もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

朝日新聞よ驕るなかれ

2017年10月25日 | 社会・政治問題

 朝日新聞が社説で「今回の選挙は勝者(自公)への白紙委任を意味しない。改憲についても民意は多様だ」と論じ、暗に改憲論議を進めることは民意に反することであると結論した。

 しかしながら、これ程有権者を馬鹿にした論を知らない。平易に意訳すれば、今回の総選挙で朝日新聞の主張と異なった選択をした有権者は馬鹿であるので、選挙結果は無視しなければならないとの意見である。多数決を原則とする民主主義は「3人寄れば文殊の知恵」の精神で悪法と悪政を排除するとともに、3権を分離して相互に監視し合う体制も整備している。有権者は、今回の総選挙で立法府並びに議員が主導する内閣に白紙委任したとは考えてもいないし、うさん臭い立民・希望に政権を託さない賢さも持っている。国民が期待することは50年も放置され停滞している改憲論議を進めて、改憲草案を提示して欲しいことである。改憲の審判は国民投票によるとされているが、検討すべき叩き台たる草案(私案・党案を除く。)すらない現状を憂いているのである。ある意見を持つ又は同調・容認する国民が過半数を超えればその意見を民意と捉えるのが正常な民主主義で、今回の改憲推進を主張した政党を選択したことこそが民意と考える。自分の主張と報道を正義と断じ、民主主義の根幹である選挙と選挙結果すら無視しようとする朝日新聞は、共産党独裁下の「新華社通信」や「中国新聞」を報道の鑑としているのではなかろうかと疑うものである。

 朝日新聞の不買運運動が起こらないものだろうか。いつの日にか大規模な不買運動が勃興し、有権者を愚弄する朝日新聞が消える日を待ち望むものである。

 


カープ散る

2017年10月25日 | 社会・政治問題

 民進党の内紛も関心事であるが、カープの散華に触れぬわけにはいかない。

 ペナントレース優勝チームが、CS最終ステージで敗退した。優勝決定後は、ひたすら巨人を応援してDeNaがCSに出てこないことを祈ったが、恐れていた通りの結果となってしまった。敗因を思うに、投打ともに低調であったことに尽きるが、緒方監督の選手起用にも疑問符を付けざるを得ない。鈴木・エル・阿部が抜け松山の調子が上がらないコマ不足の現状でも先発投手陣の防御率が3点台であることから、横浜に打ち勝つ以外に勝機を見出せないとの判断にたっての選手起用であったと思う。しかしながら、4球を連発して自滅する投手陣に対しては、打力を犠牲にしても石原の起用はなかったであろうか。曾澤は大好きな選手でシーズン中も「曾澤を出せ!」と叫んだことも一再ならずあるが、シーズン中に4球を連発する岡田を鼓舞した石原のリードを思い起こして何とかできないものかと思った次第である。このことは、当の曾澤も十分に分かっていたようで、バットを振る曾澤の目は悲壮感に満ちていたが、自分のリードが投手に伝わらないジレンマからか快音を響かせることはできなかった。

 八つ当たり的に緒方監督の選手起用に疑問を呈したが、やはり選手の気迫においてDeNeに劣っていたと思う。代打でホームランを打った乙坂を始め、中継ぎまで務めた今永・浜口等々カープに倍する迫力を感じた。気後れした投球でロペス・筒香・宮崎・桒原・梶谷と対したカープ投手陣、来期はガッツある投球で吠える投手を見たいものである。ペナントを連覇しても紳士を気取るチーム・カラーでは無い筈である。