二人以上の人が 必要なものを得ようとするとき、
双方が同じものを 必要としている場合は楽です。
しかし 異なるものを必要とするとき、
或いは 一方が与えたくないものを 他方が必要とするとき、 トラブルが生じます。
人間関係を円滑にするには、 次のことができなくてはなりません。
・ 自分の望むものを知り、 それを言うこと。
・ 相手の望むものに気付くこと。
・ 自分が必要なものの幾らかを 得られるように交渉, または妥協すること。
・ 相手が必要なもののうち、 可能な分を与えること。
「自分の欲求と彼らの欲求」 の割合の バランスが大切です。
アサーションのスキルを使って、 対立の交渉をすることが必要です。
※ 練習 「私の欲求と彼らの欲求」
「私の欲求と彼らの欲求」 の 割合を評価します。
評価したい関係を選んでください。
「私の欲求」 の欄には、 あなたが必要とするものを 書いてください。
「結果」 の欄には、 その要求がどの程度満たされたかを評価しましょう。
「彼らの欲求」 「結果」 の欄は、 相手についての 同じ評価をしてください。
「私の欲求」
「結果」
「彼らの欲求」
「結果」
一方の要求が より満たされているでしょうか?
満たされない要求には どのように対処していますか?
それらは 非難や退いたりすることの 原因になっていますか?
これらを幾つかの関係で 評価してみましょう。
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]