ノン・ボーダーラインの人は、 自分の現実感に 自信を持てなくなりがちです。
例.
あなたが、 ボーダーの人からの電話回数を 制限しようとします。
ボーダーの人は あなたにわがままだと噛みつき、
周りの人も、 ボーダーの人はそういうふうにしかできないのだ と言います。
あなたは混乱し、 自分だけが悪いのかと思ってしまいます。
でもあなたは、 自分にも 意見や考えや感情を 持つ権利があるのです。
良くても悪くても、 正しくても間違っていても、 それらはあなたの一部なのです。
自分のために設定した 境界を心に留めてください。
○ あなたにとっての 事実を主張する
常識的な電話のかけ方について 議論しても、 現実の問題を避けているだけです。
あなたには、 大人として
自分がどのように扱ってほしいかを 決定する責任があるのです。
「私は あなたたちとは違うの。
自分自身の気持ちを大切にしたいから、 電話を制限する必要があるのよ。
気分が悪くなる 批判や非難は聞きたくないの」
あなたにとっての真実と 相手にとっての真実という、 白と黒の間には、
灰色の部分があります。
二人で 同意点を取り決めればよいのです。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕