( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/47777510.html からの続き)
元少年の生い立ちは、確かに 不遇なものではありました。
言うまでもなく、だからといって 許されるわけがないのであって、
罪は償わなければなりません。
ただ、理解する必要は あるだろうと思います。
元少年は、同級生からは 明るかったと言われており、
能天気で へらへら笑っていたそうです。
反面で、父親からはいつも叱られ、殴られて 青あざを作っていたといいます。
心のより所にしていた 母親が、中1の時に 自宅の玄関で 首吊り自殺。
父親は通夜の日にも、少年を塾へ行かせました。
もっと母親に 甘えたかったとも、元少年は言っているそうです。
高校では 不良仲間と付き合ったが、心を許せる友人はいなかったのでは。
ズボンに花火を入れられて ひどい火傷を負うなど、いじめにも遭いました。
光市の事件を起こしたのは、そんな高校を卒業してから 2週間後のことでした。
元少年の父親は、自分も事件の被害者だ と思っています。
息子さえ あんなことをしなければ、と憎しみが沸いてくる。
自分にとって 事件は二の次で、自分たちは(非難の中で)
生きていかなければいけないので、開き直った と話しています。
育て方は 間違っていなかった。
息子は 罪を深く考えて 成長しているので、死刑でなく 生きて償わせたい。
やはり親だから。
そう語る父親は、この8年の間に、少年には 1回接見しただけだそうです。
やはり、子供の健全な成長にとって、
親の愛情が いかに大切であるかということが、嫌というほど思い知らされます。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/47795344.html