「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

新宿区議会の傍聴

2024年12月03日 21時47分27秒 | 神宮外苑再開発 見直し
 神宮外苑再開発見直しについての 新宿区議会を傍聴してきました。
 議会を傍聴するのは初めてです。

 この日は、ラグビー場建設のために外苑の区道を一部廃止する という件についての議論でした。

 また、「子どもたちの笑顔をつくる神宮外苑を考える会」の大澤さんから、議決の前にパブリックコメントを要望するという陳情も出されました。

 区道廃止の計画について、疑義を唱える共産党やれいわ新選組など 野党側議員3人が質問し、計画を進める自公与党側の事務方(区役所職員)が答える、という構造でした。

 一人目の議員の質疑応答は思ったより“紳士的”なやり取りで、事務方の表面的な回答に議員がすんなり了解する という印象でした。

 二人目(れいわ新選組・さわいめぐみ)、3人目(共産党・沢田あゆみ)は、再開発計画は事業者の利益第一ではないか、結論ありきで計画が進められ議会軽視ではないかなど、重要な問題点について訴える質問もされました。

 しかしそれに対する回答は、東京都が認めているから新宿区はそれに従うだけだとか、法令上は問題ないのでこのまま進めるなど、ごまかしや言い逃れのようなものでした。

 吉住新宿区長は小池百合子の言いなりで、計画のために法令のほうを変えてしまったのが実情です。
 本質的な議論が深められず、問題解決に向かわない 不信感も抱いてしまいました。

 パブリックコメントを求めるという陳情も、公募する時間がないという意見のため 結論が出ず、「未了」となりました。
 これは審議継続という意味ではなく、実質的には不採択ということだそうです。

 議会のあとは、「外苑を考える会」の大澤さんなどが、区役所の前でスタンディング(街宣行動)を行ないました。

 パブリックコメントの時間がないという言い訳ではなく、公募するために計画を後ろ倒しにするのが本来ではないか という批判が出ました。
 なお公明党は 本心は不採択だが、それだと文句を言われるので 未了にしたのだということです。

 また、今まで事業者は、三井不動産,伊藤忠商事,明治神宮,日本スポーツ振興センター(JSC)の四者でしたが、新宿区も事業者に加わったそうです。
 新宿区自身が、批判される計画を実行する側になってしまったわけです。

 水面下で進められてしまっていた計画に対して、住民や議員も無力なのかという理不尽も感じてしまいますが、心子にも恥ずかしくないよう、最後までできることをやっていかなければと思います。


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