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Mikuのブログ

図解で分かる"尖閣有事"の今 中国海保の"軍拡"で一触即発状態が続く

2016-08-23 17:57:46 | 中国・北朝鮮・共産党・尖閣国防問題

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11804

日本の海が大荒れだ――。

 

中国はここ最近、日本の領海である沖縄県・尖閣諸島沖に大量の公船を派遣し、日本側を圧迫している。度重なる中国船の接続水域への侵入に対し、宮古島市議会はこのほど、抗議の決議案を全会一致で採択した。

毎日のように報じられている尖閣諸島の緊張状態。本欄では、その今を図解で伝える。

 

中国は継続的に"領海侵入"

 海上保安庁の資料を基に編集部作成

2012年9月より、中国側の動きが活発化していることが分かる。当時は、日本政府が尖閣諸島を国有化したことで、反日デモが続発していた時期に当たる。

これを見ると、日本の尖閣国有化が原因かとも思うが、中国は1992年に、一方的に尖閣諸島を領有化(領海及び接続水域法を制定)するなど、もともとは中国側に問題がある。 

 

中国は「武装公船」を相次いで投入

外務省資料より

 

例えば、2000トン級の「海警31239」(画像右下隅)は、37mm連装機関砲を4門搭載していると見られ、ヘリコプターを離着陸させる能力を持つ。 これほど「重武装」である理由は、もともと中国人民解放軍の軍艦だったためだ。つまり、中国海警局(中国の海上保安庁)の船舶は、海軍の武装で強化されて いると言える。

 

中国海保は"軍拡"まっしぐら

外務省資料を基に編集部作成

"領海侵入"がほとんどなかった2012年時点では、1000トンを超える中国の大型公船の隻数は、40隻だったものの、3年後には、その3倍の120隻にまで増加。19年には、135隻まで増強されると推定されている。

 

日本は2週間で30回以上抗議するも……

こうした事態に対し、日本は、中国に対して度々抗議を行っている(下表)。


8月5日(金)

15:05 頃 アジア大洋州局参事官 → 在京大公使参事官

16:30 頃 アジア大洋州局参事官 → 在京大公使参事官

17:10 頃 杉山外務事務次官 → 程永華駐日大使

17:30 頃 伊藤在中国大次席公使 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

 

8月6日(土)

11:45 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使

13:15 頃 横井駐中国大使 → 孔鉉佑・外交部部長助理

18:00 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

18:15 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使

 

8月7日(日)

08:29 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使

10:15 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

11:25 頃 杉山外務事務次官 → 程永華大使

13:25 頃 横井大使 → 孔鉉佑・外交部部長助理

14:00 頃 滝崎アジア大洋州局審議官 → 郭燕・在京大公使

17:00 頃 杉山外務事務次官 → 程永華大使

20:10 頃 石兼総合外交政策局長 → 郭燕・在京大公使

21:20 頃 石兼総合外交政策局長 → 郭燕・在京大公使

22:10 頃 横井大使 → 孔鉉佑・外交部部長助理

23:15 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使

 

8月8日(月)

12:45 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使

16:00 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

19:30 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京大公使

21:10 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

 

8月9日(火)

10:10 頃 岸田外務大臣 → 程永華大使

11:10 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

13:50 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

14:15 頃 四方アジア大洋州局参事官 → 郭燕・在京公使

16:40 頃 滝崎アジア大洋州局審議官 → 郭燕・在京公使

17:37 頃 四方アジア大洋州局参事官 → 郭燕・在京公使

18:15 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

 

8月10日(水)

11:19 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京公使

21:30 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

 

8月17日(水)

11:13 頃 金杉アジア大洋州局長 → 郭燕・在京公使

11:30 頃 伊藤次席 → 欧陽玉靖・外交部辺境海洋事務司長

 外務省資料を基に編集部作成

 

では、日本は具体的にどのような抗議を行っているのか(下表)。

 画像はTK Kurikawa / Shutterstock.com

 

岸田文雄外相が8月9日に、上記のポイントを踏まえ、中国大使に直接抗議をするも、中国側の挑発的な行為はやむことはなかった。話し合いが通じるような相手ではないことがよく分かる。

尖閣諸島周辺は、一触即発の状況が続いている。その緊張関係は近年、エスカレートしており、日本はアメリカの力を借りずとも、自国領を守り切る能力と覚悟が問われている。

(山本慧)

 


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