”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

=10=移動(関空-->自宅)

2007年01月28日 | 
関空ではロストバゲッジにも成らず荷物はちゃんと出てきた。南海電車でK氏宅まで移動、置かせてもらっていたサンバーに荷物積み込み帰路に付く。阪和道路から西名阪に入りノンビリ走る。8時間の時差ぼけで途中眠くなったのでパーキングで寝袋に入って1時間ほど仮眠した。足を延ばして寝るとやっぱりいいですね。

名阪国道から東名阪に入り弥富インターを降り国道155号経由で午後5時頃無事自宅に戻った。自宅で留守番していた猫達が久しぶりに見る私を怪訝な顔で迎えてくれた。猫という動物は10日もすれば家族の顔も忘れてしまうのかも。とりあえず貯まった1週間分の汚れ物をスーツケースから取り出し洗濯機に放り込んで洗濯した。

Les3valleesSki、怪我などのトラブルも無く無事終えることが出来、まずは良かった。6日間で182本のリフト、335ピステ、600kmの総滑走距離を持つLes3valleesの1/10は制覇出来ただろうか?わずか6日ばかりでは、広大なLes3valleesの全てを知るのは不可能である。しかし途中で運良く寒波降雪が有り、アルプスの新雪を滑れたのは実に幸運だった。遠い欧州に再び行けるかどうか判らないが、今度行くとしたらスキーもいいがローヌアルプ地方を自転車でキャンプしながらツーリングというのも面白そうだ。ユーレイルパスを利用した鉄道の旅も面白そうだし・・・そのためにも少し言葉の勉強をしないといけないと思った。Franceに行くのに「ボンジュール」「メルシー」の二言しか知らず・・というのも酷すぎ。

欧州の物価はユーロ高も有り、カナダと較べかなり高く感じた。他の通貨とのレートは知らないが、わが国の国力低下を反映しているのかも。金満ジャポーネが過去の話に成る日は近いのかもしれない。Franceでは人々の親切を所所で感じた。こちらの人はなんとなく余裕を持ってゆったりと生きているような感じを受けた。ひろびろとした環境がそうさせるのかもしれないが。乗り物も道具も皆一回り広く大きくゆったりしていた。ただし乗用車だけは小さいのが多かったが・・・小便器の高さが高いのは若干不便だった。

日本の常識が通用しない場面も多々有りこれも面白かった。バスや鉄道は何の前触れも無く「スーッ」と発車。途中のアナウンスも殆ど無い。「大人なら自分の事は自分でやれ」という事だろうが。鉄道の乗り降り時のチケット検札が無いのがその代表例だろう。このことでだいぶ人員削減が出来ているだろう。何から何まで管理せずにはいられないわが国とは、えらい違いだ。いわば子供の国と大人の国のような差だろうか。

このような事を肌で感じられたのも、個人旅行の利点だろう。修学旅行のような団体ツアーは安全・容易だろうが、旅の面白みは半減以上だろう。鉄道乗り間違えのドタバタ珍道中も生涯忘れることのない懐かしい思い出の一つになる事だろう。企画・立案のK氏に大いに感謝しなければならないと思った。





コメント
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