「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

思考と感情を和らげる (2)

2016年11月29日 21時35分56秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
● 指示
 
 タイマーをセットし、 落ち着いて座ってください。
 
 数回ゆっくり深呼吸し、 リラックスして目を閉じましょう。
 
 海辺, 小川の側, 野原, 部屋の中、 どこでも 選んだ場面に自分を思い描き、
 
 思考がやってきては去っていくのを 観察します。
 
 生じてくる思考を観察してください。
 
 思考を止めようとせず、 思考について 自分を批判しないようにしましょう。
 
 思考が浮かび去るのを 想像する方法 〔*注: 前の記事参照〕 を使って、
 
 それらが消え去るのを見ていましょう。
 
 誘発思考が生じたら、 それに留意し、 それによって生じる 感情を観察します。
 
 それらを分析せず、 選んだ方法で 思考と感情を手放しましょう。
 
 思考や感情が何であっても、 それが心の中に生じ、 消えていくのを観察しましょう。
 
 息を吸っては吐き、 ゆっくりと呼吸を続けます。
 
 苦痛な感情が 生じているのに気付いたら、 それらが浮かび去るのを想像しましょう。
 
 タイマーが鳴るまで、 呼吸を続けながら、
 
 思考と感情が やってきては去っていくのを 観察し続けてください。
 
 終わったら、 ゆっくりと数回呼吸をし、 ゆっくり目を開けてください。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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