「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

対人関係スキルの使用を妨げるもの (4)

2017年03月19日 19時43分05秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
3. 圧倒されるような感情
 
 慎重な意図も、 怒っているときには 水の泡となってしまいます。
 
 特に 虐待的な家庭で育った人は、 怒りで解離性遁走の状態になり、
 
 別人のような言動をすることがあります。
 
 コントロールを失い始めている信号に 注意をしてください。
 
 典型的な信号を挙げます。
 
・ 暑くなる, 頬がほてる
 
・ 心臓がバクバクする
 
・ 息切れがする
 
・ 手, 腕, 額, 肩が緊張する
 
・ 話し方が早くなる, 声が大きくなる
 
・ 誰かをやり込めたり、 後ろめたい気持ちにさせたくなる
 
※ 練習8-7 警告的な感情と行動
 
 コントロールの喪失を知らせる 警告的な感情と行動を 書き出してください。
 
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 感情に圧倒されているのに気付いたら、
 
 マインドフルな呼吸のスキルを 使ってください。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65154357.html
 
 ゆっくりと、 横隔膜呼吸をし、 呼吸に全ての注意を向けましょう。
 
 それによって落ち着き、 圧倒される気持ちを 遮断するのに役立ちます。
 
(次の記事に続く)
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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