枝野氏を中心として立憲民主党が結党される見通しとなった。
参加が予想されている諸氏はいずれも、民主党を「なんでも反対党」に変質・定着させた論客で、民主党の凋落・身売り解党の遠因を作った議員である。法案の提出には10人以上の賛成が必要とされるなど、院内外における政治活動にはある程度の人数と資金が必要であることは理解できるが、立憲民主党の結成には寄る辺なき漂流者が片寄せあって政党助成金を得るための便法として、集団化したとしか思えない。マスコミは同党をリベラリストの集団と報じているが、「教育の無償化拡大」「子育て支援の拡大」に示されるように国庫(国民の共有財産)からはより多くむしり取る反面、「違憲と考える自衛力を放棄」「集団的自衛権否定」「消費税凍結」など、国への奉仕を放棄して国の安寧を等閑視する主張は、リベラリスト集団というよりも国家の存続を2義的に考える新アナーキスト集団と呼ぶ方が相応しいのではないだろうか。はたまた、枝野新党は民進党の衣を脱ぎ捨て、日本をそっくり「どこかの国に売ろう」との曲々しい鎧を露にしてしまった集団なのだろうか。
今回の総選挙は、枝野新党の出現によって、自由主義を掲げる党、社会主義を目指す党、無政府主義政党の3党が争う、分かり易い構造となった。
昨日の投稿文中「玄葉光一郎」と書いたが「細野豪志」の間違いでした。老眼と老脳を恥じるものです。