朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

インターネットと広告

2017-01-29 | もろもろの事

SNSの代表例であるFacebookを使い始めたのが2010年ころでした。このサイトは原則的に「実名主義」なので、大まかには経歴などは事実を記載してきました。

すると、最近、こんな広告が画面に時々現れるようになりました。

パーカーという衣料、英語では hoodie sweatshirt でしょうか。

この服に書かれている文言は、CCNYなる大学卒業生(老齢の)を対象とした製品です。

意訳すると、「CCNYを卒業した老人の能力を軽視するな(馬鹿にするな)」 でしょうか。注文を受けたら世界中に出荷しますと書かれています。

いわゆるターゲットマーケティング、年齢、性別、そして卒業大学の情報をもとにして、個人別に広告を投げかかています。普通、この種の大学関連商品は、その大学のブックストア(大学生協のような店舗)に行くと大学名のはいったTシャツや帽子、タオルなど多数売っています。でも、高齢者OB向けは恐らくおいていないでしょう。そんな人は大学を再訪しないから。

CCNYという大学は、ニューヨーク市マンハッタン島に位置するのですが、コロンビア大学(私立)よりかなり北にあります。治安の悪い黒人街を通って丘の上にキャンパスがあります。一応塀で仕切ってありましたが。地下鉄駅からキャンパス入口までの200メートルくらいの距離は学生一人では歩かないようにアドバイスされていました。

CCNYは、CUNY(NY市立大学)を構成するいくつかのカレッジの中で旗艦となる大学ですが、コロンビア大学やニューヨーク大学(私立:ローア・マンハッタンあり、日大のイメージに相当する街中キャンパス)に比べると、ブランドとしては少し劣ります。ですが公立なので、学費が安く、夜間授業もあるので、経済的に貧しい人たちが通学しています。ここの学部を良い成績で卒業して、大学院は著名大学大学院に奨学金を獲得して進学するのが、貧乏人のNYっ子の昇進ルートになっています。

他の大学へのhoodie、やシャツにも、Never underesimate an old man ... と書かれているのかどうか気になるところです。

 

コメント
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