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Mikuのブログ

幸福実現党が神奈川県議会議長に「いじめ防止策強化」を要請

2016-12-03 18:31:46 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

福島県から横浜市へ自主避難してきていた男子生徒が、数年間に渡りいじめを受け、不登校となった胸中を明かす手記を公開したことは、記憶に新しい。多くの人が、卑劣ないじめに対して憤りを覚え、胸を痛めた。 

この事件を受け、幸福実現党神奈川県本部の壱岐愛子副代表は、2日、神奈川県庁を訪れ、森正明県議会議長へ、文部科学大臣に対して「いじめ防止対策推進法」の改正を働きかけるよう、以下の陳情を行った。

 

一、いじめを隠ぺい、加担、放置した教師、学校、教育委員会に対する減給、停職等の処罰規定を設けること。

 

幸福実現党は、「いじめ防止対策推進法」を改正し、いじめを放置・隠ぺいするなどした教員や学校への罰則を設けるべきだと訴えている。さらに、認知しづらいインターネット上のいじめについて、関係諸機関との連携強化により、徹底した防止活動を実施する必要があると主張している。 

「いじめ」と言っても、その手口は陰湿で、犯罪行為と何ら変わらない。冒頭で触れた事件では、生徒は、「ばい菌」と呼ばれたり、「賠償金をもらっている」などと言われ、いじめグループから計約150万円もの金銭を巻き上げられたりしていた。暴力も継続的に受けており、生徒は不登校になった。 

生徒は、いじめを受けていることを、何度も学校に報告していたが、信用してもらえなかったという。また、学校側は、生徒が加害者に金銭を渡していたことを把握しておりながら対処していなかったということも発覚した。 

生徒の保護者が、生徒が5年生であった2014年に、神奈川県警に相談し、県警が関与していた同級生らに調査を行った。学校側は県警からの報告を受け、事実確認をしたものの、同級生らに十分な指導を行っていなかったという。 

このような背景からも、幸福実現党が主張する、いじめ事件における学校・教員の責任の明確化が必要であることが分かる。 

全国の学校が、子供たちが安心して学び、善悪の判断基準を身に付けた立派な青年へと成長できる場になることを望む。(片)

 

【関連記事】

2016年11月19日付本欄 横浜市原発避難いじめ発覚直前 隠蔽した教師への処罰明記、遠のくhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=12209 

2015年9月号 不登校はこうすれば解決できる - 再登校率96%以上の支援スクールが実践する「新常識」http://the-liberty.com/article.php?item_id=9934

─ ─ ─ ─ ─

その後の報道で、このクラスの担任教師までも、クラス全員のいる前で被害生徒の名前の後に「キン」をつけて呼んでいたことが発覚した。しかも被害生徒が相談した後だというのです!

教師曰く、「菌」のつもりではなく、当時クラスでアニメ映画からそうした呼び方が流行っていて、親しみを込めてそう呼んだのだという。

しかし、生徒が「ばい菌」扱いされ傷ついているということを考慮出来たならそのようには呼ばないでしょう。

また、何度も相談していたのに、信じてもらえなかったというのですが、いじめ被害者がいじめを告白するのは相当の勇気がいります。それを無視したのですから、もはや教師の前に人間としてどうなのか?と思えてくる。

因みにいじめ防止法によると、いじめられていると訴える生徒がいたらその瞬間からいじめがあるとの前提で教師は事に当たらなくてはならないはずです。しかし、その法に背いてそうしなかいからといって教師は何も咎められることはありません。問題が大きくなったらマスコミが騒いぐけど、そうなったら、しおらしく「申し訳ありません」と言えば、教師を続けられます。

つまりいじめ防止法は「海賊の掟」程度のもの「目安」でしかない。

この教師のこうした態度で思い出したのが、大津のいじめ自殺事件です。このいじめでは教師が実際にいじめの現場を何度も目撃していたのに、それをやめさせようともせず、笑いながら見ていたという信じられない事実が明るみになった。

いじめが犯罪というその理由は、この記事にもあるように、

「ばい菌」と一個人への中傷。

「賠償金もらっているんだろう」と多額の金銭を要求。(脅迫、窃盗)

暴力。

こうしたことがいじめ行為の実態であるからです。

中には、報道されているような、凄惨なもの、そして表に出ないような性的暴力もたくさんあります。

昔、聞いたリンチと同質ではないかとも思うのですが、当時のリンチは警察へ逮捕され少年院送り、学校は当然退学という処分であったと記憶しています。またリンチには被害者加害者の関係性がはっきりしているのに対し、今のいじめでは被害者と加害者の関係性はあまりなく、ただ、目を付けただけということが多い。

また、学校の担任までも加害生徒と一緒になって被害生徒のいじめに加担する、あるいは知らぬふりをするということが、もし、伝統的に日本全国の学校で行われてきたことだとするならば、そうしたことも一掃する時代が来たと捉えるべきだと思います。

民度を上げるよい機会でしょう。

学校は実質的には警察が安易に入り込めない「自治区」のような状態です。

つまり、閉鎖的な社会になっています。

そのように閉鎖された学校内で、問題が起きたなら、それを速やかに解決し、生徒たちがいち早く平穏な日常を取り戻せるようにできるのは、身近な大人である教師しかいません。

しかし、教師がそれを怠り、そのように閉鎖された学校内で、個人への中傷行為。脅迫窃盗、暴力行為が行われ、それを止める者がなく、毎日のように数年に渡り行われるというのは、そこはもう学校ではなく監獄かあるいは拷問棟となっているということです。

監獄と言っても、この状態だと、日本の監獄の方がまだ勉強に適していると言えるでしょう。日本では監獄などという呼び名も使われない。アメリカでは場所によっては看守が行き届かず、暴力が横行していると聞きます。そんな所と変わりない状態といえるでしょう。

教師たちはいじめを知っていながら隠ぺいするということは、その瞬間から教師ではなくなり、拷問棟「北朝鮮強制収容所」の看守も同然と堕したということです。

「北朝鮮強制収容所」の画像検索結果 

「北朝鮮強制収容所」の画像検索結果


こうした人たちと同類です。

しかし、実際にいじめ隠ぺいした教師は自分がどれだけ重い罪を犯したのかなど、わからないでしょう。

実際どうでしょう、いじめ隠ぺいした教師の中に、こうした間と同じことをしていたのだと自分自身で思える教師がどれくらいいるでしょうかね。

教師自身にも、いじめつまり生徒の犯罪行為を増長させたのだという間違いを、ある程度わかってもらうには、罰則規定が必要不可欠です。

学校が「強制収容所」も同然の今、学校を改革する必要があるのは誰の目にも明らかです。

本来は、憲法に「善」「悪」を教えることができる道徳を教えるための、宗教教育を盛り込むことがいじめ防止の一番の効力なのですが、

今の時点でできることは、早々にいじめ防止法に、隠ぺいした教師、およびいじめに加担した教師に対しての罰則を盛り込む必要があります。

 

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「いじめ防止法対策推進法」の見直しを!

2016-11-30 19:21:21 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

[HRPニュースファイル1731]

http://hrp-newsfile.jp/2016/2982/

幸福実現党・政務調査会 佐々木勝浩

◆「助けてくれる人はどこかに必ずいる」

先日、原発事故で福島から横浜に避難した男児が、通っていた小学校でいじめを受けていたことが報道されました。

報道によると、男児は繰り返し暴力を受け、「(東電から)賠償金をもらっているだろう」と脅されたうえに、遊ぶためや食事代として総額で約150万円に上る現金を要求されていました。

いじめがあったことは学校も把握していましたが、両親からいじめ被害の相談を受けた後も、1年半にわたって適切な対応がとられていませんでした。

第三者委員会は、調査報告の中で、「教育の放棄に等しい」と厳しく批判し、教育長は謝罪した上で、「校長の処分も検討する」としています。
  
いじめを受けていた男児は、弁護士の記者会見を通じて「なんかいも 死のうとおもった」「でもしんさいで いっぱい死んだから つらいけど ぼくはいきるときめた」という手記を公表しました。

手記を公表した理由は、「全国の学校で絶えない『いじめ自殺』がなくなることを願う思い」があったからだそうです。

自分と同じいじめを受けている子供たちに対して「助けてくれる人はどこかに必ずいる」とのメッセージを添えています。

全国で起こっているいじめをなくすためにも、この子供の勇気を決して無駄にしてはなりません。

◆報道されるいじめは氷山の一角

限りない愛情を注いで育んできた我が子がある日突然、自ら命を絶ったとしたら、その悲しみは想像もつかないことです。

報道されているいじめ問題は氷山の一角で、私が知っている限りでも学校がいじめを隠ぺいしているケースは他にもあります。

私達は、今もいじめの渦中にあり、学校が解決してくれず泣き寝入りしている児童生徒、保護者の皆さんに助けの手を差し伸べなければなりません。

子供たちが希望に向かって夢を描き、安心して学べる環境をつくってあげる必要があります。

◆いじめ不適切対応で校長ら懲戒処分

こうした中、11月29日の報道によると、東京学芸大附属高校で、去年、生徒がいじめを受け、セミの幼虫をなめさせられたり、手首を骨折する等のいじめを受けていたことが明らかになりました。

学校側は、保護者からの申し出で、関係者から聞き取りを行いましたが、生徒の心身に危険が及ぶ「重大事態」だったにもかかわらず文科省への報告が遅れるなど対応が不適切だったとして、校長ら4人が戒告の懲戒処分になりました。(11/29 NHK)

このように、いじめ事件の報道が再燃する中で、学校側に対して処分を求める空気も生まれています。

◆「いじめ防止対策推進法」の見直しを

平成23年に起きた大津市のいじめ事件をきっかけに、平成25年には、「いじめ防止対策推進法」が施行されています。

しかし、同法では、いじめを行なった児童生徒に対する「出席停止」等の処罰事項はありますが、教師などに対する処罰規定はありません。

試行3年目を迎えた「いじめ防止対策推進法」は、付則にあるように、法改正を含めた「必要な措置を講ずる」時期が来ています。

いじめを解決するためには、学校や教師のいじめ解決の情熱がどうしても不可欠です。また一人の教師が抱え込まないように学校も一丸となって解決する必要があります。

現在、幸福実現党は、子供たちを守るために全国の地方議員を中心として、「いじめ防止対策推進法」の中にいじめを隠ぺい、加担、放置した教師、学校等に対する処罰規定を設けることを求めていく活動を展開しています。

◆子供の未来を守るために

おそらく教職員を支持母体に持つ共産党等が「労働者である教職員」を守るために反対するでしょう。

労働者として教師の生活を守ることも大切かもしれませんが、では、誰が子供を守るのでしょうか?

教師の使命は、「子供の未来を守る」ことです。

犯罪まがいの恐喝や暴力に対して学校が指導できないとすれば、それは教育ではありません。何が正しいかを学校が教えなければ「犯罪者」を社会に送り出すことになります。

実際に学校のいじめは、卒業後も続き犯罪にエスカレートするケースも出ています。

子供の未来を守ることは私たちに課せられた責務なのです!


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いじめ防止法への「懲戒規定」の改正で、子供たちをいじめから守ろう!

2016-11-25 10:05:10 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

[HRPニュースファイル1727]http://hrp-newsfile.jp/2016/2975/

幸福実現党・宮城県本部副代表 HS政経塾5期生 油井哲史(ゆい てつし)

◆いじめにおける学校と教育委員会の隠蔽体質

原発事故が起きた福島県から横浜市へ自主避難していた中学1年の男子生徒がいじめを受けて不登校になっている問題で、生徒が小学5年生の時、加害者に金銭を渡していたことを学校側が把握しながら、十分な対応を取っていなかったことが明らかとなりました。

学校と教育委員会との隠蔽体質、事なかれ主義はいまだに続いているようです。

2011年10月、いじめを苦に大津市の中学2年生の男子生徒が自殺したことを受けて、「いじめ防止法」が制定されましたが、この際、学校と教育委員会の隠蔽体質が明るみとなり大問題となりました。

近年では、2014年に山形県天童市の中学1年の女子生徒がいじめを受けて自殺した問題では、担任や部活顧問がいじめを知っていたが対処を怠り、責任者に報告や相談をしていませんでした。

今年8月に自殺した青森県東北町の中学1年生の男子生徒も担任に「椅子を蹴られる」と相談し、学校側は認知していました。

宮城県仙台市では中学1年の男子生徒がいじめを受けており、学校側の対応が甘かったため、2014年秋にいじめがエスカレートした後に自殺。生徒を担任が「転校した」とクラスの生徒へ説明していました。

いじめ防止法の施行から3年。残念ながら、被害を受けた子供が自らの命を絶つ悲劇は後を絶ちません。文部科学省のまとめでは、2013~15年度にいじめを原因に自殺した子供は23人に上ります。この悪の連鎖を止めなければなりません。

◆いじめ隠蔽への懲戒処分を法律に組み込め

法律があっても機能しなければ、意味がありません。いじめ防止法の課題は、被害者よりも教師や学校、教育委員会を守る制度となっており、いじめを取り締まる処罰が弱いからです。

現在、いじめを隠ぺいした教師や学校への処罰が明記されていないために、いじめの抑止力として機能していません。いじめを放置する教師を正していくためにも、いじめ隠蔽への懲戒処分を法律に組み込むべきです。

生徒がいじめで自殺しても大半のケースでは教師が懲戒されることはありません。青森や仙台のいじめ事件でも懲戒の公表はされていません。

山形の事件では、担任と部活顧問を減給10分の1(3か月)の懲戒処分になっており、ある程度、評価はできます。しかし、いじめを放置して死に追いやったことを考えると軽い処分であると言わざるを得ません。

◆いじめ防止法が順守されていない

いじめ防止法はいじめの防止、早期発見、いじめの対処などにおける様々な規定、そして「責務」はありますが、それを順守させる「罰則」がないために法律が完全に機能していません。

たとえば、今年3月、文部科学省の調査によって、いじめの「重大事態」があった際、都道府県や市町村の教育委員会の首長への報告が義務づけられていますが、それが守られていないと分かりました。

2014年度、子供がいじめによる自殺や大けがなど疑いがある92件中14件が首長への報告義務を怠っていました。このような文部科学省にも報告されず、首長にも報告されずに学校で握りつぶされた場合は、この数字には出てこないため、闇の中に隠されることになります。

また、いじめ防止法にはアンケートなどでいじめ調査を行うことが規定されていますが、いじめ問題に取り組むNPO「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」によると、いじめの相談を受けていると学校でアンケートや面談などの調査が行われていないケースもあると言います。

子供たちの悲劇を予防するために「いじめ防止法」は制定されました。形だけの法律ではなく、いじめ予防への機能を果たすためにも改正を通して、「懲戒規定」を定めていかねばなりません。

◆教育界に正義を取り戻せ!

今なお、教育界の闇は深く、善悪の判断基準はありません。

教育基本法第一条に教育の目的を定めています。

「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」。

日本の教育に正義を取り戻し、いじめに真正面から取り組んで、いじめから子供たちを守らなければなりません。


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自分の児童、学生時代の教師もこんなもんだっただろうか?

ただ、子どもの頃、教師の考えていることはわからないにしても、感覚として、こういう人だなと、捉えているもので、その捉え方が友達と違っていても、結構、頑固にその見方を変えなかった。

友達が、「とってもいい先生だ」といったとしても、おばさん先生には要注意だった。後でわかったことだが教師はほぼ日教組だというではないか。だから、今でもその感覚は生きていて、そうしたおばさん先生と、左翼の女性たちが完全に重なってしまった。たとえば、共産、社民系の女性。ヒラリーなどもこの部類に入っている。だから、ヒラリーのいったいどこがいいのかさっぱりわからないのです。

教師というのは、長期休みの他は、親よりも子供たちといる時間が長いのではないか?と思える。少なくとも、朝から午後の活動時間は学校にいることになるのだから、当然、子ども達の命を預かるという認識でいるだろうと、思い込んでいる。

ところが、教師の方は、授業の他はほとんど、職員室にいて、子どもの事はまったく見ていない。

休み時間に、子ども達が何をしているかは、まったくわからない状態。

自由といえば、自由だが、その自由がほぼ無秩序になっていたと記憶している。

だから、年が上がるにつれ、しっかりしてくる生徒達と、どうもおかしいと思える生徒達とに別れてくる。

しっかりしてくる生徒達といっても、こちらは“普通”に真っ当に成長している側です。

おかしいと感じる生徒達は、将来、犯罪者になるんじゃないだろうか?と、思ったものだ。

私は、同窓会へは行ったことがないので、そのおかしい生徒達がその後どうなったのかは知らない。

おかしいと感じたことや普通と感じたことは、当時の私の感覚です。その人たちなりに、立派になっているとは思います。

ただ、学校ってこんなんでいいのかな?と事あるごとに感じてました。

そして、幸福の科学や実現党で学んで、その疑問がなんだったのかを知ったということ。

知れば、知るほど、この平和な日本の中で、学校だけは教師たちの隠ぺい体質によって、あの塀の中はバトルロワイヤルの世界そのものであって、何事もなく、楽しく学校生活が遅れること自体が、物凄い奇跡的なことであると思えてくる。

学校とは、日教組の作り上げた傑作中の傑作。

日教組いや、コミンテルンの描いた“理想郷”がやっと現代になって出現したといえる。

闘争と破壊の世界だ。

その学校を、本来の、教育の場へと奪還できるのは、幸福実現党以外にないです。

幸福の科学、幸福実現党が、学校とは本来どのような場なのかを、よく知る唯一の人たちの集まりであるとつくづく思います。

だって、今現在国会で、このいじめ問題に対し、誰も、何もできないではないですか?

教師への懲戒処分の明記すら、教師が反対するからと進められない始末。

これは、地方議員も国会議員も教師連盟の票が欲しいからでしょう。

これもまた、自己保身です。

大人たちのつまらない自己保身で、いじめの加害者も被害者も増え、どちらの子ども達も見殺しにしているわけです。

このような、国が本当に素晴らしいと言えますか?

いつまでも、正しい判断が出来ない国民。

歪んだあの韓国、北朝鮮や中国と重なるのは私だけでしょうか?

 

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大学入試改革によるゆとり教育復活の危機

2016-11-11 13:56:40 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策
[HRPニュースファイル1717]http://hrp-newsfile.jp/2016/2963/

幸福実現党神奈川県本部副代表 HS政経塾 第4期生 壹岐愛子

◆新テスト導入は教育改革になりうるのか


文部科学省は、「大学入学者選抜改革」として2020年度から大学入試センター試験を改め、新テストを導入する計画です。現在大学側と文部科学省で会合が繰り広げられていますが、様々な問題が浮き彫りになっております。

たとえば開催時期は1月のままで変更なしにも関わらず、記述式になれば、多数が受験する私学は「採点が間に合わない」問題も発生してきます。

対策として、文部科学省が解答文字数の少ない一部の問題を、大学入試センターで採点する案を新たに検討しているなど、制度面において大学側に大幅な負担を増やし、大学入試に携われる関係者を混乱させております。

◆公平性が疑問視される「思考力・判断力・表現力」重視の新テスト

文部科学省による「大学入学者選抜改革」は、「確かな学力」のうち「知識・技能」を単独で評価するのではなく、「思考力・判断力・表現力」を中心に評価します。 

従来の「教科型」に加えて、「合教科・科目型」「総合型」の問題を組み合わせて出題する予定です。新しい試験では「人が人を選ぶ」個別選抜を確立していくことに重きを置き、将来的には「総合型」に集約する方向性です。(文部科学省ホームページより)

この背景には、従来のセンター試験方式は、知識の再現を一度の一斉試験で問うもので「評価が偏っている」とみている点があるからです。しかし、本当に評価は偏っているのでしょうか。

大学入試で一定期間みっちり勉強して基礎学力をつけることはその後の人生において必要なその人の胆力を鍛えることにつながります。

テストで合理的に判定されることは悪いことではなく、努力した人が報われる点においては至って公平な評価です。

むしろ改革後に重きをおく「思考力・判断力・表現力」を評価する方式では、採用する人の考えによるところもあり、恣意的な介入が入る可能性は十分にあり公平を保つことは難しくなっていくでしょう。

◆ゆとり教育がもたらした、学力低下と不登校増加

知識の詰め込みを悪とする考えは、ゆとり教育の再来を感じさせます。2002年にゆとり教育が本格的に導入されてから日本の子供の学力は大幅に低下し、結果的に私立受験や塾通いする子供が増大し、公立高校の存在意義を貶めることになりました。

また、ゆとり教育が本格的に始まってから、不登校生数も増えているのが実状です。

大学入試で培った経験はたとえ志望校に合格しなかったとしても、努力した経験は糧となり、その後の大学、社会で生きていくための強さを養うことにもつながります。

これまでの大学入試は知的訓練を行う上での大きなモチベーションにつながっていることを見落としてはいけません。

◆学校・塾間で切磋琢磨していくことが質の高い教育を生む

学力を底上げしていくことは、国家を下支えしていく大きな力になります。

今回の「大学選抜制度改革」により、知識を教えることを主としていた塾の存在は大きく揺らぐ可能性がでてきます。

しかし、塾のようにサービス・質の高い教育があるからこそ、日本はゆとり教育後もなんとか世界上位クラスの学力を維持することができました。

今、国家がすることは大学入試の制度の中身を変えることではなく、公教育にそのものの質を上げ、切磋琢磨していく環境を整備してくことです。

幸福実現党は、教育分野に市場原理を導入する必要性を掲げ、全国学力テストの公開、教育バウチャー制度の導入など、学校間での競争を促してまいります。
 

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大学全入時代で経営危機 教育の原点は個人の熱意

2016-11-10 08:14:51 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

大学入学希望者数が入学定員総数を下回るという、大学全入時代。定員割れや退学率の上昇などで大学が経済難を迎えている。 

朝日新聞と河合塾が行った共同調査「ひらく日本の大学」によれば、全国の大学を対象として「学生数の確保より入学者の学力の保証を重視する」「入学者の学力の保証より学生数の確保を重視する」のいずれか近い方を選んでもらった結果、「学生確保重視」と答えた大学が32%、「学力重視」は61%となったという(7日付朝日新聞)。3割以上の大学が、学生数の確保に苦心している現状が透けて見える結果だ。 

実際に日本私立学校振興・共済事業団の調査によると、2016年度では四年制の私立大学の44.5%、短大に至っては66.9%もの学校が定員割れを起こしているという。また、いったん入学しても、退学する生徒も少なくない。文部科学省の調べによると、2012年の年間の大学中退率は2.65%で、2007年度の2.41%から上昇している。 

この現状を打破するため、大学側は様々な取り組みを始めている。 

その一つが、教員任せになりがちでチェックが働きにくい授業内容の向上だ。神奈川県の湘南工科大学では、教員養成の一環として、模擬授業について教員同士で意見を交換したり、講義形式の教員研修を始めている。 

また、「授業に出席しない」学生への対策として、保護者が自分の子供の出欠状況や成績を確認することのできるサイトを開設した大学も出てきている。 

激しい競争の中、各大学が生徒・保護者にとっての魅力を高めるため、授業内容やサービスを向上させる努力は確かに必要だ。 

しかし、例えば大学生になって親に出欠状況を確認される状況が、本当に大学生の成長につながるのかについては、疑問が残る。学生が社会で活躍できる人材になる場として大学が機能するためには、別の視点が必要ではないだろうか。 

 

理想の大学とは

制度をいじる前に、教育の前提としてどうしても必要なのは、一人ひとりの熱意である。 

近年は、「就職したくないからとりあえず大学に入る」という学生も増えている。このような状況で、どうすれば、熱意ある学生を集めることができるのだろうか。考えるヒントになる一つの事例が、幕末に吉田松陰が教鞭を取った松下村塾だ。 

松下村塾では、人間として、武士としてのあるべき姿を説く「士規七則」を掲げ、実学を身に着けるだけでなく、人間学や武士道が説かれた。松陰の気迫に弟子入りを懇願する青年は後を絶たず、建物の外にあふれるほど塾生が集まり、のちに総理大臣となる人物など、明治の社会に影響を与えた優秀な人材が数多く輩出された。 

現代の大学に必要なのも、学生たちの心の中に眠る理想を目覚めさせ、向学心を引き出すような高い理想だろう。 

2015年に千葉県長生村に開学したハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)は、現代の松下村塾を掲げている。HSUは、大学として認可を受けていない「私塾」だが、初年度から定員を超える学生が入学している。 

その特徴は、教育・研究活動の根底に「他者への愛」や「人類への貢献」といった宗教思想があることだ。大学に入り、学ぶ意味や自分の人生の意味をも見いだせないことに悩む学生は少なくない。確かに、自分のためだけの努力はなかなか続かない。他者のため、社会のために自らの人生を捧げるという宗教心に基づく使命感があってこそ、苦難や困難を乗り越えることも可能になる。 

教育制度を変えることによって、ある程度は、生徒を集め、退学率を下げることも可能だろう。しかし、それだけでは受け身の学生しか生まれない。根本的には、大学の側が、「学生に、そして社会に、どのような良き影響を与えられるか」という教育の原点に立ち戻ることが求められているだろう。(志/晴)

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「いじめ」は解決できる!【3】

2016-10-24 21:36:07 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

[HRPニュースファイル1711]

http://hrp-newsfile.jp/2016/2944/

幸福実現党・政務調査会 佐々木勝浩

◆いじめ解決のステップ

「いじめ解決のステップ」で最初に大切なことは、保護者が子供を守る覚悟を固めることです。

そして担任に相談。担任に指導力があれば解決しますが、解決しない場合は、学年主任⇒校長⇒教育委員会、最後は第三者機関等の順で申し入れを行うことです。

今回は、お母さんの知り合いに元児童相談員の役職を務めた方がおり、その方が校長にいじめを解決するよう話しに行ってくれるとメールがありました。 

私は、その結果を待つことにしました。

◆校長への要望書提出

しかしその結果は、皮肉なものでした。校長先生の返答は「その件は、担任に任せている」だったのです。 

私にとっては、それも想定内だったので、次の「いじめ解決のステップ」に入ることにしました。

お母さんの覚悟も決まったし、母に対するA君の信頼も出来てきたので、第三者機関からの「学校への要望書」を出す判断をしました。

お母さんには、A君が「いじめを受けた経過」をまとめてもらっていたので、私の方で校長宛に、お母さんの要望を反映させて「教育者として、いじめを解決してほしいというお願いと、学校に対する具体的要望」を書き上げました。 

学校への要望書提出の際には、私も同行しようと思っていましたが、お母さんが自らが一人で面会し、3月18日に校長先生に提出しました。

校長先生は、いろいろ話を聞いてくださったようですが、後で要望書も読んでおくとの解答でした。

翌日、校長先生は再度事情を聴く場を設けてくださり、いじめた生徒に謝罪を設ける場をつくること、再発しない具体的な処置もしてくれることになったのです。 

当初、「謝ってもらわなくてもよい」と相手方に伝えてしまっているので、お母さんも、そこをどう言ったらいいかという相談もありました。 

私は、暴力で登校拒否寸前になっていることや、相手から自宅に電話があったり、訪ねてきたりしている状況が続いているので、謝罪はしてもらわないと解決しないとアドバイスしました。 

最後に、一つだけ不安だったのは、謝罪の場が、話し合いの場になってしまい、「いじめた側も悪い」と相手側が言ってこないかということです。

要望書には、そうならないように、「暴力と脅しの事実」に対して謝罪してもらうことを加えました。

いじめ解決のノウハウを持つ「いじめから子供を守ろうネットワーク」からの協力もいただいたことで、当日は相手側も謝罪し、スムーズに終わることができたとお母さんから報告がありました。

「学校に来ないと殴る」とA君を脅していたC君は、B君から言われてやったことで悪気はなかったと語ったそうです。

C君にとっても、これでいじめに加担させられるしがらみから解放されることになったのではないかと思います。 

学校側は、指導力のある先生を担任にすること、いじめた生徒と階を別にすること、同じマンションの面倒見の良い子を紹介して登下校できるようにすることなど、再発防策を打ってくれることになりました。 

いじめた側からの謝罪を受けることで、お子さんも笑顔が戻り元気に部活にも出るようになったそうです。ただ3ケ月、半年は、注意してくださいとお母さんに伝えました。 

こうして1月初めに相談を受け、3月25日、解決することできたのです。

◆いじめた側の生徒の指導

いじめを扇動していたB君は、孤独で友達がなく自分の子分を持つこと、暴力の力でしかコミュニケーションを図れないということです。

おそらくは親子関係にも何らかの問題を抱えているはずです。B君に関しても誰かがしっかりと相談に乗り、指導してあげなければならなかったのです。

最後に、担任や校長への批判めいた話も書きましたが、決して学校を責める気持ちはありません。なぜなら、私自身も教壇に立っていた立場で、思うようにいじめを解決できなかったからです。

アメリカには、「いじめを解決するプログラム」などもありますが、日本の学校にはそうした指導が遅れています。学校にも、「いじめを解決するプログラム」が必要なのです。

私がいじめ解決が出来たのは、下記の団体からのアドバイスがあったからです。

■いじめ解決率9割!「いじめから子供を守ろうネットワーク」とは!?
http://thefact.jp/2016/1427/


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「いじめ」は解決できる!【2】

2016-10-23 13:58:04 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

[HRPニュースファイル1710]http://hrp-newsfile.jp/2016/2942

幸福実現党・政務調査会 佐々木勝浩

◆クラス担任の対応

A君が暴力を受けてケガをした日の夕方、お母さんは担任の先生に電話を入れました。

すぐに担任の先生は自宅に訪ねてきて、翌日A君を休ませましたが、翌々日の朝から担任の先生が自ら迎えに来るようになったそうです。 

私はそれを聞いて、担任の先生はいじめを解決しようとしているのかと思ったのです。ところがよくお母さんから話を聞いてみるとそうではありませんでした。

担任はA君の登校の時間をずらして、自分のクラスではなく特別教室で自習させていました。おまけに休み時間もずらして取らせていたのです。

つまり、「いじめているB君とC君」が「いじめられているA君」が会わないように、A君を特別教室に隔離したのです。

お母さんに尋ねてみるとA君の他にも特別教室には10名の生徒がいることもわかりました。 結局、学校のいじめ対策は、「いじめられている生徒を隔離する」という方法だったのです。

いじめを受けている生徒を隔離して、いじめている側の生徒に適切な指導がなければ、この学校からいじめがなくなることはありません。

そして、明らかにいじめを受けている側の生徒の授業を受ける権利を奪っています。

◆解決へ進展したと思ったが・・・

1月初めに私が相談を受けた時、お母さんの希望は、A君を特別教室ではなく「自分のクラスで授業を受けられるようにしてあげたい」というものでした。

2月に入って少し状況が落ち着いたころ、お母さんから「担任との話で子供が好きな教科だけ授業に戻るといことになった」との連絡がありました。

その際、担任は、お母さんにこう言ったそうです。 

「いじめた生徒もかわいそうだから、他の人にその生徒の名前を話さないようにしてください。」

これを聞いた時、「担任の先生は本気でいじめを解決しようとはしていない」と確信しました。

担任は、いじめが外に知られないように、お母さんとA君にいじめを受けていることを話さないよう口封じをしただけです。

◆転機

その直後、事件は起きました。 

A君が、B君に、自分が授業に出る際、「自分と接触しないでくれ」と直接、電話を入れたのです。

これに激怒した担任の先生が、「なぜ、いじめていた生徒と接触したのか」とすごい剣幕でA君を叱りました。

担任の先生は、お母さんにも電話を入れこう言いました。

「いじめた生徒と会わないように努力をしているのに、A君自身が相手に電話をして接触するとは何事ですか!だったら全授業、出ればいいじゃないですか!」

ピンチはチャンスです。この事件が、逆にお母さんとA君の絆を深めるチャンスになると私は思いました。

私はお母さんに、こうアドバイスしました。

「A君は、B君の方から自分に接触してくるので、『授業の時にのぞきに来ないでね』(いじめたB君は別クラス)と電話を入れたのです。相手に接しようとしたどころか、接してこないように勇気を出して電話したのだから、担任から責められる理由はありません。逆に、電話した勇気を褒めてあげてください。」

「むしろいじめた側が、お子さんに電話をしてきたり、自宅に訪ねてきたりしているのだから、担任は、いじめた側を指導しなくてはならないのです。」 

さらに大切なこととして私はお母さんに重ねてアドバイスしました。

「クラスに戻ることを優先して、無理に授業に戻したらお子さんを追いつめることになります。無理はさせないでください。」 

もしお母さんも担任に言われるままに、A君を責めてしまったら、A君は居場所がなくなります。

その後、お母さんから「あなたは間違っていない、よく相手に勇気を出して電話したねと話してあげたことで息子はだいぶ楽になったようだ」と電話がありました。 

これがきっかけで、A君に「母が自分を守ってくれる」という信頼が生まれ、お母さんにいろんなことを相談するようになりました。

(つづく)


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「いじめ」は解決できる!【1】

2016-10-22 14:24:38 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

[HRPニュースファイル1709]http://hrp-newsfile.jp/2016/2939/

幸福実現党・政務調査会 佐々木勝浩

先日のニュースファイルで、「いじめの問題」を取り上げました。

いじめは絶対に許さない!
http://hrp-newsfile.jp/2016/2924/

「いじめ」をこの世からなくすため、子供達や保護者の希望になることを願い、私がいじめ問題に取り組んだ時の体験をご紹介いたします。

◆私の苦い体験

私が、いじめ問題に取り組んだきっかけは、苦い体験があったからです。

10年前の話ですが、2006年当時、私が勤めていた会社の社長から、「中2の娘がいじめで不登校になっており、何か解決できないか」という相談を受けたことがありました。

私は大学を卒業してから中学校の常勤講師の経験があったので、社長は私に相談してきたのです。

講師の時、生徒からいじめの相談を受けたことはありましたが、その時は思うように解決することは出来ませんでした。

そのため社長には、「地域でいじめ問題に取り組んでいるところがあるでしょうから、そこに相談するのが良いと思います」と答えたのです。

結局、社長は、お嬢さんを転校させることで解決を図ろうとしましたが、不登校は改善しませんでした。

転校した学校は真摯に対応したそうですが、しばらくして大変な事件が起きました。社長の奥さんが思い余って、お嬢さんの首を絞めてしまったのです。

事件が起きてから会社の外ではマスコミが社長にインタビューしようと構えており、大変な騒ぎになってしまったのです。

私が相談を受けた時に、しっかりと対応していれば、お嬢さんが命を落とす事件にはならなかったかもしれません。

◆いじめで子供を亡くした母の悲しみ

私をいじめ問題に取り組ませたもう一つの体験があります。

私は社長のお嬢さんの事件かあってから、いじめ問題を調べるようになり、高1の男子生徒をいじめでなくしたお母さんに、群馬県まで足を運んで直接話をお聞きました。

お母さん自身はショックで外出もできない状態でしたが、母のなんともやるせない悲しみを感じました。しかし、どんなに私が話を聞いても、失われた子供の命はもう戻って来ません。これが現実です。

◆いじめの相談を受ける

しばらくして3学期が始まったころ、私のブログを見た中学生のお子さん(仮にA君とします)を持つお母さんからいじめの相談を受けました。

相談は、A君が仲良くなった2人(B君とC君)から下校時に暴行を受け「学校に来ないとなぐる」という脅しを受けているというものでした。 

お母さんの話では、A君は殴られケガをして病院にも行きましたが、リーダー格のB君を恐れ、「謝って貰わなくても良い」と先生に伝えていたのです。 

私は、お母さんに「学校にどうしてもらいたいか」を聞くと、A君は、特別クラスで自習をしているので、「普通にクラスで授業を受けられるようにしてあげたい」ということでした。 (詳しくは、次回説明)

私は、この時「絶対にいじめを解決する」と強い覚悟を決めました。

当時、私は福島県に住んでおり、相談者はA県です。足を運ぶ余裕はありません。最後の最後、学校と交渉するときは足を運ばなくてはと考えていましたが、結局すべて電話とメールで相談に応じました。

私は、いじめを解決した経験を持つ方からアドバイスをもらいながら相談に応じましたが、そうしたパイプがあったことは私にとって大変心強かったのです。

これがなければ、「解決する覚悟」だけがあっても解決することは困難です。

◆いじめを解決するために一番大切なことは何か 

いじめを解決するために一番大切なことは、「親が子供を守る覚悟を決めること」です。それが定まらなければ、こちらがいくら助けてあげようと思っても、なかなか解決できません。

実際にA君もお母さんに話をしない状況が続いていて、親子の絆が結ばれるまで1ケ月半かかりました。

とにかくお母さんには、「子供を守る覚悟を決める」ことと、子供にも「絶対にお母さんがあなたを守る」という思いを伝えることが大切だと言い続けました。 

その間、A君をいじめていたC君から自宅に電話がかかってきたり、自宅に訪ねてきたりしており、A君は外出を怖がり、家に閉じこもりの状態が続きました。 

(つづく)


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北海道の男児置き去り事件から考える 良いしつけとは?

2016-06-13 11:56:22 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

北海道の山中で行方不明になり、6日後に発見・保護された田野岡大和くんの事件は、日本中に教育論議を巻き起こした。

行方不明になって以降、日本全国のメディアが大きく取り上げ、米CNNや英BBCでも報道された。BBCでは日本の「しつけ論争」と題して、良い子育てと悪い子育ての違いなど、教育のあり方について日本中が議論した1週間だったと報じた。

 

父親を責める人、自分の子供時代を思い出して共感する人……

尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏は、「悪いしつけの見本です。子供が納得していないのに、恐怖や痛みを与え、従わせるのは悪いしつけ。良いしつけと は、なぜいけないのか、どうしてあいさつが大切なのか…。意味や理由を分からせながら教えていくことです」とブログで主張し、父親の行動を「悪いしつけ」 と批判した。

北海道中央児童相談所の阿部俊一・地域支援課長は、こう話している。「怒りや恐怖で縛るような置き去り行為は適切でない」と指摘し、「良いことと悪いこと を繰り返し話して理解させ、心の成長を促し、時間がかかっても自ら是正するように考えさせるべきだ」(6日付毎日新聞ネット版)。

どちらも正論だが、こんな意見もあった。

小説の書評集などを出版している、フリーライターの豊崎由美氏はツイッターで、こうツイートした。「落ち着きがなく、聞き分けが悪く、癇が強い幼児・子供 だったわたしは、しつけのためにと山の中に息子をほんの少し置き去りにした父親のことを思うと、いたたまれない気持ちになってしまう」「あの父親を責めな いであげてほしいと思う」。

大和くんの父親が、息子が行方不明になってしまうリスクを甘く見ていたことは確かだし、結果的には大事件になってしまった。しかしそれだけで、息子が行方不明になって一番つらい思いをしている父親に対して、「悪いしつけ」と批判するのも酷だろう。

犯罪を疑うようなニュアンスで批判していた尾木氏は、後に謝罪している。

 

しつけなのか、虐待なのか

今回の事件で議論されたのは、「しつけなのか、虐待なのか」という点だ。父親が山林に置き去りにしたことは、「虐待」にあたるという意見もあった。しかし、「しつけ」と「虐待」の境目を明確にすることは難しい。

ただ、言えるのは、子供の持っている素晴らしい部分、良い個性を伸ばす方向に向かっているかどうかを問わなければいけないということだ。

人間は永遠の生命を持っており、生まれ変わりを繰り返している存在だ。物質的に見れば、子供は親がつくった所有物のようにも見えるが、親とは別の独立した 魂が宿っており、一人の立派な個性である。親と子は、あの世で親子になる約束をし、「互いの人生を素晴らしいものにしていこう」と話し合って生まれてきて いる。

大川隆法・幸福の科学総裁は、著書『じょうずな個性の伸ばし方』で、こう述べている。魂が別である以上、子どもは、親が思った通りには必ずしもならない。子どもの魂が素直に伸びていく方向、子どもの魂の要請する方向に伸ばしてやるのが最もよいだろうと思っています」。

子供が、親とは独立した魂を持つ尊い存在であるという事実を知ることは、極端な暴力などの虐待の抑制につながるだろう。

「人が嫌がることをしてはいけない」「ルールを守る」などの善悪を教えながら、その子の個性が求める方向に、伸び伸びと育てるにはどうすればよいか。それ こそ親と子の個性によって違い、正解はないが、これを考え続けることが「良いしつけ」につながっていくのではないか。(朗)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『じょうずな個性の伸ばし方 お母さんの子育てバイブル』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=6

幸福の科学出版 『あげママの条件 子供を上手に育てる8つの「考え方」』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1527

【関連記事】

2016年7月号 ハッピー教育相談室 - 学園熱血教師のアドバイス(49) 高2の娘が宿題が多くて困っています。http://the-liberty.com/article.php?item_id=11363

2016年1月10日付本欄 不登校児支援と障害児支援のエキスパートに聞く【前編】 再登校率96%のカギは「自助努力」型の運営http://the-liberty.com/article.php?item_id=10745

─ ─ ─

実はこのニュースを見るにつれ、私も、この父親は怪しいと思いはじめてました。ツィッターにもつぶやいた。

尾木ママもそう思っていたとは・・・

数分の間にいなくなり、また、これ程探して見つからないなんて・・・

警察の探し方も、藪の中とかだったので、そうした状態であることを想定して捜索してるのでは・・・と。

それと父親の様子も、テレビでの応答を見ているだけでは、本当かどうかも判断できない。

これまでも、被害者の知人や伴侶、隣人としてインタビューに答えていた人が犯人だったということは往々にしてあったことも脳裏をよぎる。

理由のもう一つは、忽然といなくなったということころ。

このニュースはいやがおうにもあの出来事を思い出させた。大和くんと同じ小学2年の頃。共働きを始めた母に寂しさから、しょっちゅう我儘をいって困らせていた私は、ある大騒ぎした日、母からランドセルごと家を追い出されてしまった。途方に暮れ、よく知った近所でさえ歩く気も起きず、アパートの2階で(自室は1階)座ってなぜか理科の教科書を一生懸命勉強しだした記憶がある。

その頃のことを思い出した。騒いだ疲れと母に叱られたショックで落ち込んでいるのに、意識はいつになくはっきりして、その時だけ大人びた感覚が湧き出る不思議な感覚。

現在小2の大和くんも、めったやたらと歩き回り藪に入ったり、道を逸れて崖から落ちるなんてないんじゃないか・・・。その場に座り込むとか、これからどうするかを考えながら、車が走り去った方へ歩くとかするだろう。

そう、思い込んでいたのだ・・・・。

だが、実際は私の予想をはるかに大きくはずし、大和君とは、その頃の私より、とてつもなくエネルギッシュで、でもそのそうとうなエネルギーをコントロールできる頭のいい少年だったのだ。

こんなことってあるの!?というくらい・・・

報道でみた大和君の歩いたという道をグーグルマップで辿っても奇跡としか思えない。

地図にはなく、グーグルマップでも衛星写真でやっと確認できるくらいのその道には何度も分岐点があり、驚くことに大和君はその分岐でことごとく正しい道を選び、寒さをしのぐ水道のあるあの廠(しょう)舎へ辿りついている。

それでも、車を下ろされ、逆に歩くにしてもそのまま道なりに行けば、駅に辿りつけてはいたのだが・・・・。

なんとなく細道に入っていってしまった大和君には大和君なりの思いがあったのだろう。

6日間のサバイバル・・・これだけ元気な子ならお父さんはいつも大変だろうな・・・・・。

今度は逆転、父親への同情に変わる。

いや、むしろ、そうとう愛情があるということなんだろう。

自分でも、こんなげんきんな自分、どうかと思う。

ほんとうに、大和君のお父さん申し訳ありませんでした。



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全体の2%に注目する「給付型奨学金」議論 大学教育のレベルを上げる視点も

2016-05-31 11:24:27 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

安倍政権は、大学生らを対象とする奨学金制度について、返済不要の「給付型奨学金」を来年度に導入する方針を固めた。民進党などが参院選の公約として、同制度を創設する方向で進んでいることから、これに対抗するものと見られる。27日付各紙が報じた。

 奨学金制度は、文部科学省が所管する「日本学生支援機構」が行う国の事業。その延滞期間が3カ月を超える延滞者数が、2014年度末で17万3千人いるという。これが「貧困化する若者」というキーワードで議論されている。

マスコミは、17万人という数字に焦点を当てて、奨学金制度を問題視。奨学金返済のために、風俗で働く人もいると伝える媒体もある。こうした報道に触れると、「国が何とかしないといけない」とついつい思ってしまいがちだが、果たして、実態はどうか。

 

延滞債権者の割合は低かった

実は、全体の割合から見れば、延滞者数は減少傾向にある。

 

  数字は、奨学金の総貸付残高に対する3カ月以上の延滞債権比率。日本学生支援機構の資料より編集部作成。

 

学生支援機構トップの遠藤勝裕氏は、「延滞債権者の比率は2~3%。メガバンクもだいたい同じくらいなんですよ。無審査で貸与しているのに、この数字は本当にすごいことだと思います。日本人はやはり真面目な国民性なんだなと」と語っている(東洋経済オンライン2016年1月28日付)。

大学の進学率が高まった結果、経済的事情で奨学金を借りる人が多くなり、それに伴い、延滞者数が増えるのは自然なこと。延滞者数が増えてはいても、全体から見れば、その割合は減っていると言える。もちろん、延滞者が存在することは問題だが、マスコミの報道は、こうしたバランス感覚を欠いている。

 

大学の質も問うべき

経済的な面よりも大きな問題と言えば、大学教育の質の低下だ。

例えば、国際大学ランキング。最も権威があると評される「世界大学ランキング」では、2014年度に23位にランクインしていた東京大学は、15年度に43位に後退。シンガポール国立大学にアジア首位の座を明け渡している。

こうした評価はもともと、英語能力や外国人留学者数など、日本の大学が不利になりやすい設定があると指摘されている。だが、そうした事情を加味しても、日本の大学が国際競争力を増しているとは言い難い。

質の低下が進む大学教育の改善なしに、ただ補助金を投じるのはいかがなものか。「投資に見合った成果が出ているのか」という視点がなければ、日本の教育が向上することはない。

(山本慧)

 

【関連記事】

2016年5月26日付本欄 伊勢志摩サミットを前にアベノミクスをPR 本当に宣伝できる実績なのか?http://the-liberty.com/article.php?item_id=11405

2016年5月14日付本欄 消費税増税再延期へ 分かっていた失敗を見抜けなかっただけhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=11324

2016年3月30日付本欄 2016年度予算が成立 人気取り+お上だのみ=バラマキ!?http://the-liberty.com/article.php?item_id=11141

2016年3月27日付本欄 「大学の無償化」は違憲? 護憲派と称する民主・共産党のジレンマhttp://the-liberty.co/article.php?item_id=11128

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就職活動日程前倒しで混乱する学生たち 日本の就活制度はどうあるべきか

2016-05-25 16:30:56 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

今年度の就職活動の解禁日程が8月から6月に前倒しされ、学生、特に留学生の間で困惑が生まれている。8月が年度末の海外留学生は、就活に乗り遅れないよう留学を途中で切り上げて帰国したり、留年を覚悟したりしている。

 

就活日程前倒しの背景

就職活動の解禁日が8月に設定されたのは、留学生の就活が不利にならないようにすること、また学生が早い段階から就活に追われて勉学を疎かにしないようにするという趣旨だった。

だが、中小企業の採用時期が大手企業と重なり、中小企業の内定辞退が多発して人材確保が出来ないという事態が相次ぎ、企業が学生側に就活をやめるように圧力をかける「就活終われハラスメント(オワハラ)」などという言葉も生まれた。

こうした事情で、経団連は前倒し決定に踏み切ったが、結局、学生ではなく企業の都合が優先されてしまった形だ。とはいえ、留学を経験する優秀な学生が就活で不利になるのは、企業側としても学生側としても損失が大きいだろう。

ここで考えたいのは、そもそも就職活動のあり方だ。就職活動の解禁時期は、どの日程に設定しても問題が生まれるが、日本独特の横並びの就活自体に問題があるのではないか。

 

安定した就職か、流動的な転職か

海外の企業は即戦力となる人材を求める傾向が強い。一方、日本では新卒採用を重視し、その会社に合った人材を一からつくり上げるスタイルだ。これは、それぞれの個性よりも、周囲との同一性を重んじる日本文化の表れでもあるだろう。

また、日本では雇用の流動性が海外に比べて比較的低いと言われているが、年功序列や終身雇用制などの慣行によるものだろう。こうした制度の下では、労働者が解雇の心配なく働くことができるため、会社に対する忠誠心や結束力が高まるというメリットがある。

ただ、解雇が少ないということは逆に、転職や中途採用の機会も少なくなり、就職活動が一発勝負になりがちであるというデメリットにもつながる。

さらに、「解雇は悪である」というマスコミの印象操作によって、能力に限界が来ている人や、企業風土に合わない人も解雇することができなくなっている。このことも、雇用の流動性が高まらない原因の一つに挙げられる。

新卒での就職によってその後の人生がほぼ決まってしまうため、学生は必死になって就職活動に励む。しかし、雇用の流動性が高まれば、実力の高まりに応じて転職によってステップアップしていくこともでき、人生の選択肢が広がる。

個人のチャンスの平等を確保することは、企業の活発化や日本の経済発展にもつながるだろう。(志)

 

【関連記事】

2016年5月号 転職する? しない? ―後悔しない仕事の選び方http://the-liberty.com/article.php?item_id=11104

2013年9月7日付本欄 就活3カ月繰り下げ 考えるべきは大学の「教育そのもの」では?http://the-liberty.com/article.php?item_id=6607

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ランドセル商戦で「格差」が問題に 「差」は悪いことなのか?

2016-05-07 15:40:33 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

来春の小学生1年生向けのランドセル商戦が早くも始まっている。近年では、子供・両親・祖父母の3世代が長期休暇にランドセルを選ぶことが多く、今年度最初の大型連休であるゴールデンウィークには、大型百貨店で例年よりも早いランドセルの展示が始まった。

このランドセル選びに関して、近年異変が起きている。

それは「ランドセル格差」と呼ばれるものだ。今やランドセルは、色だけでなく、ブランド、素材、刺繍をはじめとするデザインまで趣向を凝らした多種多様な品ぞろえになっている。価格も安いものは1万円前後から、高級なものになると10万円を超えるものもある。

 

ランドセルがいじめの原因に!?

そうした状況の中、「ランドセルにかけられる金額によって、子供同士で差別が生まれる」と懸念する声がネットやテレビで取り上げられている。中には、いじめの原因になるとして「学校指定にすべき」「無償化すべき」という声もある。

たしかに、上履きや体操着など学校指定のものはあるし、中学に上がれば制服がある学校が多いことを考えれば、学校指定にすべきという意見にも一理あるかもしれない。しかし、単にランドセル格差をなくせばそれでいいのだろうか。

もしランドセルを同じにしても、それ以外の服装や持ち物には「家庭の経済力」は現れる。また、極端に言えば、「差」をなくすべきであるなら、「成績の差」「体力の差」まで「平等にすべき」という意見にもつながりかねない。

 

「差」を「教育」につなげる

ランドセル格差をなくすことよりも大切なのは、「差」を「教育」につなげることではないか。

例えば、裕福な家の子に対しては、「お父さん、お母さんが一生懸命働いてくれているから、今不自由なく暮らすことができている。だからそれを当たり前と思わず、恵まれていない人、不自由な人には手を差し伸べられる自分になりなさい」と教えることもできる。

一方、そうでない家庭の子に対しても、「お家が裕福でなくても、お父さん、お母さんはあなたのことを思って一生懸命働いてくれている。裕福な家の子を羨ま しいと思うかもしれないが、そういう子を妬んだり恨んだりしてしまってはいけない。羨ましいと思う姿は自分の理想でもある。恨み心で理想を壊すのではな く、それに向かって努力していこう」と伝えることも可能だ。

 

「差」は自由な社会を維持するカギ

人々が「差」を縮めようとして切磋琢磨し、努力する中で社会は発展してゆく。この「差」こそが、自由な社会を維持するカギでもある。一切「差」を許さない社会は、統制された国家そのものだ。

安易に「平等」に走るのではなく、「差」から何を学べるかを考える方が建設的だ。また、大人が「差」に対してどういう態度を取るかは、子供のお手本ともなる。「差」をきっかけとして「向上を目指そう」という姿勢が、社会全体を発展させる道ではないか。(手)

 

【関連記事】

2016年1月20日付本欄 「1%の富裕層に富が集中」して悪いのか? 格差是正論の罠http://the-liberty.com/article.php?item_id=10784

2016年4月9日付本欄 自民党が「同一労働同一賃金」中間提言案 善意からも全体主義が生まれるhttps://the-liberty.com/article.php?item_id=11176

2009年12月号 「格差是正」で滅びゆく日本https://the-liberty.com/article.php?item_id=893

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「保育園開園」と「住民が静かに暮らす権利」 どちらが大切?

2016-04-29 09:13:00 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

共同通信社によると、昨年の4月以降、少なくとも10件の認可保育園が、周辺住人の反対により開園断念・延期になったという。 

「保育園落ちた」ブログを契機に問題意識が広がる保育園新設めぐる、一つの壁が浮かび上がっている。 

 

「静かに暮らしたい」

千葉県の市川市では、4月に開園する予定だった私立保育園が、住民による反対運動により開園を断念した。 

こうした反対の理由として挙げられるのは、以下のようなものだ。 

「子どもの声がうるさい」「静かに暮らしたい」「母親たちが子供の送迎時に溜まるから迷惑である」「予定地の周囲は交通量が多く道が狭く子どもたちには危険だ。自転車が行き交い事故が起きるのではないか」 

待機児童問題が深刻化している今、「保育園の開園」と「周辺住人の環境」のどちらを優先させるべきなのだろうか。 

 

自分は静かに育ったのか?

一つには、「誰もが子供時代は周りに迷惑をかけて育ってきた」という観点がある。 

今は「静かに暮らしたい」と思っている大人たちは、大声を出さない、静かな子供だったのだろうか。 

「今の自分たちがあるのも、過去、大人に迷惑をかけても大目に見てくれたり、寛容に受け止めていてくれたりしていたから。直接、大人たちに恩を返すことは難しい。しかし、自分がしてもらったことを、次の世代を担う人たちにすることは可能だ」 

国民一人ひとりの立場から言えば、こうした「報恩」の考え方で保育園開園を許容する、という考え方があるだろう。 

ちなみに、保育園以外に目を転じれば、公益性の高い道路敷設や住宅開発などの際は、個人が立ち退きを拒否できない場所もある。社会全体の発展と比較した時に、「私権」は絶対ではないという考え方は、民法にも入っているものだ。 

 

対話の余地もある

ただ保育園を開園するに当たり、住民側が受け入れやすくなる工夫もあり得る。 

例えば、世田谷区太子堂にある保育園開設においては、反対する住民との和解がスムーズに成立している。 

行政・保育園と住人の間を、まちづくり協議会の梅津政之輔氏が取り持ち、話し合いの仲介や園の建設計画の調整を通して、住民達の不安を解消するための対処を行ったというものだ。 

梅津氏は、「子どもの声のしない町には未来がない」と考え、当時の園長である栗田怜子氏と共に「建てたあとに地域の仲間として迎え入れてほしい」と住人側に伝えた。 

住人の不満・不安の底にある本音を聞き出すなどの対話を重ね、道路に面していた園庭の位置を変えたり、住民の日当たりを確保するため、敷地を掘り下げて建物の高さを抑えるなどの工夫を行なった。(NHK「クローズアップ現代」参照) 

保育園と住人側の和解は、工夫次第では可能だ。 

子供は宝だ。将来を担う子供達を温かい目で見守りつつ、現実的に解決可能な問題点については、互いに歩み寄る努力をしていくべきではないだろうか。(手)

 

【関連記事】

2016年3月17日付本欄 補正予算の中心は「待機児童」 税金投入が企業の参入を妨げるhttps://the-liberty.com/article.php?item_id=11066 

2016年5月号 企業の自由な活動がカギ 税金を増やしても待機児童は減らない - ニュースのミカタhttps://the-liberty.com/article.php?item_id=11117

─ ─ ─ ─

少子化を心配しつつも、子どもに対しての社会の目は結構厳しいものがあります。

例えば、マナーに関すること、電車や飲食店や公共の場での子どもが迷惑だとかモンスター親とかの話はSNSでもだんとつに多い。

どうなんでしょうね・・・・

昔はもっと子どもに対しての要求がゆるい感じだった気もするけど、なにしろその頃は私自身も小さかったのではっきりとは言えません。

ただでさえ遊び場も少なくて窮屈でストレスなのに、子どものマナーに対する要求が どんどん どんどん エスカレートしてるように感じます。

SNSやマスコミで情報が手軽に入るから、過敏になりやすくなっているかもしれません。


ただ、静かに暮らしたいって気持ちもわかりますよ。

現在、実家のあるマンションは狭い道を挟んで幼稚園がありまして、実家にいたころはそりゃぁうるさいうるさい。このマンションで生まれ育って自分もその幼稚園に通ってた~ということだと、きっと我慢できたのかもしれない。でも引っ越してきた矢先で、その地域にも慣れてなくて・・・

それで、その頃は世の中まだ週休二日制じゃない時代。

幼稚園が土曜の午前中も開園していて、私はというと、会社の同僚と隔週土曜出勤だった。そういう貴重なたまの休みの土曜日の朝が最悪だった。

「もう少し寝かせてくれ・・・・」こうつぶやくのが日課

何がうるさいかって、どうやら園長らしい人がマイクもって何か指導している声

なんか必ずマイクもって話している。土曜の朝から。

そして、私立のその幼稚園では教育の一環として鼓笛に力を入れているらしく、園児による小太鼓の連打 連打 連打。縦笛のつんざく高音。

毎週ですよ!

当然楽器はそれだけではありません。


特に運動会やらイベントが近いと佳境に入るらしく、

もう、その人おばあちゃんだったんだけど、園長のマイクの声と小太鼓の連打が響いて響いて、こちらのマンションと幼稚園の建物に反響し、私の部屋の窓からダイレクトに入ってくる・・・・・・・。


もう、のたうちまわるような苦痛・・・


わたしもうるさい幼稚園児だったかもしれないけど、さすがに鼓笛はなかったわ~


こんな話すると、余計に保育園建ってほしくないって思われちゃいますかね。


ま、保育園で鼓笛はやらないとは思いますし、園長さんもこれほど熱心かどうかは、というところです。だから、保育園なら今の私であれば騒音に関しては全然平気だという自信がある。




 

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「人生設計」を高等教育で必修に!

2016-04-10 11:44:28 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

[HRPニュースファイル1607]http://hrp-newsfile.jp/2016/2710/

文/幸福実現党・富山県本部副代表 吉田かをる

◆「年金」をあてにしない「老後の設計」が必要

老後の資金は「年金」のみという人が多いのに驚かされます。

いろいろな理由はあるでしょうが、加えて「老後破綻」とか「下流老人」「老後難民」などという四字熟語が飛び交い、なおさらに不安をあおっています。

国民の多くは「年金は自分が積み立てた分がもらえる」と思っているようですが、そうではなく「賦課方式」となっており不公平感があり、将来の信用性がない事は否めません。

※「賦課方式」とは、現役で働いている世代が払い込んだお金を現在の高齢者に支給する仕組み

このあまり正直ではない年金制度は、一度きちんと清算しないといけません。

しかしながら現実に迫っている「老後」の生活資金をどうするか、あてにできない年金がなくてもきちんと生活できるように、自分の老後は自分でデザインする態度が必要となります。

◆人生の「三大資金」は「住宅」「教育」「老後」の順番

老後の資金にいくらかかるのか、いろいろな算出方法がありますが、平均的に一か月の生活費は夫婦で27万円です。

平均寿命から見ても妻が夫よりも長生きする傾向ですから、妻一人の生活費は19万円と算出されます。退職金や年金なども計算して、それでも足りないと予想される金額は3千万円といわれています。

どんな老後生活を希望するかで不足する金額は違ってきますが、「年金のみ」というのでは、これは厳しい現実が待っています。

実は老後の資金は人生の「三大資金」の三番目に来るもので、老後の前には「住宅」「教育」があります。

昨今の景気状況から、「住宅」と「教育」で息切れして最後の「老後」には手が回らず、やむなく「老後」は年金頼みというのが現実に多いケースです。

また、性格的に何の算段もなく「入ってきたお金はあるだけ使う」というケースも多く、貯金という習慣はないという人もかなりいます。

◆自分の「人生」をイメージしてその中で「老後の設計」を!

よく「年金っていくらぐらいもらえるの?」と聞かれます。「人によって違うけど、ご自分はどんな老後生活を送りたいのですか?」とお尋ねすると「そんなこと考えたこともない!」というのがほとんどです。

快適な老後の4つの条件のいちばん最初に「お金」があげられます。

そして「健康」「生きがい」「地域との良好な関係」と続きます。経済的な問題が解決すれば人生の悩みの8割はなくなるのですから、「人生の設計」=「お金の設計」といえます。

10年後20年後40年後の自分や家族をありありとイメージすることが肝要で、そのイメージ通りの人生が拓けてきます。

◆「人生設計」を高等教育で必修にしましょう

自分の人生で起こりうるイベントを考え、何を選択するかを決め、それにかかる費用の見積もり予算を立てることで、「自分はどんな人生を送りたいのか」を発見し実現することができます。

高校での家庭科の授業で「人生と家族」というような単元で取り上げることもありますが、必修というわけではありません。

行き当たりばったりで収入は使い果たし、老後は不自由な生活というパターンにならないように、自己責任と自助努力で人生を生き切ることが人間として当然という事をしっかりと教えなくてはなりません。

◆やるべきことは「減税」「規制緩和」「70歳定年制」で「自由からの発展」を

国民が「老後は政府が面倒見てくれ!」という思いでいると、「福祉充実」の名を借りて増税が始まり、自分の人生を自身でデザインする自由がなくなります。

ここで政府がやるべきことは、減税と徹底した規制緩和で民間の活力を強くすることです。

70歳定年制で生涯現役社会を創ることで、すべての年代が輝くことになります。セイフティネットの構築を万全にして、小さな政府をめざさなくてはなりません。

自分の老後は自分で面倒を見る!という国民一人一人の気概が、国家を間違った全体主義政策から救うことになります。幸福実現党の目指すところはここにあります。

 

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スマホの弊害に気付こう!

2016-04-07 10:37:00 | 教育・いじめ問題・児童虐待・少子対策

[HRPニュースファイル1604]http://hrp-newsfile.jp/2016/2704/

文/幸福実現党・兵庫県本部副代表 湊 侑子

◆子供たちを取り巻くスマホ環境の危険

現在、携帯電話やスマートホン(以下スマホ)を持っている子どもたちの割合は、高校生でほぼ全員、中学生で60%以上、小学生で55%以上です。

この割合は毎年増えていますが、中でもスマホを持つ率が増えており、小学生は5人に二人、中学生では3人に2人、高校生はほぼ全員がスマホです。(内閣府:平成27年度 青少年のインターネット利用環境実態調査)

便利な一方で弊害も大きく、スマホを使っての動画・写真撮影したものをインターネット上に投稿したいじめが横行しています。

またネット上で初めて知り合った人と実際に出会った結果、性的被害を受けた18歳未満の子供が年間1000人を超えています。

親の知らないところで危険な目に合う子どもも少なくありません。遊び半分での行為が、後の人生に大きな影響を与える可能性を、親も子も認識する必要があります。

青少年インターネット環境整備法では、携帯電話の提供事業者の義務として提供者が青少年である場合、青少年有害情報フィルタリングを提供しなければならないと定めてはいますが、保護者が利用しない旨を申し出た場合は適用されません。

有害サイトを制限するフィルタリングの利用率が50%である現状を鑑み、これ以上犯罪に巻き込まないためにも、フィルタリングをすべての青少年のスマホに適用するべきだと思います。

◆スマホによって失われる大切な時間と未来

家族で食事に出かけても、それぞれにスマホを持ち出し、無言でいじっている姿をよく街中で見かけます。

電車の中でもスマホをいじり、オンラインゲームをするか友達とメッセージ交換をする人ばかりです。そんな中で本を読んでいると、見知らぬ年配の方に「あなたはえらいねぇ…」と声をかけられ、複雑な気持ちになったこともあります。

小学生にスマホを持たせる親の理由としては、習い事をさせるときの連絡用などで渡すことが多いようですが、安易に渡した結果、スマホが手放せなくなり依存症になる子供が多くいます。

スマホの利用時間に関し、小学生は平均で1時間、中学生で1時間半、高校生は2時間半使う、という調査結果も出ています。そして保護者のスマホ利用は平均1時間半です。

スマホに費やすことで犠牲になるのは、勉強や運動の時間、読書や趣味の時間、家族の団らんの時間です。

勉強や運動を通して身に着ける忍耐力や継続の力、読書や趣味を通しての世界の広がりや自分の才能の発見をスマホによって得ることはできません。また家族の結びつきも薄くなります。

青少年の未来や家族の絆を犠牲にするほどの価値があるものなのか、社会全体でよく考える必要があります。

◆スマホを控え、読書によって人生を豊かにする

スマホは疑問に思ったことをすぐに調べることができますし、見知らぬ人がそれに対する回答をしてくれます。

しかし自分の興味範囲までしか広げられず、その先に進むことができません。また知識も表面的です。

対して読書は、全く知らない世界を教えてくれます。特に偉人伝は、別の人生を生きたような智慧を与えてくれます。

一 例ですが兵庫県に関する偉人では、戦前の日本人であれば皆知っていた日本最大の忠臣の楠正成、函館の発展に役立った高田屋嘉兵衛、大石内蔵助を中心とした 赤穂浪士、鉄道を中心とした関西の街づくりを行った小林一三、一時は三菱や三井をも凌ぐ総合商社を作った鈴木商店の女主人の鈴木よね、マッカーサーに唯一 の従順ならざる日本人と言われた白洲次郎などがいます。

偉人の人生に散りばめられた智慧と気概は、必ずや青少年に夢と勇気を与えるでしょう。

読書する習慣づくりは、親が子に与えられる最大の宝物であるとも言われます。

まずは私たち大人からスマホを控え、読書を始めるべきでしょう。

 

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