どの関係も、 したいことをすることと、 相手のためにすることの、
微妙なバランスが必要となります。
自分の望みだけをしていたら、 すぐに怒りを買います。
相手のためばかりに傾けば、 その関係はつまらなく、 義務となってしまいます。
※ 練習8-4 「すべきこと」
あなたの信念や感情を表すものに、 印を付けてください。
□ 自分の要求を無視しても、 求められたものを与えるよう 努力すべきである。
□ 苦しい人を助けるのに必要なら、 何でもすべきである。
□ 常に思いやりと理解を 持つべきである。
□ 相手が与えたくないなら、 それを求めてはいけない。
□ 人々と行動を共にするには、 自分の感情や要求を 抑えるべきである。
□ 人に 「ノー」 と言うべきではない。 失礼である。
□ 自分の感情を表現して 誰かが気分を害するなら、 そうすべきではない。
□ 人の要求に対応すべきである。 彼らの要求が最優先される。
□ 誰も傷つけたり、 誰の気にも触るべきでない。
□ 人々の期待を 裏切らないようにすべきである。
印が多いほど、 自分の要求を否定する 可能性が高くなります。
それによって 自分の能力が抑圧されるなら、
その関係は無気力に行き着くでしょう。
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]