加戸守行前愛媛県知事の興味ある発言が報道された。
報道では、「日本獣医師会から福山哲郎立民党幹事長や玉木雄一郎国民民主党共同代表らに各々100万円の政治献金が為され、働きかけに相応しい活動をしている」と揶揄したとされている。かねてから加計学園問題では、長年の友人関係である加計幸太郎氏と総理の関係追及にのみ終始し、根本原因である獣医学部新設を不可とする文科省の岩盤規制と獣医師会の信仰は顧慮されないことを不満に思っていた。前知事の述懐に戻れば、旧民主党政権下で獣医学部の新設が前進していたにも拘わら、献金の時期と符合して獣医師会の主張に沿った方向に転舵されたらしい。自分のブログでも複数回にわたり岩盤規制の裏には文科省と獣医師会の癒着があるのではと書いたが、幽霊の正体は旧民主党議員であったのかと合点した次第である。献金と匙加減が事実であると考えれば、加計氏の証人喚問時に招致された愛媛県知事と獣医師会会長には全く質問されなかったことも合点できる。既に岡山理科大学(加計学園)での獣医師教育が始まった今に至るも、加計問題に固執する真意は、政治献金に見合う成果を挙げられなかった贖罪・意趣晴らしの行動かと見れば、なんと義理堅い政治家であろうか。
献金の事実と総額が不明であるが、事実とすれば受託収賄に該当する事案であると思うものの、福山・玉木議員の放火能力(マッチ)と消化能力(ポンプ)の低さを嗤うものである。