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《本記事のポイント》
- アカデミー賞授賞式で反トランプ発言が相次いだ
- 「入国制限」はオバマ政権で19回、ブッシュ政権で6回、クリントン政権で12回あった
- 「国境の壁」はブッシュもオバマも建設を進めていた
米カリフォルニア州・ハリウッドで、第89回アカデミー賞の授賞式が26日、開催された。
毎年、全世界から注目が集まるアカデミー賞。受賞作品の発表を間違えるなどのハプニングもあったが、今年の授賞式で目立ったのは、ドナルド・トランプ米大統領への批判が色濃くにじむ発言の多さだった。
外国語映画賞の受賞作品「セールスマン」の監督で、イラン人のアスガル・ファルハディ氏は、トランプ氏の入国禁止措置に対する抗議として、授賞式を欠席。代理人が、「非人道的な法律によって差別され、アメリカへの入国を許可されなかった私の国のほか6か国の人たちを代表し、私は欠席しています」と声明文を読み上げた(27日付シネマトゥデイ)。
司会者のジミー・キンメル氏は「ハリウッドは国籍で差別しない」と発言し、その後も授賞式中にツイッターでトランプ氏に対してツイートをするなど、あからさまにトランプ氏を揶揄した。
長編アニメ映画賞のプレゼンターを務めた、俳優のガエル・ガルシア・ベルナル氏も、受賞作品を読み上げる前に、「メキシコ人として、ラテンアメリカ人として、外国人労働者として、人間として、私たちを分断しようとする壁がどんなかたちであれ、私はそれに反対する」と宣言し、「反トランプ」姿勢を明らかにした。
オバマ氏は19回も入国制限していた
ハリウッド全体がトランプ氏への抗議を示すような形となった授賞式だが、上記の批判は必ずしも正当なものではない。
多くのメディアでは、あたかもトランプ氏が大統領権限を乱用し、前代未聞の人種差別的政策を断行しているという風に報じられている。しかし、アメリカ議会図書館に置かれる立法補佐機関・議会調査局(Congressional Research Service)のレポートによれば、バラク・オバマ前大統領も、8年間の任期中に合計19回も行政権限を行使し、アメリカへの入国を制限している。
調査によれば、ブッシュ政権で6回、クリントン政権で12回入国制限が行われた。何もトランプ氏が暴走しているわけではなく、入国制限は、これまでの大統領が国民の安全を守るために使ってきた手段なのだ。
ブッシュもオバマも"国境のフェンス"をつくった
また、メキシコとの国境に壁を築くというのも、トランプ氏のオリジナルではなく、1990年代から、国境の障壁の建設は行われてきた。さらに、ジョージ・ブッシュ元大統領は2006年に、メキシコの国境警備を増強するため頑強なフェンスを建設するという、「安全フェンス法」(Secure Fence Act of 2006)に署名した。オバマ政権もこの事業を引き継ぎ、フェンスの建設を進めている。
しかし、このフェンスは約1000キロメートルしかなく、不法移民の流入を防ぎきれていないため、それを強化すると主張しているのが、トランプ氏だ。このように順を追って見れば、トランプ氏の政策が突拍子のないものではないということが分かるが、メディアはそれを報じない。
トランプ氏の言動に対するメディアや芸能人の過剰な反応に惑わされず、正しい情報に基づいて政策を判断する冷静な目が必要だろう。
(片岡眞有子)
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単純に祖国からの入国を禁止され腹を立てているだけにしか聞こえないのだけど、これが文化人の態度なのかなぁ・・と少し残念な気分。
そこへ入国禁止国と全く関係のないレディガガのような大物“セレブ”とか監督までがトランプ大統領を批判するのはやっぱりとっても残念。
「アメリカでは日本車が山ほど走っているのに、東京でシボレーを見たことがない」トランプ大統領は日本にも容赦なくバッシングしましたね。
「だけどね大統領!日本車は米国人の嗜好に合うようにデザインや性能の改良と涙ぐましい営業努力を続けた一方で、外装やコックピットが超かっこよくて超ゴージャスで魅力的で都会的なキャデラックやシボレーは相変わらずの排気量の多さと燃費の悪さの改良を、しようとしないのか断念したのか、フォードの撤退といいアメ車メーカーは日本で本気で売ろうという気があるんでしょうか?」と安倍首相ははっきりとは言わなかったけどきちんと反論してたみたい。これは偉かったね。両国の車の考え方の違いでもあるらしい。トランプ大統領はどう考えたか。最近はあまり聞かれない。
それにしてもアメリカ版“芸能界”とメディアが癒着しているような様は日本とそっくりですね。
ただアメリカの“芸能界”は日本と形態が全然違うようで、アメリカの方はタレント、俳優さん第一のタレントファーストな国だそうな。まずタレント達を守る労働組合は当たり前にある。
芸能事務所はなくて代わりに「エージェント」が存在し、タレントが個人契約を結んで仕事に協力してもらう、エージェントからするとタレントはクライアントにあたります。だからタレントに雇われているんですね。エージェントはタレントのスケジュール管理はせず出演、金額、契約の交渉に関わるだけ。
当然ギャラも日本の芸能界のように、芸能事務所にあたるエージェントの口座にいきなり入ったりはしません。まずはタレントに支払われそこから契約金をエージェントに支払う。これって当たり前ですよね。
ただ実力社会のアメリカではとにかく俳優を目指したらエージェント雇えるまでは一人でがのし上がっていくしかない。でもそれだけに自由な俳優活動が与えられている。認められればギャラは全部自分が受け取れる。
そんなある意味、開拓俳優みたいな真似を日本人が完全に真似できるのかどうかという問題もありますので、事務所に実質雇用されているならばせめて労働組合くらい作った方がいいよね。
ニュースタープロダクションではどういった形にするのかな?まぁどの道タレントさんを最大限尊重するとは思いますけど。
話脱線しました?