”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

白山 2,702m

2006年07月31日 | 
昨夜はよく冷えた、車の窓は外側が夜露で濡れていた。快適だったので熟睡し、起きたら6時だった。急いで朝食、洗面、トイレ済ませ装備の準備する。天気は上々、暑く成りそうなので短パンとポロシャツにした。水はハイドレーションパックに1.5リットリ詰めた。7時登山開始。平瀬道は4-5年ぶりだが、今までに10回近くは登ったろう、登山口に登山者数をカウントする装置が取り付けてあった、同じ装置を北海道の羅臼岳でも見た、又登山口に有る休憩舎に「エールキット」という糞尿処理セットが置いて有ったので1個貰った、いわゆるキジ撃ちによる環境汚染防止に、糞尿を回収する為の凝固剤等のセットだ。これも北海道の山で広く使われ始めているようだ。これ結局使わなかったのでそのまま持ち帰った。

                 <<登山口休憩舎、ベンチあり>>


休憩無しでゆっくり登り、9時大倉山通過、途中地獄谷の噴気孔からの火山性ガスか、キツイ硫黄臭がした。大倉山避難小屋は立派なログキャビン風に立て替えられている。以前の小屋は一度使わせてもらった事が有ったが・・、中覗いてみたら綺麗な板張りで快適そうな小屋だ。水場は無いが、何か有った時に避難するには良さそうだ。

                    <<大倉山避難小屋>>


カンクラ雪渓を越え、這松帯を急登し、広広とした弥陀ヶ原の室堂に10時半到着、石川県側から登って来た登山者がパラパラ休憩していた。室堂センターの中には臨時の郵便局が出来ていた、ここから郵便を出せるとか。夏の季節だけ特別に設置されるらしい。一休みして山頂に向う。

                  <<白山奥宮の横から山頂に向う>>


11時半白山御前峰頂上着、登山口から4時間半かかった。室堂を見下ろしたらガスが掛かり始めていたが、上空は青空だ。金、土と大荒れの天気だったと白水湖畔ロッジの人が話していたが、今日は晴れて良かった。

                   <<山頂から室堂を見下ろす>>


                    <<左大汝峰、右剣ヶ峰>>


12時下山、室堂まで下りて白山奥宮でお守り買った。いつも300円の「目(芽)の出るだるま」だ。余り好評ではないが、家族4人分仕入れた。

                  <<ダルマ:傾けると目が飛び出る>>


ベンチでパン食べて下山開始。午後3時登山口に戻る、風呂道具持って露天風呂に直行。今日は下山者がまだ居ないのか、露天は無人だった。一人で入る、群青色の白水湖が綺麗だ。湖畔を渡る風が気持ち良い。

                       <<今日は貸切露天>>


                <<源泉飲んでみた、まろやかだった>>


白山公園線は午後7時にゲートが閉まり通行出来なくなるので遅くとも6時半には出発しないといけない。3時間ほど時間が有るのでノンビリ浸かった。風呂上りに缶ビール1本飲んで1時間ほど昼寝した。午後5時酔いもさめた様なので出発する。道路渋滞も無く、3時間そこそこで蒸し暑い自宅に戻った。大白川ダム湖畔まで我が家から片道140km程度、手ごろな避暑地として使えそうだ。
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奥美濃:大白川温泉

2006年07月30日 | 
久しぶりに岐阜県側からの白山登山ルート、平瀬道に行った。エアコン付け猛暑の午後1時半に自宅出発し国道156号線を北上、白鳥辺りよりエアコン不要に成った、荘川を経て平瀬温泉街の手前より、県道白山公園線の悪路を30分ほどでダム湖畔の登山口に到着、ここは標高1200m程度、涼しい風が吹き抜けていた。ここ白水湖畔に源泉が有り、92.5℃の高温の湯が湧いているらしい、これを直接湯船に掛け流しているのが大白川温泉露天だ。

                   <<露天入り口>>


男女別々の広い露天が有る。以前は湖畔の小屋に日帰り入浴可能な内風呂も有ったが、現在のロッジには無いようだ。平瀬温泉はこの湯を10km以上引湯した物らしい。

                      <<白山公園線入り口>>


広い駐車場には30台ほどの車が停まっていた。殆どが登山者の物だと思われる。ここも百名山だからか、全国各地のナンバーの車が、名山巡礼とおぼしきワンボックスも数台。湖畔ロッジに行って露天風呂料金300円払い、露天に入る、今日下山してきた登山者がはいってたので登山道の様子など聞いた、特に問題は無いようだ、往復10時間掛かったと話していたが、大まか8から10時間という所だろう。今日はこの後車内でノンビリ泊まるだけなのでゆっくり浸かった、風呂上りにアイスボックスの冷えたビール二本飲み、カセットコンロでラーメン作って食べた。

               <<駐車場:奥がロッジ、手前は綺麗なトイレ>>


8時頃から睡眠モードに入る、快晴のようで、こんなに星が有るのか!とびっくりする満天星空だった。日が暮れて気温もドンドン下がり寒いくらいだった。下界の猛暑がうそのようだ。寝袋にもぐりこんで熟睡。
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雨ニモマケズ・・伊吹山

2006年07月24日 | 
北海道から帰って晴れ間を見て庭の芝刈り完了。その後雨天続き、運動不足でムズムズ・・降水確率100%だけど、やたら何処でもいいから登りたくなり、お手軽な伊吹山に行った。8時に自宅出発、通勤の車が多く結構混んでた。10時に2合目着。雷注意報が発令されているのが気に成る、遠くで雷鳴が時々聞こえるので避雷針に成りそうなストックは持つの止め手ぶらで行く。山は霧に包まれ小雨、こんな日に登りに来てる物好きはまず居ないだろう。傘さして登り始めるが、少し風が有りザックが濡れるのでポンチョに切り替えた。3合目には「ゆうすげ」がしぼんで咲いてた。霧雨に濡れ萎んだ花びらがなんとも情けない。

                       <<3合目のゆうすげ>>


5合目に物好きが一人休憩していた。元気そうな赤ヤッケのお姉さん。6合目の古いコンクリート製気象観測小屋が解体中だった。ここより山頂まで雨は降っていなかったが、濃い霧で結構濡れた、山頂の小屋は半分ほど営業しており、沢山の観光客が休んでいた。ドライブウエーを車で登って来た人達だが、なぜか登山装備バッチリの一団がワイワイと群れている、駐車場からここまで歩くのにこの格好か?と不思議な感じがした。

近年中高年の団体登山がヒンシュクを買っているが、たしかに大人数になると何かと周囲へのインパクトも大きい。2チャンネルでは「団体ジジばばは山に来るな!」とか過激な意見もチラホラ見かけられるが、その気持ちも判らないでもない。今日は霧で景色も全く見えないので、濡れたシャツを着替え、おにぎり食べてすぐ下山、1時半に2合目の車に戻った。いつも下山後に行く「薬草風呂のジョイ伊吹」月曜日は定休日なので帰り道に有る「池田温泉」に寄ろうかと思ったが、途中で面倒になり中止、直接自宅に戻った。
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北海道登山バム総括

2006年07月20日 | bum
早起きの癖がついてしまい5時に目が醒めた。今日は10時出頭なので再度一眠りした。今月は今までに2日間だけ家に居り、17日間は遊びほうけていたのだ、これからしばらくは家事に勤しむ事とします。庭の芝生もだいぶ伸びてるし・・先ず芝刈りからか。

ハローワークには9時半に出発し2時間後に戻ってきた、たった2時間の為にアタフタ帰ってきたのだ。これがなかったら後3日ほどの時間と追加1万円で全山踏破出来たろうに、でも次への楽しみとして2座(大雪山、トムラウシ)残しておいたのも良かったかも。百名山制覇まで残り72座、まだまだゴールは遠い。踏破山日本地図はフリーソフト「Mezase」使用。


■走行ルート
大まか下記の通り、最短距離をぐるりと走った、道内での走行は1,900km程度。危険な夜間走行は極力避け、早立ちし、下山後明るい内に次の山の近くに移動した。夜景見て走ってもつまらないし・・・移動は極めて快適で全く苦に成らなかった。北海道では、走ってると自然と鼻歌が出てきてしまいます。



■山について
ヒグマ対策の鈴を現地調達する積りだったが・・何処にも売っておらず、結局鈴なしのままバムを終えてしまった。百名山は登山者が多く、前後でチリンチリンとやってくれてるので、その必要も無かった、羅臼の登山口に有る木下小屋では、1日1000円で熊撃退スプレーのレンタル有り。と書いてたが不要と判断し、借りなかった。熊のほうで避けてくれているようだ。どの山でも今シーズンの熊目撃情報は出ていなかった。

・シリベシ:記念すべき北海道初登頂の山、緊張したが、山頂からの雲海が綺麗だった。
・ホロシリ:何かにつけ、登り応えの有る山だった。ここを踏破した事で少し自信が付いた。
・オアカン:山頂の烈風雨、濃霧には参った。視界も何も無し。ほうほうの体で逃げ帰った。
・シャリ:里からの端正な姿が印象的、滝も綺麗だった、熊見峠経由の下山道からの展望良好。
・ラウス:山頂と直下の岩峰は圧巻だった、高山植物多し、ここでも雨に降られた。
・リシリ:天候に恵まれ、計画通り登頂出来たのは本当に幸運だったとしか言いようが無い。
・トカチ:阿蘇高岳を思わせる若い山、悪天の前に登り抜けたのも全く幸運だった。

■温泉
あくまで登山の汗流し目的で山の近くの湯に入った。幌尻山荘泊まりの日と、利尻島のトイレ泊の時以外は毎晩温泉に入り、ビールで乾杯した。温泉巡り目的ならもっともっと面白い湯が一杯有るようだ。今回の中で「良かった!」と思うのはやはり、無料露天の「羅臼熊の湯」と「岩尾別温泉」だ、何れも知床に有った。然し露天での大敵はブヨだ、野趣味有る露天ほど奴らの密度が高い、裸では防備のやりようが無く、いかんともし難い。私もだいぶやられた。ブヨかダニが解らないが、バム終了時点で点検したら左足7箇所、右足8箇所、腕6箇所噛まれた跡有った、虫除けローション頻繁に塗っててこれだから、かなりの虫密度だったのだろう。

1.ニセコ比羅夫温泉
2.むかわ温泉
3.沙流川温泉
4.阿寒温泉まりも湯
5.摩周温泉泉の湯
6.羅臼温泉熊の湯露天
7.きよさと温泉
8.岩尾別温泉露天
9.かみゆうべつ温泉
10.利尻富士温泉
11.白金温泉
12・吹上温泉

■経費
資金38,000+20,000=58,000 自宅に戻った時の残金=8,000 丁度5万使用だった。往復フェリー代が52,630なので総計10万そこそこの旅だった。利尻岳一つに16万も使ってる人の事を考えると1.4万/1山 というコストパフォーマンスの良さだった。

■まとめ
出発前は不安だらけで、どうなる事かと思い悩んでいたが・・バムサンバーでの旅は極めて快適だった。快食・快眠で体調も良好、出発前の体調不良も何処へやら行ってしまっていた。いつも自宅で使っている枕と寝袋使用で、車で寝てる事を忘れるくらいだった。7月は何かと予定が詰って居り、北海道行きは無理か・・と逡巡していたが、9日の幌尻山荘予約が取れた時点で「何が有っても行くぞ!」と決意したのが良かった。

自宅のトイレにぶら下がってる月めくりカレンダーの標語を何気なく見たら「実行の決意が鈍いと次々にやれない事情が起きてくる」と書いてあった。うむ・・その通りだなあ・・・誰の言葉か知らないが、なかなかいい事書いてるな~と感心した。
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14日目:バム終了、帰路

2006年07月19日 | bum
新日本海フェリーすずらんは定刻に出発、乗客は7日の苫小牧行きと同程度でまあガラ空きの部類だろう。二等和室A室は7名、B室には2名しか居ない。バイク族は8名ほど居た。2等は自由席なので好きな所に座ればよいのである。何となく行きと同じ場所に座り込んだ。今後丸一日車に戻れないので、ビールや食料、風呂道具に使い慣れた寝袋を持ち上がった。

早速風呂に入り風呂上りにビール2本飲んで寝た、午前8時に点灯で目が醒めた。今回も殆ど揺れ無し、エンジン音も静かで良く眠れた。冷房が効きすぎてて寝袋にすっぽり入ってて丁度良いくらいだった。これから夜8時半の敦賀港到着まで12時間何もすること無いので、朝食後朝風呂に入りビール飲んで寝袋に入りウトウト・・・お昼はパンとコーヒー飲んで又ウトウト・・・我ながら良く寝れるものだと感心する。夕食はカップラーメンで済まし船内ロビーで相撲のテレビ放送を見て新聞読んだりして過す、船内に給湯器が備えてあり、お湯が自由に使える事を確認していたので、カップ麺を持ち込んでいたのだ。船内レストランでも喫食可能なのだが高いので倹約して利用しなかった。考えて見れば今回の旅では一度も食堂、レストラン等で外食しなかった。現地の美味しい物を食べながら・・・・というのも旅の楽しみ方の一つだろうが、今回はローコストでの登山が主目的である為全て自炊で済ませた。

        <<又来るよ~~・北・海・道・・あ・り・が・と・うー!・・今朝の画像です>>


ウトウトしながら、来年はもう少し長く、7月1日から20日間ほど、二百名山にも挑戦してみたいなとか、冬にスキーしながら温泉巡りするのも面白そうだし・・・とか色々空想を巡らせていた。そうこうしているうち船は定刻に敦賀港到着、北陸道から名神、東海北陸道を走り10時半頃無事自宅にたどりついた。出発時に芽が出たばかりだった玄関前の朝顔の蔓がだいぶ伸びていた、何はともあれ無事終了できて良かった。さあ、明日は朝からハローワークに出頭だ。
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13日目:十勝岳 2,077m

2006年07月18日 | bum
初めての北海道バムも今日が最終日である、バム生活にも慣れ、これからというのにもう帰らなければ成らないとは・・考えて見れば夢のような日々だった。昨夜は涼しくて快適な夜だった、夜中相当雨が降ってたようだが、朝起きたら止んでた、何と十勝岳と噴煙が良く見えた、天気は一時安定しているようだ、然し予報は終日小雨と成っていたので雨対策にポンチョと傘持って5時出発。

                  <<十勝岳と噴煙が見えた>>


                <<避難小屋があった>>

途中2組抜いてドンドン行く、7座目とも成ると足が慣れたのか、スイスイ進む。途中雨が降り出したのでポンチョ被り進む。7時半山頂着。私が本日の発登頂者のようだ、誰も居ない。写真撮ったり景色眺める。霧も出てきて余り展望は無かったが、すぐ横の美瑛岳は良く見えた、雨が止まず、霧がだんだん濃くなってきたので早々に下山開始。9時10分登山口「望岳台」に戻った、観光客の車が増えていたが、大した数ではなかった。これで7座も踏破出来た、残る大雪山とトムラウシは次回のお楽しみとし、今回の登山は終了とする。

さて締めくくり温泉は、昨日偵察した吹上温泉の「保養センター白銀荘」の露天風呂に行く事にした、10時から入浴可能なので時間つぶしに今日の記録をつけた。10時に成ったので車で10分ほど走り吹上温泉に到着。600円払って風呂に・・広いヒバ浴槽風呂に泡風呂、露天は4つほど有った。入ってた地元のオジサン達と、いろいろ話す、名古屋は暑いらしいが、そんなに暑いんかえ~いつごろまで?とか色々聞かれた。万博で来た人が近所にいるらしく、名古屋は、暑い!という事に成っているようだ。

           <<吹上温泉白銀荘の露天風呂と地元のオジサン>>


11時に風呂出て車に戻ると突然大雨に成った。十勝岳方面は完全に雲の中だ。早く登っていて正解だった。今ごろ山頂は大変な嵐と思われた。

さあいよいよ苫小牧に向け移動だ、フェリーは今夜11時55分苫小牧東港発である。地図を見ながらルートを検討、真っ直ぐ南下するR237が良さそうだ。山を下り富良野に出て日高を通る事にした。日高で幌尻の後走った道を戻る事になるだろう。11時半移動開始。すぐにすごい雨に遭遇、道路がまるで川のように成っている。山をほぼ下った所で十勝岳方向を振り返ると真っ黒な雨雲に覆われていた。

                     <<十勝岳は厚い雨雲の中>>


大雨シャワーのおかげで車の前方に一杯付着した虫の死骸がだいぶ落ちて綺麗に成ってた。その後国道に出てからも断続的に豪雨が有った、ラジオ聞いてたら道内あちこちで大雨洪水警報が発令されたようだ。幌尻の額平川は大変な事に成っている事だろう、恐らく今日は通過出来ないだろう。

今回はタイミング良く、登山日は割と良い天気、移動日が大雨。全く運が良かった。先週泊まった日高の道の駅に午後3時着、ここで大休止、ビール飲んでしばらく昼寝する。苫小牧のフェリー乗り場に午後10時頃に着けばよいので今日は余裕で道草食いながら走った。それでも予定よりだいぶ早い9時半に苫小牧東港に到着、夜間で周囲に何も無い港なので遠くからも照明を受けてフェリーが見えた。車を駐車場に停め乗船手続きをした。11時に乗船開始らしい、1時間も有るので車内でカセットコンロでラーメン作って食べた。




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12日目:十勝岳登山口へ移動

2006年07月17日 | bum
自宅出発時に3万8千円持ってた軍資金が利尻島行きでほぼ底をついてきた。フェリー代往復3,960円と駐車料金2000円、2日で6000円の出費が堪えた、まあ10日も遊んでるのだから節約してるほうかも・・旅行しても土産という物を今まで殆ど買ったこと無かったのだが、今回は羅臼で羅臼昆布1000円、利尻で利尻昆布1200円、三風谷でアイヌ彫り物300円と珍しく土産を買ってしまった。又サンダルが壊れたのでホームセンターでサンダルとフライパン買った、合計1200円程度、これらの出費が無ければ、何とか間に合ったのだろうが・・郵便局を見つけ、2万円引き出した。これでお釣りが残るだろう。

                   <<フライパンとセイコーマートカード>>


                     <<サンダル>>


                      <<酋長人形>>


                       <<羅臼昆布>>


                       <<利尻昆布>>


朝起きたら雨が降っていた。今日は移動日なのでノンビリ6時頃まで寝てた、洗面トイレ後40号線を南下、天塩山地に沿ってるせいか、天塩川とか天塩温泉とかが出てくる、美深(ビフカ)道の駅は温泉付きでキャンプ場も有るので寄り道して見た、沢山のキャンピングカーがキャンプをしていた。これも連休のせいだろう。朝から温泉は無いので風呂には入らず、コーヒー等飲んで昨日の記録を付けた。

旭川に午後到着、大都会だ、美瑛方向に行きたいが、道が判らなくなりスタンドで聞いた、北海度の道路は非常に判りやすく、カーナビは不要と思われた。町から町へ、大抵主要道路は1本だけで迷いようが無い。しかも高速道路みたいな道が延々と続く、車を走らせるのが楽しく成る所だ。然し夕方美瑛に入ると今回の旅で初めての渋滞に遭遇した。花を沢山植えた丘が有り、これを観光に人が集まっているようだ。しかしこの渋滞も10分ほどで通過。

今日の天気はバイクライダー泣かせだな、晴れたと思ったら突然夕立・雷雨、又晴れ・・と大荒だ、登山は利尻で終わりにしようかとも思ったが、帰り道にもう一つ・・割と楽そうな十勝岳に登って見ようと思い、登山口の有る白金温泉に向う、町営の宿泊施設「白樺荘」は、日帰り入浴400円、ここに向けて走る。白金温泉の1番奥に宿は有った、400円払い温泉に入り髭剃った。宿の資料見たらここは自炊専用の温泉保養施設で、一泊2600円、7泊以上する場合は1泊2100円らしい。

               <<白金温泉:白樺荘>>


この値段なら一度くらいは宿に泊まってもいいかーと思ったが、今日は満室らしい。ロビーで久しぶりに新聞読み、車に戻り風呂上りのビール飲んで飲酒運転で登山口に移動、望岳台に行く積りが、通り越したのか吹上温泉に着いてしまった。広い駐車場と綺麗な「吹上温泉保養センター白銀荘」が有った。車も沢山停まってた。白銀荘に偵察に行く。ここも白樺荘同様自炊宿泊専用の施設らしい。受付で十勝岳登山したいのだがここから登れるかと聞いたら、「望岳台のほうが近いのでそちらに移動してください」と教えてくれた。望岳台には広い駐車場とトイレ、売店もあるとか、早速引き返し、望岳台に移動した、先客はジープとキャンピングカー一台の2台のみ。隅っこに停車し、今夜はここで泊まる事にした。フライパンでウインナーとキャベツ炒め、パンとビールで夕食。9時頃から寝た。雨が降っており、屋根を打つ雨音がうるさいくらいだった。明朝の天気次第で登山するかどうか決めようと思う。
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11日目:利尻山 1,719m

2006年07月16日 | bum
3時前からトイレに人が続々とやってきてうるさくて目が醒めた。トイレ前が明るいので団体さんがここに集合して点呼まで始めた。3時に成っていないのに・・何と言うはやさだ。今日は登山者も多そうなので、こちらも準備してたら洗面所で、キャンプしてるらしい若者が「今日は良さそうですね。私は雨のため2日間テントで待機してました、やっと今日登れそうです」・・とか、今日来て運が良かった。準備して4時登山開始。2時間で8合目、山頂の展望が開けた、素晴らしい景色だ、皆歓声を上げているここで写真沢山撮った。
               
・8合目で山頂が見えた


だんだんピッチが上がってくる、急なガレ場をよじ登って7時半山頂着。下界は雲か霧かが掛かっており見えないが、上空は青空だ、羊蹄山の時みたいに雲海の上という感じだ。ローソク岩という奇岩がすぐ横に有った。

・ローソク岩


今回はフェリー乗り場から山頂まで歩いたので標高差1700m程度を登った事に成る。結構しんどかったが、登り3時間半で到達した、毎日の登山で体が馴れてきたようだ。山頂でお握り食べたり景色眺めたり1時間ほど過し、8時半下山開始、11時頃登山口に戻った。稚内へのフェリーは11時、16時、17時半だ。16時に乗る事にし、余った時間利尻富士温泉に入り、汚れ物を洗い場で洗濯、休憩室で昼寝した。裸で体重量ったら60キロだった、2.5キロほど減ってた。ここは何度でも入れるそうなので、昼寝後再度露天に浸かった。2時半まで時間つぶして海岸に下った。

フェリーは定刻に出発、昨日ほど混んでないが、それでも満員という感じだ。フェリーから利尻島を見るが利尻岳は雲に覆われその姿は山麓しか見えなかった。念願の利尻岳に登頂出来大いに満足し、帰路に着いた。フェリー内で缶ビール飲んでうとうとしてたら稚内に到着、駐車場で車のキー返してもらい、料金2000円払った。荷物整理し、洗濯物を車内に干す。
              
・さらば利尻島・・・また来る日まで・・・

体重も減ってたので少し栄養付けなくては、とセイコーマートで肉類を少し調達した、先日フライパンも調達してたので今夜はこれで焼肉でもする事にした。少々睡眠ふそくなので今日は早めに泊まるところを決める事とし、40号線を南下する。2時間ほどで道の駅なかがわに到着、ここに泊まる。味つき牛カルビ200gをフライパンで焼いて食べた。ついでにキャベツも炒めて食べた。今夜は調達したワインまで飲んだ。久しぶりのハイカロリー食で満腹となり、日記もつけず10時頃寝てしまった。
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10日目:利尻島上陸

2006年07月15日 | bum
宗谷岬は観光客でごった返していた、何の休日か知らないが3連休になっているせいだろう。一応写真等取り、海辺に下りてオホーツク海の水に手を漬けて見た、海草と小魚が沢山泳いでおり、海の豊かさが感じられた。水は当然塩辛かった。

                <<本等で良く見る宗谷岬のモニュメント>>


               <<日本最北端宗谷岬の海岸で手を浸けた>>


この調子では、利尻は大混雑かも・・・そうこうしているうちに稚内に午後1時到着、結構大きな街だ、ロシア人とおぼしき外国人を多く見かけた。フェリー乗り場に直行。

                    <<稚内に着いた>>


予想通りの大混雑。東日本海フェリー乗り場に隣接した有料駐車場もほぼ満員だったが、すぐに空きが出て停める事が出来た、1泊2日で2000円らしい。指示された場所に停めた。停まってる車は殆どが内地ナンバーだ。周囲には観光バスもウジャウジャ。案内所に行って運行ダイヤ聞いたら3時半に最終便が有るらしい。丁度いい時間に着いた、これに乗り遅れたら翌朝まで港で待機になるところだった。然し利尻の宿は満室ですよ、予約してますか?と聞かれた。キャンプするので・・と返事した。利尻岳の鴛泊(おしどまり)コース登山口にキャンプ場が有るのでそこに泊まる計画だ。

                      <<フェリーと駐車場>>


車停めて、持って行く荷物のパッキングする。ツエルトと寝袋を通常装備に追加し、ツエルト設営用ポールの代用としてストックを2本持った、ザックは大きい方にした。登山靴と靴下、長ズボンはコンビニのビニール袋に入れ、短パンとサンダル姿でフェリーに乗り込む。2等客室は団体観光客と登山客等で大混雑、足も延ばせず、座るだけという状態だった。えらい時に来てしまった物だ。フェリーの客室では団体観光客と一緒に成った。、何を見に行くのか胸にリボン等着けてまるで小学校の修学旅行みたい。老いぼれて自分で事が出来なくなったら、このような旅しか出来なくなるのだろうが・・数年先の自分の姿を見るようで何となくブルーに成って来たが、皆さんそれなりに楽しそうな顔してるので、これはこれで良いのかも。

フェリーは5時10分鴛泊港に到着、1時間40分の船旅だ、沢山のカモメがフェリーに付いて飛んでおり、観光客が投げるパン屑を上手にキャッチしていた。ついに利尻島に辿り着いたのだ。フェリー乗り場には旅館やホテルの迎え人が沢山旗など持って待ち構えていた、多くの人は迎の車やバスでサッサと去ってい行きすぐに静に成った。

                   <<利尻島鴛泊港>>


案内書で島内案内地図を貰い、見ながらザックかついで島のセイコーマートでお握り2食分と缶ビール1本調達、登山口まで歩いて行く。4-5km約1時間だ、10分ほどの所に「利尻富士温泉」が有ったので様子見ておいた。午後9時半まで営業とか、駐車場に「甘露水」という名水が出てたので飲んでたら登山者が一人話し掛けてきた。同じフェリーで来た人だった。キャンプ場に向けて歩いてたらその人も歩き始め、宿にとまるけど、下見と準備運動で登山口まで歩いて行くのだ、とか。話しながら二人で歩いた。この人岡崎から来たらしい。今朝セントレアから稚内空港まで飛行機で、タクシーで宗谷岬観光してフェリー乗り場に来たらしい。フェリーの1等客室は良かった。と言っていた。利尻には2泊して利尻岳登山し、3日目に名古屋に帰るそうだが、旅行代理店に16万何がし払ったとか・・・登山者の多くはこんな感じの旅で来てる様だ。

こちらは車を宿に、1日3000円程度の安旅で、16万有ったら1ヶ月遊べるのに3日で帰るとは何ともったいない事か、と言ったら、そんな旅も面白そうですねとか、仕事してたらお金で時間を買っての旅も止むを得ないのだろう。

途中から霧雨が降り出したので傘さして行く、ツエルトで雨はキツイ、屋根のある何かが有るのを祈りつつ歩く。1時間程度で到着、先客のテントが20張りほど点在、洗い場と綺麗で大きいトイレがあった。トイレは木造で床にも板が張って有った、中央に快適な寝床になりそうなスペースが有るではないか、「トイレ入り口にテントを張らないで下さい」と張り紙が有ったが、転がって寝るだけなら許されるだろう、と勝手に判断した。ここを拝借する事に決定。ツエルトをグラウンドシート代わりにして、そこに寝袋広げる。暗くなったら自動的に電灯まで点いた。ここなら幾ら雨が降ってもオーケイだ、今日の宿確保完了で一安心。

                     <<洗い場と後方がトイレ>>



                 <<利尻島の無料宿>>


セイコーマートで買った2個入りお握り食べたらなんと私の大嫌いな「筋子と明太子入り」だった。グニャグニャした食感と生臭さが気持ち悪かったが、思い切って全部食べた。缶ビール飲んで8時頃から寝る体制に入ってたら、トイレ前が騒がしい・・5人組が下山してきたのだ、もう真っ暗だ。こんな時間に下山とは、起きて行って何時に登山開始したのですか?と聞いたら、8時半頃とか、何と12時間もかかっている。その後洗い場で歯みがいてたら、鍋洗ってたおばさんが、ここは距離が長いので4時には皆出発する。と話していた。これは大変だ、早く寝ようと寝袋に入るが電灯が明るくてたまらない、雨傘を顔に掛けて寝た。電灯は一晩中点いていた。筋子のせいか、何となく胸がムカムカしてきたが、そのうちに寝てた。
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9日目:羅臼岳 1,661m

2006年07月14日 | bum
ビジターセンターには夜3台ほど車が入ってきた。ここは夜間照明もなく真っ暗だった、窓少し開けたら本土の2倍は有るえらくでかい蚊が入ってきたので電池式蚊取りを使った。広い所なので蚊まで大きいのか。朝トイレ捜してたら大きな鹿がセンター敷地内をウロウロしていた。北海道では至る所で北キツネ、鹿、リスを見かける。昨日の斜里岳の山頂でもリスがチョロチョロしていた。朝食後5時頃から登山口岩尾別温泉に移動する、20分ほどで着いた。ホテルの駐車場はガラガラだが、そこには停めれないのでバス停周辺の空き地を見つけ停めた、軽は小さいので狭い所にも停めれて便利だ。道路の路肩を含めて登山者の車は30台は有っただろうか?まあ百名山は何処に行っても全国の車が停まっている。

                    <<登山口に車停める>>


              <<ホテルの後ろに有る木下小屋横から登山開始>>


5時40分登山開始。最初は高曇だったが途中から晴れてきた、銀冷水を越え大沢に辿り着いた、標高は1000mそこそこだが、さすが北海道、沢には厚い雪渓が有りヒンヤリとした風が吹き降ろしていた、キックステップで30分程の登りだ、アイゼン付けたりピッケル使ってる人も居た。終点間際は結構傾斜がきつかった。

                <<雪渓を見下ろす、真下に知床5湖が見える>>


天候が回復し、これはラッキーと思ってたら山頂に着いた9時40分には又雲がかかってしまった。

                 <<羅臼平から羅臼岳を望む>>



                 <<こんな看板が有ったけど熊に逢わず>>


下山開始直後からは雨が降り出した。かなりの雨足だったので、持ってきたポンチョ被った。2時間半で下山。今日も汗だく駐車場の隅に「露天風呂入り口」の看板が有ったのでタオルもって行ったらおじさんがここは混浴みたいで・・・とモジモジしている。料金は何処で払うのですか?と聞いたら、ここは無料らしい、との返事だった。これは有りがたい。橋渡ってかまわず行って見ると色白美人のカップルが1番上の露天に入ってた、おじさんはこれ見て行けなかったようだ。ここの露天は棚田みたいに3段円形の浴槽が繋がっている、私は遠慮して1番下の浴槽に入って先客に湯加減はどう?と聞いたら熱い・・との事、3段目は適温だったので伝えた。女性が立ち上がったので見てたらお腹が大きい、何時生まれるの?と聞いたら9月末です。短パンはいて、ブラしてたがまあこんな事も有るのですね。混浴露天は初体験でした。

                  <<岩尾別温泉露天風呂>>


昨日の「羅臼温泉:熊の湯」といい、知床には無料の露天が有りなかなかいい所だ。昨日泊まったビジターセンター駐車場まで戻ったら、なんと車一杯、シャトルバスもドンドン入ってきている。知床への観光客は大変多いようだ。駐車場の隅で昼食食べ、今後の計画を検討した。目的の5座終えたので、ここは日本最北端の宗谷岬にでも行きたい、それと昨日の彼の利尻岳は良かった。もあり、とりあえず稚内まで北上することにした。ここで観光するか利尻に渡るかは、行ってから考える事にする。となればドンドン北上だ。網走の先サロマ湖の先の湧別町に温泉着きの道の駅「かみゆうべつ温泉チューウリップの湯」に移動した。

                       <<かみゆうべつ温泉>>


この道の駅、広くて綺麗、温泉も綺麗、と言う事無しの場所だった。早速本日2度目の温泉に入った。風呂上りに冷えたビール飲んでゆっくりくつろいだ、広い駐車場に大型のキャンピングカーが沢山停まっている。温泉付きの道の駅はワンボックスジプシーの溜まり場に成っているようだ。今夜はえらく涼しく、短パン半そででは寒い、北海道に来て初めてフリースの上着着た。

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