”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

焼岳 2,393m

2006年06月20日 | 
栃尾温泉の足湯駐車場で6時起床、涼しくて良く眠れた。お湯沸かし朝食。中尾温泉の焼岳登山口に移動する。飛騨ナンバーのジープが一台停まってたが、工事関係の車かもしれない。準備し7時半出発。20分ほどで林道終点を横切ったが、道端に125ccの2サイクルオフロードバイクが停めて有った、エンジンは冷えてたのでだいぶ前に駐車したようだ。更に1時間ほど行った所で下山の青年と出合った。早朝に出発したそうだが、それにしても早足だ、ルートの積雪状況を聞いた。雪は有るがキックステップで大丈夫との事、アイゼン持ってこなかったので不安だったが一安心。どうも林道のバイクはこの青年の物だったようだ。

                     <<ブナ林の中を行く>>


途中から登山道に残雪が出て何度かルートを見失いそうに成る、足跡をたよりに何とか通過。峠の少し手前に秀綱神社という小さい祠が有った、ここから峠までの間は残雪が非常に多かった。

                        <<秀綱神社>>


中尾峠に10時着。峠からは上高地、アルプス、笠ヶ岳等素晴らしい景色だ。南を見上げるとこれから登る焼岳の岩峰がそびえている。風が強く寒い、風を避け岩陰で休憩した。

                 <<左の南峰は登山禁止、中央の北峰に向う>>


焼岳へのガレ場登攀開始、覆いかぶさるような岩山直下の登りは、上から岩が落ちてくるのではないかと、ヒヤヒヤだ、雪渓の肩を左に巻いて山頂直下に出た、焼岳北峰頂上は墳煙をゴーゴーと吹いている墳気口の数メートル横を右に這い上がるのだ。すぐ先に中ノ湯コース分岐が有った。こんな状態の活火山に登山してもいいのかと思うほど噴煙はすごい勢いで吹き出していた。然し硫黄臭は余りしなかったので主に水蒸気と思われた。これはどうした物かと躊躇し休憩していたら若者が一人登って来た。上高地かっぱ橋から3時間で来たとか。一緒に山頂に向う。

                      <<墳気口>>


11時山頂到着、思っていたより広かった。でも足下に墳気口があるので気持ち良くないが・・まさか噴火はしないだろうが、あまり気持ちのいい物では無い。山頂からの展望は最高だった。アルプスの山々が一望だ。北には西穂から穂高、槍ヶ岳への稜線、右は上高地、左は笠ヶ岳と名山のオンパレード、殆どがまだ未踏の山々だ。

                     <<笠ヶ岳と中尾温泉街>>


                     <<背後には槍の穂先も>>


                      <<上高地と穂高>>


11時半下山開始、ノンストップ2時間で駐車場に戻った。山頂から中尾峠への下りで上高地からの登山者2名とすれ違ったが、峠以後は誰とも出会わず、結局今日の中尾温泉コース登山者は、朝出合った若者と私の2名だけだった。栃尾温泉荒神の湯に直行し、汗を流しサッパリした。温泉も平日の昼間という事で貸切だ、脱衣場で30年ほど前200円で買ったビーチサンダル右足鼻緒が切れた、バイク四国遍路や海水浴、色んな所に同行した曰く付きサンダルだ、捨てるに偲びずポケットに有った花粉マスクを解体し修理した。

                    <<右の鼻緒修理後>>


風呂上りにビール1本飲んで3時半までドア開けた車内で昼寝、そよ風が気持ちいい。後は空いてる国道41号をひた走り、8時前に自宅に戻った。
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