦い」の際、松前藩に協力した首長たちとされています。肖像画を描いた意図は松前藩がこうした者たちを従えることができる藩であることを主張するところにあったとされています。アイヌの人々の異質性を敢えて強調しているのはそのためであると。

さて、これらのことを知る以前にポスター等で見た時の印象としては装束が細部に至るまで精緻であでやかに描かれていることやどことなく中国風だということでした。松前藩に協力したことで生き残り、肖像画が後世の私たちの目に留まることになった12名の方々。何だか複雑な気分で鑑賞することになったのでした。

                        

                 

                 

                 

                 

                 

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「雨ニモマケズ」

2015-11-03 21:50:41 | 日記

晴れ。最低気温-0.4℃、最高気温13.7℃。

今日は賢治さんが「雨ニモマケズ」で始まる独白を手帳に書き留めた日です。

賢治さんは昭和6年9月19日、大トランクに壁材料の見本を持って上京し、途中、仙台などに立ち寄り20日に上野に着いたものの、夜に発熱してしまいます。翌日、遺書を父母にしたため、27日には父政次郎に「最後にお父さんの声が聞きたくなった」と電話をかけます。驚いた父政次郎はあわてて手配し、賢治さんは病身のまま帰郷しますが、そのまま臥床することになりました。そういう中、昭和6年11月3日に「雨ニモマケズ」の独白は綴られたのです。

その「雨ニモマケズ」は3・11の東日本大震災の時に多くの人たちに口ずさまれ、癒しの力を発揮することになるのです。

ところで、昭和6年11月3日は明治節と言われていた日です。明治節というのは明治天皇の誕生日で、昭和2年(1927年)に制定され、昭和23年(1948年)に廃止されました。

今は文化の日となっているのですが、文化の日というのはどういう日なのでしょう。

広辞苑には「国民の祝日の一つ。11月3日。自由と平和を愛し、あり文化をすすめる日。新憲法公布の日。」とありました。

さらにネットで検索すると、YHOO知恵袋に詳細が記されていたので、その一部を引用させて頂きました。

昭和23年(1948年)7月20日に公布・即日施行された「国民の祝日に関する法律」では、「文化の日」は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日とされています。
「文化の日」の直接的な由来は、昭和21年(1946年)11月3日に日本国憲法が公布されたことにあり、日本国憲法が「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを基調にしていることから、この日を「文化の日」としています。
ちなみに、5月3日の「憲法記念日」は、憲法が公布から半年後の昭和22年(1947年)5月3日から施行されたことに由来します。

日本国憲法を貫いているのは「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことであり、今日は「国民の祝日に関する法律」により「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日だったのですね。穏やかな「文化の日」に野幌森林公園ふれあいコース、大沢口を経由して我が家へ戻りました。

                 

                 

                 

                 

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イチョウとナナカマドの並木道

2015-11-02 20:35:50 | 日記

曇り。最低気温-3.4℃、最高気温12.2℃。

栗山町へ出かける途中、南幌町で美しい並木道を見つけました。住宅街を走る歩道の両側にはイチョウとナナカマドが立ち並んでいました。

その歩道や周りにはナナカマドとイチョウの葉がまぶされたように入り混じり、赤と黄色のモザイク画のような味わいになっていました。こんなことがさーっとできる自然の底力にはいつも驚かされます。

日々仕立て直しされていく風景、昨日とは違う風景に目を凝らし、そこで、その時、感じたままをを心に止めておきたいものだと思いました。

                                                           

                                            《南幌町にて》

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11月

2015-11-01 21:31:44 | 日記

晴れ。最低気温0.8℃、最高気温11.9℃。

今日から11月です。カレンダーは残すところあと2枚となりました。季節は後戻りすることなく冬へむけて準備を進めているようです。晴れた今日は夕方からぐんぐん冷え込み、最低気温0.8℃を記録したのは19時59分です。日付が変わる頃は氷点下でしょうか。

我家の庭の冬支度もほとんど終了です。コスモスも一部を室内に取り込み、片づけを終えました。11月という節目を飾るに当たり、ブログの左上の写真をコスモスに変えてみました。そして、ストーブの火を見ながら、『こすもすの詩』(詩/さだまさし 絵/原田泰治)という詩画集を眺めつつ過ごしています。 さだまさしさんの「秋桜」という歌にはいつも背中を押され、助けられました。 きっとこれからもでしょう・・・・・。                            

                                           

    

                                    《遅咲きのコスモスです。》

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