自分の境界を、 ボーダーの人に伝える番です。
彼らの あなたに対する行動が、 友人の前や公共の場などでは 違っているとしたら、
他の状況でも コントロールできるはずです。
彼らが 行動を変化させるのには、 助けが必要でしょう。
ただし 境界を守るのを決めるのは 彼ら自身です。
また、 彼らに 行動の変化は求めるられますが、
どう感じるべきか 押しつけることはできません。
「怒鳴るな」 とは言えても、 「怒るな」 とは言えないのです。
私たちは 不可能なことをしたがります。
相手の反応を コントロールしたがるのです。
変化したがるだけでなく、 変化を相手にも 気に入ってほしいと思います。
うまく自己主張したいと同時に、 称賛や強化を得たいと思うのです。
○ 境界を伝える
あなたとボーダーの人が 落ち着いていて、 元気なときにするのがよいでしょう。
うまくいっているときには、
ノン・ボーダーラインの人も 気分を台無しにしたくないので、
問題を取り上げたがらないかもしれません。
その気持ちに打ち勝つべきかもしれません。
コミュニケーションの方法として、 「DEAR」 というものがあります。
Describe (描写), Express (表現),
Assert (主張), Reinforce (強化) の頭文字です。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕