( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/45694307.html からの続き)
インディアンを購入した時は 時速87キロしか出なかったそうです。
マンローはそれに 我流の改造を加え続け、何と320キロ以上を記録する
世界最速のマシーンに 仕立て上げてしまいました。
けれど スタートは人に押してもらわないと動かず、
ヨロヨロと蛇行しながら 加速していくのです。
あんなオンボロのバイクが どうしてそんな早く 走れるのかと不思議ですが、
実話なのだから 事実なのでしょう。 (^^;)
映画はメカニックなことや、最速のスピードを競う アクション映画としてよりも、
マンローの人物像を 前面に出しています。
マニアックなスピード狂ではありますが、荒々しいタフガイではなく、
年のせいもあるのか マイペースで無骨な 憎めない老人です。
それを 「羊たちの沈黙」 で あのハンニバル・レクターを怪演した、
アンソニー・ホプキンスが演じています。
還暦を過ぎてもなお 最速の夢を追ってやまない 自由人。
仲のよい隣の少年に、 「夢を持たない奴は 野菜と同じだ」 と話します。
大小のトラブルに見舞われながら、“鈍感力” のあるマンローは
どんなアクシデントも 笑い飛ばして進んでいきます。
そして ピンチには必ず 誰かが助けてくれるのです。
彼の人柄が 周りの人の人情を 引き出すのですね。
そんなマンローの生きざまに、まだまだ捨てたもんじゃない
という気概を もらった気がしました。