ニュージーランドの 実在のバイクライダー、バート・マンローを 描いた映画です。
「インディアン」 はマンローのことではなく、愛車のオートバイの名前です。
21才のときに インディアンを購入し、以来40年以上 独力で改造を繰り返し、
最速のスピードを 追い求め続けてきたのです。
ところが、貧乏なので 部品は台所のドアや コルクの栓。
スピードメーターもなく ブレーキも効かず、
タイヤのゴムを ナイフで削ったりしています。
万事にわたって 常識破りのマンローは 隣人に迷惑をかけつつも、
素のままの人柄で 不思議と誰からも好かれてしまうのです。
そんなマンローも 63才になって 心臓を傷め、医者からバイクを止められます。
でも医者の言うことなど 聞くはずもないマンロー。
先が長くないことを知ると、
生涯の夢である スピードの世界記録に 挑戦することを決心します。
目指すは ライダーの聖地、アメリカ・ユタ州の ボンヌビル・ソルトフラッツ。
湖が干上がった 塩の大平原で、どこまでも続く 広大な平坦地です。
時速数百キロのスピードを測定できる 世界でも3ヶ所しかない場所なのです。
マンローは こつこつと貯めた 虎の子を懐に、
インディアンとともに ボンヌビルへの旅に出ます。
映画は スピードレースの地へと向かう ロードムービーとして描かれます。
マンローは道中 色々な人に出会い、誰とも親交を結んでしまうのですね。
精力のほうも なかなかのものです。
ついに ボンヌビルへと辿り着いた マンロー。
ところがレース直前、マンローの前に 最大のピンチが立ちはだかるのでした。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/45727529.html