イベントActAgainstAIDS/Anthing, THE VARIRTY, アミューズ, レポート, 三浦春馬, 寺脇康文, 岸谷五朗, 日本武道館
このイベントの中で毎回欠かさず行われているのは「AAA報告」というコーナー。
Act Against AIDSの趣旨であるエイズのチャリティーがどれだけ集まり、どのように使われているかを報告するコーナーになっている。
先日のイベントでは、「THE VARIETY」チームの2016年度収益金が1286万9308円になり、これまでの収益金が2億7937万2382円になったと報告されている。
今年は開催されていないが、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが行っているチャリティーでは、集められた収益金で毎年、全国の中学校、高等学校と保健所、保健センターの約17,930ヶ所にAAAオリジナルの啓発素材(パンフレット&ポスターなど)を配布している。
2017年9月、三浦春馬がラオスの『ラオ・フレンズ小児病院』訪問
三浦春馬が「THE VARIETY」チームを代表し、昨年に続いて今年もラオスの『ラオ・フレンズ小児病院』訪問。
その様子が今年の「AAA報告」で紹介された。
『ラオ・フレンズ小児病院』は、「THE VARIETY」チームが寄付を行っている特定非営利活動法人「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」が、ラオスで「ラオ・フレンズ小児病院」を設立・運営を行っている病院で、薬や設備の支援だけではなく、人材教育の費用も支援対象としている。
4年前に初めてAAAスタッフとラオス視察に行った際に出会ったHIVポジティブのトンシーちゃん(当時9歳)と今回、三浦春馬が再会できた様子を動画で紹介。「皆さまの支援のお陰で元気に過ごせています。本当にありがとうございます」とトンシーちゃん達と手を振る様子が写された。
三浦は続けて、「ラオスの『ラオ・フレンズ小児病院』は力強く活動を続けていますし、16歳になったいまは理科の勉強が大好きで、将来は英語の学びたいと言っていた」と伝えた。
岸谷からは「トンシーちゃんが元気なのはHIVポジティブではあるけど、発症しないように病院に行くことがすごく大事なことで、それが出来るのは皆さんのお陰です。
皆さんの寄付のお陰で衛生的な病院が出来ています。皆さまの1枚1枚のチケットのお陰です。本当にありがとうございます」とMC陣の寺脇康文と三浦の3人が客席向けて頭を下げた。
三浦春馬を称賛!フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN代表 赤尾和美さん
2017年夏に行った、特定非営利活動法人フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN代表の赤尾和美さんへのインタビューで、三浦が活動することへの感謝を語ってくれていた。
Act Against AIDS「THE VARIETY」チームが寄付をしている事自体に感謝をしているとしつつ、実際に三浦春馬がラオスに出向いて現地の様子を日本に持ち帰り、インフルエンサーとなって日本で伝えてくれることが何よりありがたいと話していた。
また、形あるものへの支援だけではなく、「人を教育していくこと」「人材を育成していくこと」がとても重要だと認識していただいたので良かったと話してくれていた。
今回も「AAA報告」の中で、三浦の口から同様の事を伝えている。
三浦春馬から昨年の収益金の使い道として、過去の収益金で購入した車のメンテナンス、心電図モニターの購入、持続陽圧呼吸療法用器機の購入、現地スタッフの育成費用に充てられたと伝えた。
収益金で購入した車はこれまでに5.5万キロを走行しており、ラオスは悪路が多く自力で病院に通えない患者の送迎や、訪問介護に利用している。
「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」の方針として、現地スタッフのみで病院を運営していくこととしており、そのための教育にも力を入れていると、三浦から報告があった。
2016年もラオスを訪問
三浦春馬は、2016年にもラオスを訪問しており、その様子をAct Against AIDS 2016「THE VARIETY 24」の中で報告している。
三浦春馬が今年10月にラオスの施設、ラオ・フレンズ小児病院に足を運んで、現地の状況を視察してきたと報告。
昨年の収益金で悪路も走行できる車を購入し、これまで訪問できなかった場所に向かうことが出来るようになり、1か月で30件程度の訪問数が購入した車によって3倍近い訪問数に増加できたと話した。
「現状は、主に海外のスタッフが病院運営をしている状態だが、僕たちが支援しているフレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーの目指しているところは、この10年で現地スタッフだけでこの病院を運営できるようにすること」「その目的のために、まだまだ人材育成を必要としている」と訴えた。
三浦春馬が「寄付の見える化」「実感」を実現
発信力のある者が紹介や報告だけをするのではなく、実際に現地に出向き、状況を把握、そして肌で感じたことを持ち帰り、発信している。
経験しているからこそ、言葉に力があり、温度までも生の声で伝えてくれることはとても大きい。
どのように使われ、どのように役に立っているかを実際に経験することで、本当に必要なものであると訴えられる。
薬や食料、設備など確かに必要であるが、継続していくには人を育てる必要がある。
特に「人材を育成していくこと」に使われる費用については、目に見える形が無く、本当に使われているかは遠い日本からは伺うことが出来ない。
それを実際に自分の目で確認出来た事、そして、本当にその使われ方がとても重要だと認識出来ていることが、三浦にとってとても重要な役割だと思われる。
その三浦が自らの口で発信し伝えることで、日本武道館のチケットやグッズによる寄付金が現地で役に立っているんだと、寄付をした側が実感することが出来ている。
赤尾さんはインタビューの最後に、
私も毎年日本武道館に行かせてもらっていますが、たぶん、現実的に日本武道館にいらっしゃる皆さんが、岸谷五朗さん寺脇康文さんからの「AAA報告」や、三浦春馬さんからラオスの報告を聞いていても、自分のチケット代がこの活動に一部になっているとの実感が無いかもしれません。
しかし私たち側からすると、日本武道館に集まっている皆さんが支えてくれているという実感がものすごくあるので、とても感謝しています。
と話してくれていた。
三浦の行動が「寄付の見える化」を行い、寄付した者への「実感」を与えている。
ラオスを訪問したことは、こんな意味も含まれていると感じた。
LINKS
Act Against AIDS
AAAオフィシャルHP:http://www.actagainstaids.com/
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フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー
オフィシャルサイト:http://www.fwab.jp/
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