自殺行動の 差し迫った警告サイン
(所有物を譲る, 遺書を書く, エネルギーの増加を示す) には
注意を払いましょう。
○ 衝動的な自殺行動
大多数の人たちが 自殺企図気直前に 何か警告サインを出します。
しかし 致死的な自殺企図をした人の 約30%が、
自殺について 5分未満しか考えず、 兆候を示さなかったということです。
実に多くの人が 衝動的な自殺行動をします。
自殺行動のお膳立てとなる物事として、 長期的な危険因子をリストアップします。
・ 過去の自殺企図
・ 自殺行動の家族史
・ 簡単に手に入る自殺手段
・ 自殺モデルの存在 (頻繁に報道された自殺)
・ 結婚生活や恋愛関係での問題, 仕事での問題, 友人との問題
・ よそ者であるという 慢性的な気持ち
・ 医学的問題
・ 身体の痛み
・ 不安
・ 絶望感
・ 硬直した思考
・ 不眠
・ 激しい興奮状態
けれども これらも一部に過ぎません。
これらの危険因子があれば、
あらゆる悪い知らせ (失業や失恋など) が 止めの一撃になるので警戒しましょう。
このようなことが起こったら、 すぐ専門家の手を借りましょう。
○ 感染の影響
長期的な危険因子の中に、 自殺モデルの存在があります。
伝染と呼ばれます。
広く報道される自殺があると、 不可避的に他の自殺が起こります。
有名人の自殺は、 絶望感, 怒り, 生きるに値する人生への 疑念を増す、
と言います。
自殺の許可が得られると 信じる人もいます。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]