もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

加藤寛治議員の発言に賛意

2018年05月11日 | 与党

 自民党の加藤寛治議員の発言が、女性蔑視との波紋を呼んでいる。

 議員の発言は、結婚式で「3人以上子供を産んで下さい」と新郎・新婦に対してスピーチをすると発言したもので、特に性差別や女性蔑視には当たらないと思う。少子化対策と言えば直ちに、金銭や施設に関する「子育て支援政策」に話が飛ぶが、究極の少子化対策は女性に子供を産んでもらうか、大量の移民を受け入れることでしかないと思う。なぜ若年夫婦が子供を欲しがらないのか。経済的な理由で子供を作れない人もいるだろうが、見るからに裕福そうな家庭での一人っ子・貧乏人の子沢山というケースも多いことから、経済的な理由が総てではないように思う。現に育児手当の支給や増額によっても出生率の劇的な上昇は見られなかったし、大学までの教育を無償化してもこのことは変わらないと思う。想像であるが、現在子育てのための最高の環境にある恵まれた母親に対して質問しても、子供の存在と育児は自分に対して何らかの足枷となっていると答えるだろう。かって、大東亜戦争前にあって子供は富国強兵の源であると推奨され、子沢山の家庭は国から表彰されたこともあると聞いているが、現在では国の呼び掛けと有形の少子化対策だけでは出生率が改善することはないと思う。ここは、女性蔑視と言われようと「子供を産んで下さい」と女性に土下座するか、多くの子供を持つ女性を称賛する無形・無言の風潮・社会環境を醸成することが必要と思う。

 加藤寛治議員の発言は、直截的ではあるが本質を突いたもので非難することがおかしいと思うものである。さもなくば、大量の移民を受け入れて日本の良さを失う道を辿るしかなくなるのではないだろうかと杞憂するものである。