日大アメリカンフットボール部監督の内田正人氏が、監督を辞任することを表明した。
アメフトは、100kgを超す巨漢の肉弾戦が魅力でア式蹴球との略称が残っていた頃から、興味を持っていた。当時のアメフトは、負傷などは日常茶飯事で、時には死者も出る程であった。しかしながら選手を防護するプロテクターの進歩で重篤な負傷は少なくなり、とりわけ厳格なルールの普及と適用により楽しめるスポーツとなった。そんな中で起きた日大選手の不祥事である。レイトチャージ(レイトアタック)した日大選手は1年生からレギュラーポジションを与えられるほどの選手であり、ボールを離して無防備になったQBを背後から攻撃することは申し開きできないほどのルール違反であり、一発退場はおろか以後の選手生命すら失いかねないほどのものであることを十分に理解していたはずである。日大は監督の指示と選手の理解に乖離があったとしているが、関学が反発するまでもなく内田氏の指示によるものと確信する。内田氏は事案生起後2週間を経過した昨日「(指示の有無を語ることなく)弁解しない。すべては監督の責任。」と述べたが、部下の不祥事を一身にかぶる潔い指揮官との誤解を期待するさもしい心根が見え見えである。内田氏は監督を務めるのみならず、理事として大学の運営にも関与していると報道されているが、氏に教育者としての人格・識見は求めないものの、少なくともスポーツマンであって欲しかったと思うのは自分だけではないだろう。
篠竹イズムをもって日大アメフト部を常勝軍団に育て上げた偉大な監督の後継者としての焦りからか、指導の原点はおろかスポーツマンシップさえ忘れた内田正人氏、少なくともアメフト界から永久追放すべきであると考える。
本日は、よんどころ無い事情で日記を書く余裕がなかったことを付記します。