「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

光市母子殺害事件 第3回集中審理 (3)

2007年09月20日 13時46分13秒 | 光市母子殺害事件
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/50217450.html からの続き)

元少年は 件の手紙について、

今は 不謹慎だと思っていると 述べたそうです。

「無期で ほぼキマリ。

7年そこそこで 地上にひょっこり 芽を出す。」

「犬がある日 かわいい犬と出会った。

そのまま 『やっちゃった』。

これは罪でしょうか」

という部分に対して、次のような 弁明がありました。

 前者については、

「本村さんの著書 『天国からのラブレター』 で

(7年ということを)知った。

友人から 著書を差し入れられ、その本の中に、

『少年法があるので 7年くらいで出てこられる』 ということが書いてあった。

少年法に 詳しかったわけではない。」

 それから後者。

「犬は自分のこと。

自分が当時 鬼畜と言われていて、

人間扱いされていなかったことを 言いたかった。

その反感から書いた。

弥生さんに対する 姦淫のことではない。」

 しかし、どうでしょうか? 

まず前者ですが、本村さんの著書を 読んだ後でも 前でも、

少年法に詳しくても 詳しくなくても、

手紙の文面の 意味は変わらず、元少年の不謹慎さも 変わりません。

 後者も、姦淫のことではないというのは 余りに無理がありますし、

反感から書いたということとの 関連も理解に苦しみます。

検察側質問で 「かわいい犬とは 誰のことか?」 と聞かれると、

元少年は黙り込みました。


元少年は 弁護側の質問には 流暢に、あるいは 言葉を選ぶように 訥々と、

涙を流しながら 答えていたといいます。

弁護団は 書記官に向かって、泣いていることを 記録するようアピールし、

書記官は苦笑したとか。

ところが、検察側の反対質問では 一転して、

ふてくされたような 態度を見せたり、黙り込んでしまったり。

元少年が 計画性を否認していながら、

犯行時に カッターナイフや粘着テープを所持していた 矛盾点を突かれると、

動揺し 逆ギレする場面も あったということです。

(検察官は このことを記録するよう、

書記官にアピールすれば よかったのでは? (^^;) )

 もっとも、最高裁の意見では、この事件の あまりの残忍さ故に、

計画性の有無は 問題にしないとまで 言っているようです。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/50249554.html
 
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