( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/45576007.html からの続き)
自死遺族の苦しみや心情は、周りの人には なかなか理解できません。
普通の人は 善意で励ましたりしてしまいます。
励ましが最もつらいことだというのは 皆さんはよくご存じでしょう。
子供の一人を 自死で亡くした親に対して、
「まだもう一人 兄弟がいるじゃないか。その子を可愛がってあげて」
などと言う人もいます。
親は その子がいなくなったことが 悲しいのであって、
亡くなった子は 兄弟だろうが 換えることはできないのです。
中には 「犬でも飼えば?」 と言う人さえいるようです。
逆に、 「分かる分かる」 と 理解したふりをする人もいて、
「どうしてあなたに分かるのか?」 と思わずには いられないでしょう。
けれども これらの隣人は 善意で言っているので、
遺族は我慢するのが つらいといいます。
気持ちが弱っているから 言い返せないということです。
そんな遺族にとって 一番望ましいのは、「好意的無関心」 というものだそうです。
遺族のことを想ってはいるけれど、お節介をしない ということです。
じっとそばにいる,気持ちを受け止める ということですね。
[ 演者 「グリーフケア サポート プラザ」 理事・藤井忠幸 ]
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/45667076.html