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Mikuのブログ

「ポスト安倍」への意欲見せる岸田外相 外交成果が示す、政治家としての「器」

2017-01-07 10:40:25 | 政治・国防・外交・経済

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12431

《本記事のポイント》

  • 岸田文雄外相が次期総裁選への意欲を見せている。
  • 安倍首相と岸田外相が犯してきた外交の失策とは。
  • 政治家には、国益や世界正義を追求する「哲学」が必要。

 

岸田文雄外相が産経新聞の取材に、初めて次期総裁選への意欲を見せた(6日付)。出馬時期については明言しなかったものの、「安倍時代の後、自分がトップに立ったら何ができるか、『ポスト安倍』についても考えてみたい」と語った。 

「この4年間、首相も私もそれぞれ世界のカウンターパートと信頼関係を築き、外交成果を上げてきたと思っています」 

こう語る岸田外相は、以前から「ポスト安倍」と噂されてきた。しかし、本欄でも述べてきたように、その外交には一抹の不安がよぎる。 

 

安倍首相と岸田外相は最高タッグ!?

ここで、岸田外相が安倍首相と共に行ってきた外交の「成果」を確認したい。 

2015年10月中国政府の働きかけにより、ユネスコの記憶遺産に「南京大虐殺」資料が登録された。これに対して日本政府は効果的な対策を打ってこなかったが、その虚偽性が多方面から指摘されている同事件を、世界に周知したらしめたことによる国益の損失は甚だしい。 

2015年末に結んだ日韓合意も、「最終的かつ不可逆的」に慰安婦問題を解決したとしたが、2016年6月には韓国の民間団体が「従軍慰安婦」の資料をユネスコの記録遺産に提出するなど、その効力には疑問がある 

2017年1月5日には、日韓合意を基に、韓国・釜山の日本総領事館前に設置してある「慰安婦少女像」の撤去を要請した。しかし、朴槿恵(パク・クネ)大統領が辞任を迫られる中、次期政権が日韓合意を踏襲するかどうかすら怪しいという状況。日韓合意が誤った判断であったことは明らかだ。 

これらの「反日」外交に加えて、アメリカ外交でも失策が目立った。 

2016年5月、オバマ米大統領が広島を訪れ、原爆による被害者への哀悼の意を述べた。これに呼応するように、2016年末に安倍首相は旧日本軍が攻撃した真珠湾を訪問し、オバマ氏と共に犠牲者を慰霊した。この一連の行為を、日米両国のメディアは「戦後を終わらせる取り組み」として評価している。 

しかし、これらの行為は、軍事基地のみを標的とした真珠湾攻撃と、明らかに一般市民を攻撃対象とした原爆投下が、同レベルのものであると世界に表明するようなものだった。 

加えてロシア外交である。本欄でも指摘しているように、中国の覇権主義を抑制するうえで、ロシアと中国を接近させないことが肝要となる。そのためには、日露が協力関係を強化し、ロシアを世界のなかで孤立させないことが必要だが、安倍政権はロシア外交の重要さを認識していなかったようだ。 

2014年のウクライナ問題において、欧米諸国は一斉にロシアへの経済制裁を行った。安倍首相はそれまで何度も首脳会談をしておきながら、手のひらを返したようにこの制裁に加わり、ロシアからの信頼を失った。 

ウクライナ領であったクリミアは、約6割がロシア系住民であり、併合は"自国民保護"のためでもあったが、そのような事情を一切考慮せず、ただただ欧米諸国の判断にくっついた安倍首相の姿勢は、プーチン大統領を落胆させただろう。 

これらの動きを見てみると、安倍首相のもとで岸田外相が「世界のカウンターパート」と信頼関係を築いてきたとは到底言えない。 

 

政治家は「正義とは何か」を考えるべき

大川隆法・幸福の科学グループ総裁は2016年7月31日、岸田外相の守護霊を呼び、その心中を探っている。 

そのなかで同氏の守護霊は「野球に思想が要らないように、政治にも思想は要らない」などと述べ、自身の信念のなさを露呈した。 

岸田外相の在職日数は、今月5日時点で1472日となり、戦後の外相として、1962年から64年まで外相を務めた大平正芳元首相に並び歴代2位であるという。 

大川総裁は大平元首相の霊も招霊している。同氏は先の大戦について日本の侵略性を否定し、中国の軍国主義への批判や日本の使命に言及するなど、自身の「哲学」を明示した。「思想はいらない」とした岸田外相の守護霊とは一線を画している。 

政治家であるならば、国民の生命と財産を預かる身として、まず国益を求める必要がある。その上で、大いなる平和や人類の幸福を追求するためには、「世界はどの方向へ向かうべきなのか」「正義とは何か」を考え続けるべき立場だ。 

岸田外相は、本当に次期首相を目指すのであれば、自身の外相としての仕事を正しく見直すべきだろう。

(片岡眞有子)

 

【関連記事】

2016年8月3日付本欄 「ポスト安倍」岸田外相が留任 語らぬ外相が明かす外交方針とは?http://the-liberty.com/article.php?item_id=11742 

2016年1月号 「南京」のユネスコ記憶遺産登録 - 外相の不作為の「罪」 - The Liberty Opinion 5http://the-liberty.com/article.php?item_id=10505 

2015年11月1日付本欄 ユネスコ記憶遺産 歴史ねつ造をとめなかった「不作為」の罪 岸田外相の責任を問うhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10409

─ ─ ─ ─

安倍首相は歴代の首相に比べ、海外に飛ぶ率が多く、安倍支持者たちからは「凄い安倍首相!」と崇められているが、どうも真相としては「考えるより行動に出てしまうタイプ」であるだけのようで、ビジネスとしてはそこそこアレで、まるでサラリーマン並みのようである。

ところが何の考えも無しにこれまで上手くいっていたことが祟たのか、オバマが来てくれたからとピュッと真珠湾へ飛んでしまうフットワークの良さは周りを驚嘆させたこの行為は、まるで上層部から見れば上の命令を聞かず独断でやってくれちゃって社の面子を潰した調子こいてるお調子者の課長といったところ・・・。

自分の故郷である山口にプーチンというVIPを勝手に呼び出し、強引にこちらの要求だけを述べ、相手を呆れさせる始末。課長は以前、他社と組んでこの大物に不利益を与えてしまい信用を無くしていることに気づいていないようだ。

今回この大物はそのような心は微塵も見せず・・我慢強くソフトにやんわりと、でも毅然と要求は退け、自国へ有利な商談を取り付けている。

そんな安倍課長にぴったりくっついている次長が岸田という男だ。この男、皆勤賞と勤務態度が真面目という他に取り柄はない。実際、安倍課長と同じで軽いフットワークを見せたものの、何の収穫も得られていはいない。他団体の動きに乗っかり何とか自社をPRしたが軽くあしらわれてしまった。が、課内では評判良かったらしい・・

安倍課長は自分の後をひょこひょうこついて回るこの男が気に入り課内ではポスト安倍課長とささやかれている・・・

こんな感じ?




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