「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「私の欲求と私の義務」 の割合

2017年03月11日 20時01分20秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 どの関係も、 したいことをすることと、 相手のためにすることの、
 
 微妙なバランスが必要となります。
 
 自分の望みだけをしていたら、 すぐに怒りを買います。
 
 相手のためばかりに傾けば、 その関係はつまらなく、 義務となってしまいます。
 
※ 練習8-4 「すべきこと」
 
 あなたの信念や感情を表すものに、 印を付けてください。
 
□ 自分の要求を無視しても、 求められたものを与えるよう 努力すべきである。
 
□ 苦しい人を助けるのに必要なら、 何でもすべきである。
 
□ 常に思いやりと理解を 持つべきである。
 
□ 相手が与えたくないなら、 それを求めてはいけない。
 
□ 人々と行動を共にするには、 自分の感情や要求を 抑えるべきである。
 
□ 人に 「ノー」 と言うべきではない。 失礼である。
 
□ 自分の感情を表現して 誰かが気分を害するなら、 そうすべきではない。
 
□ 人の要求に対応すべきである。 彼らの要求が最優先される。
 
□ 誰も傷つけたり、 誰の気にも触るべきでない。
 
□ 人々の期待を 裏切らないようにすべきである。
 
 
 印が多いほど、  自分の要求を否定する 可能性が高くなります。
 
 それによって 自分の能力が抑圧されるなら、
 
 その関係は無気力に行き着くでしょう。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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