ブログの機能確認のため、2018年1月25日にUPした記事を再度投稿します。
自民党の中曽根康隆衆院議員のインタビュー記事を読んだ。
議員は祖父康弘元総理・父弘文元大臣と続く政界のサラブレッドで、小泉進次郎議員とともに将来の総理・総裁候補とも目されており、記事は憲法改正ついて祖父康弘氏の意志と熱意を受け継ぐとの主旨である。一般に2世・3世議員は世襲議員と称されて既存権益との癒着が懸念されるとともに、政治家としての能力も父祖の威を借りたものとして高く評価されないものであるが、両議員については期待を込めてその動向に注目したい存在である。記事で紹介されている祖父康弘氏の「政治家は歴史の法廷の被告席に座る」との言に改めて新鮮さを感じた。折りしも国会では代表質問が行われているが、野党第1党の枝野立民党首が相も変わらず「安倍総理の下では憲法論議を行わない」と憲法論議を棚上げして、待機児童問題等の福祉をメインテーマに選んだ。福祉は重要なテーマであろうが、喫緊の最重要テーマではないと思う。野党第1党であればこそ、歴史の法廷に被告として座る勇気と気概を持って将来の国策に真正面から取り組んで貰いたい。国家なくして国民は存在し得ず、国家なくして国民福祉は成り立たないからである。それとも枝野氏を含む立民幹部議員諸氏は、国家なくしても自己の安寧を保てる方策を講じているのだろうかとも邪推したくなる代表質問である。。
「面従腹背」を座右の銘とする悪名高き前川喜平氏が中曽根議員の伯父に当たるとは知らなかった。閨閥を重んじる政治界一門に繋がる者として「大企業主の子息で東大出身のキャリア官僚」との看板を信じて前川氏を選んだことは、父弘文氏も人を見る目がなかったという事であろうか。