「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

対人関係スキルの使用を妨げるもの (1)

2017年03月16日 21時48分31秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 対人関係スキルに対する 障害のいくつかを紹介します。
 
1. かつての習慣 -- 攻撃的な性質
 
2. かつての習慣 -- 受動的な性質
 
3. 圧倒されるような感情
 
4. 自分のニーズを見極められない
 
5. 恐れ
 
6. 好ましくない関係
 
7. 障害となる信念
 
 これらをひとつずつ見ていきます。
 
1. かつての習慣 -- 攻撃的な性質
 
 問題の解決方法は、 生まれ育った環境で 身につけてきたかもしれません。
 
 心理的圧力を利用して 人に影響を及ぼすテクニックは、
 
 「嫌悪させるやり方」 と呼ばれます。
 
 それら8つを紹介します。
 
1) 軽視する
 
   相手の要求や感情が妥当でなく、 正当性がないというものです。
 
2) 退く/見捨てる
 
   「私の望むことをするか、 さもなければ別れる」
 
   見捨てられる恐れは強力なため、
 
   多くの人はそれを避けるため 多くを諦めます。
 
3) 脅す
 
   「私の望むことをするか、 さもなければ傷つけてやる」
 
   典型的な脅しは、 怒るか、 相手の人生を惨めにするというものです。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]
 
(次の記事に続く)
 
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