○ BPが 自殺を計画していると伝えたとき
BPが自殺の計画を伝えたら、 すぐにその人のセラピストに 連絡してください。
BPがセラピストを選ぶときには、
時間外の電話に対応してくれる セラピストを見つけるよう勧め、
自殺危機のときには BPがセラピストに電話をして、 指示してもらい、
あなたにも確認の電話をするよう 助言してください。
BPにセラピストがいなければ、 救急病院か119に電話してください。
○ 自殺行為への反応の仕方
BPがすでに 自殺に繋がることをしてしまったら、
何をしたかを知らなければなりません。
薬を飲んだのなら、 薬の名前や数量、 どのくらい前に飲んだのか。
身体を切ったのなら、 どこをどのくらい切ったのかなど、 具体的に聞きましょう。
BPが危険な状態でないなら、 その人のセラピストに電話させてください。
自分では何もできないなら、 救急隊に通報しましょう。
BPが意識を保っていられるように、 話し続けてください。
○ あなた自身を助けること
BPが自殺傾向があれば、 だれもストレスが大きくなります。
次のようなときに、 BPを助けることをよしとします。
1. あなた自身の限界の範囲内だと はっきり分かっているとき
2. あなたが燃えつきていないとき
3. BPにとって最善であるとき
4. 他の選択肢がないとき -- 何かしないと 悲劇が生じる可能性が高いとき
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]