一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

団酒なう

2012-03-10 | スコップ団
スコップ団の花火の成功を祈りつつ、東京で団酒をちびちびやってます。





天候がどうこうっていう技術的なことじゃなく、ここまできたこと自体が成功なんだと思う。


ラベルの手貼り感がいいね。



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おつコップ!

2012-03-05 | スコップ団
昨年秋以降はバタバタしていて参加できなかったスコップ団だが、昨日が震災一周年を機に活動休止する最後のスコッピングだった。

最後ではなく、節目なのだろう。


メディアに取り上げられたためにやっかみを受けたり、参加者が増えすぎて活動の趣旨が伝わりきらなかったりといろいろあっただろうが、強い思いで駆け抜けたのだと思う。


かける言葉もない。


正直、その思いを共有できると言っては失礼になるだろう。
ただ、せめて少しは共感できた自分であったと思いたい。



おつコップ!




あとは3月10日のこれ

U-streamの中継もあるようだが、見ない。

鎮魂は、彼らの家族や友人ためのものだから。



不十分だが自分なりに手助けができたことで十分。

つぎに何をすべきかを考えるのが、オヤジの仕事だろう。



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Merry Christmas

2011-12-24 | スコップ団


お忙しい中、今年も拙ブログにお越しいただきありがとうございました。



今年は本当にいろいろなことがあった一年でした。

東日本大震災については、個人的にはもう少し何かできたのではないかな、と反省しています。
金銭的な援助以外ではスコップ団に3回参加したくらいでした。
しかも若者に混じってどこまで戦力になれたかおぼつかないのですが・・・
(このへんの経緯については 被災地に行ってきました(まとめ) 、スコップ団については上のリンクのほかに 震災後半年 分別 などをご参照ください。)


そのスコップ団ですが、スコップ団が2012年3月10日に計画しているイベントに寄付を募っていますのでご紹介します。(詳細は下の画像からリンクしてます)

せっかくのクリスマスなので何かしたいな、と思っている方はいかがでしょうか。


下のメッセージにあるような彼らの思いについて、僕自身「共感」はするものの、正直いって「共有」できているかというと自信がありません。
だからといって無理やり自分の気持ちを押し付けるのも迷惑でしょうし、無力感だけ感じて何もしないのも無責任ですから、ひきつづき自分なりの関わり方を考えて行きたいと思います。


では皆様、よいお年をお迎えください。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



俺達が、生きて、楽しんでるってことを。
あの人達が生きたかった今日を、俺達は生きてるってことを。
線香も大事だし、墓参りもいいけど。

もし天国が空にあるならば。

空に、ぶっ放してやろう。

「俺達は、元気ですよ!」
と、安心させてやろう。

ここら辺で一番高い場所から。

何もなかった3月10日に。
明日、死ぬなんて誰も思ってなかった3月10日に。








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分別

2011-10-04 | スコップ団
週末日帰りでスコップ団に参加。
海外でまとめ買いしたレッドブルの差し入れが目的だったけど、前後が予定が詰まっていたので車で日帰りの強行軍。

東北自動車道は福島県に入ると、路面の補修跡が目立ちました。


さて、今回スコップ団で変わったのが、運び出したものの分別が細かくなったこと。

なんと20種類に分かれてます。



山本町の要請によるそうですが、通常のごみ収集が機能しだしたのと、通常だと粗大ごみや建設廃材など産業廃棄物扱いになるものについて業者に委託する予算の手当てができたのでしょう。

こういう細かいことが求められるということは日常が少しずつ戻りつつある証拠なので歓迎すべきことではあります。


しかし問題はこの分別作業。
やってみると難易度はかなり高い。

室内に泥や砂と一緒になってごちゃごちゃな状態なので、スコッピングでかき出すときに粗仕分けをして、置き場で最終的に分別します。
そのため運び出しと分別に以前より手間がかかることになりますが、このへんは力仕事でやることになります。


ただ問題は、そもそもどの種類がどれくらい出てくるかわからないので、当初の仕分け場所の設定が難しいこと。

だんだん置場がなくなってきた・・・




それから上の分類でも「想定外」が出ます。
今回は断熱材(多分廃プラスティック製品なんだろうけど、産業廃棄物扱いっぽいし大量に出てきたのでまとめて山にした)とか種籾状態の米(持ち運ぶために袋詰め作業が結構大変だった)
そして、容器にいっぱい入った食用油とか調味料。中身を捨てるにも下水もなく、油類は地面にまくわけにもいきません。これなどは、普通の生活ではゴミにならないものが、いきなり津波でやられてしまったから。


一方、山元町のゴミ分別ルールをみると、今回の20項目の区分はより細かいものになっています。
燃えないゴミを「金属製品」「複合素材」「せともの」「ガラスくず」にわけるなどは同じなのですが、粗大ゴミ系をかなり細かく分けることが求められています。
従来なら清掃センターに直接搬入してそこで分別していたようなのですが、清掃センターのキャパシティを超えてしまっているのかもしれません。それに、土砂、建材、農業資材などの産業廃棄物扱いのものも大量にあるため、直接業者に引き取って最終処分場に持っていってもらうことにしたのかもしれません。
その場合に仕分けまで業者に依頼するとその分コストがかかってしまいますから、きっちり分けて出しましょう、ということになったのではないかと思います。


それならやらざるを得まい。




7月末の大船渡市では、瓦礫を分別しながら鉄くずを現場で機械で圧縮している所を見て感動しましたが
(↓こちらの写真。手前に粉塵を抑えるために散水車が活動していたのも印象的)



瓦礫撤去の際にここまで徹底して分別をするのは、世界広しといえども日本くらいじゃなかろうかと西日を眺めながら感慨にふけります(あとはドイツとか北欧系の国はするかもしれませんが)





おまけ1

家の裏手を泥掻き・草取りしていたら、自家用に植えていたと思われるジャガイモとミニトマトがでてきました。
泥掻きが芋ほりに。
塩水をかぶってもさすがの生命力





おまけ2

常磐線はずっと不通なの、踏切は一時停止じゃなくてもいよな、と一応徐行をして左右を見たら、びっくり。

交通法規は守りましょう。



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震災後半年

2011-09-12 | スコップ団

週末スコップ団に参加してきました。

特に9月11日というのを意識していたわけではなく、たまたま都合がついて宿が取れたので。

ホテルで見た金曜夜(9日)のNHKのローカルニュースでは、石巻市で仮設住宅で残っているのが交通便の悪いところばかりになって、希望住戸の抽選に外れた人に強制的に割り当てようとしていることに反発が広がっているという話がありました。

マスコミが特集で「ここ半年を振り返る」とか「半年たっても復旧復興が進んでいないが国は何をしている」と怒って見せても現地ではこういう毎日が積み重なっているわけで、ちょっとズレがある感じがします。

そのほかにもいいニュースでは、東京在住の英語教師をしている外国人女性が南三陸町で耕作放棄地を借りて開墾し、地元の人と野菜作りをして仮設住宅の人に販売しているというものもありました。

被災地から離れたところにいる身としては、片付かない瓦礫を前にレポーターが嘆息するというお決まりの画でなく、こういう細かい実情を伝えてほしいと思います。

しかし実際は、NHKでも全国ニュースでは式典・イベントや原発関係、食品の放射能問題くらいしか取り上げられなくなっている感じです。
天気予報で被災地の天気に言及するより、一日一本でもいいからローカルニュースを流すべきではないでしょうか。


ひょっとすると「震災後半年」という特集をするマスコミや私たちの目線がだんだん外からのものになってきているのかもしれません。
企業も、ウェブサイトに「東日本大震災の被災者の方に心からお見舞い申し上げます」と乗せているところが多いですが、いつ元に戻そうかと考え出しているところも出てきているような気がします。(そしてまたこういうことになると横並びで「空気読みながら」という行動をしそうです。)


復旧復興が遅れていると国や県が批判はされますが、単位が大きくなるほど配分の公平に配慮しなければいけないし、現地にはりつけるだけの要員もいないわけで、後手に回るのは仕組みとして仕方がない部分もあります。
さらにトップが嫌われることを回避して政治的配慮を優先すると、総論のプランだけは作るが個別の優先順位付けが出来ないというまさに今の状態になってしまいます。

また、復旧・復興といっても万能の解決策があるわけでもなく、予算や立地上の制約もあるしそれぞれの市町村の個別事情もあるので、一律の施策がうまくいくとも思えません(大体机上で考えたことが大概上手くいくならこんなに「想定外」の連発は起きなかったわけですから)

結局は市町村や企業、もしくは個人単位でいろんな試行錯誤をする中でいくつかの成功例が出てきて、他のところも「あ、それいいな」と真似をする中で比較的有効な復興策が広まって行くんじゃないかと思います。

まだ整理できていないのですが、農業や水産業も今までみんなが仲良しクラブで同じことをやっていたわけではなく、そこには当然競争があり、上手くいった人(地域)は儲かるしそうでない人もいるという世界だったはずです。実際話を聞くと漁師にしろ農家にしろ罹災前は相当羽振りのいい人(いい意味で)もいたようです。
復旧復興にもいろんな工夫を可能にするような国や県からの支援のし方もあるのではないかと漠然と思っています。


なので、個人ベースでは何かのきっかけや縁とか単なる好き嫌いでもいいから「やろうとおもったことをやる」、のがいいと勝手に思ってます。
いずれ有効な支援の方法に集約されていくでしょうから。


で、週末のスコップ団

スコップ団でも誰からも「11日で半年」という話は出ず、黙々と(土曜は団長が首を痛めていたので監督にまわった分にぎやかだったけど)スコッピングをしてました。
相変わらず被災した住宅はそのままだし、片端から片付けるしかないですから。

土曜の1軒目。
この家は家ごと10mくらい(写真だと左方向に)流されています。
構造が丈夫だったので浮力で基礎からはがれたのでしょうか。女川町ではビルが横倒しになったくらいだから十分ありえることでしょう。


2軒目

外から見ると(玄関脇の柱が傾いているくらいで)比較的きれいですが

中は津波の傷跡が生々しいです。
床下にたまった泥も掻きだす必要があります。


3軒目

ここは海に近いところにあるので砂の量が半端なかったです。
しかも家が大きい。



母屋の浴室とは別にバスタブがひっくり返っていたので、二世帯住宅だったのかもしれません。

※ 2日目は筋肉痛をだましだましでしかも午前だけ参加だったので写真を撮る余裕はありませんでした。


スコップ団は2回目の参加ですが、勝手に集合場所に集まればよく、途中参加・退出も自由というルールの緩さ、自律性が気に入ってます。
それから参加して若い連中が頼もしいのを見ると、オジサンもがんばらねばと思います。
そして何より元気があっていいです。


スコップ団は横車には厳しいが猫車は大好きの図


関心のある方は事務局のブログ団長のブログをごらんください。

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スコップ団

2011-08-21 | スコップ団
7/31には「スコップ団」にも参加してきました。

スコップ団、一部ではとても有名なのですが、震災後にとにかく何とかしなければと動き出した数人の若者が中心になって始めた活動です。

タンクローリーを調達して新潟からガソリンを運んだり、安置所にドライアイスを届けたり、時には打ち上げられたスナメリ(イルカの仲間)を助けたりと並外れた行動力を発揮し、現在は被災した家を、泥かき、瓦礫片付け、思い出の品々の救出と高圧洗浄で手直しすれば住める状態にまで持っていくという活動をしています。

「団長」のブログ震災当日の分から順に読むことをお勧めします。
たぶん3時間くらいかかると思いますが、震災の現場の実態とスコップ団を理解するのに一番いいと思います。


最近過去を振り返るエントリがあったので時間のない方はこちらをご覧ください

 思い出したくないけど、記すこと。
 (とそこで紹介されている3.11を記す
 熱中症


スコップ団の活動は経験、年齢、性別不問。毎回集合場所に行ける人が集まる、というもの。
※ 詳しくは事務局のブログスコップ団とはをご覧ください。



事前のリサーチで見つけてどうしても参加せねばと思い、7月31日に参加。

前日の南三陸町では体力的には大丈夫だったけど、こっちはもっとハードらしいし、ほとんどが20代30代みたいなので邪魔にだけはならないようにしよう、などとちょっとどきどきしながら集合場所へ。

集合の山下駅前には三々五々団員が集まっています。
その日は35人くらい。うち12~3人が女性でした。
東京からスコップ団に参加するために週末来ている人も。


その日は、新しく購入した機材運搬用のダンプ「タートル号」のお披露目がありました。

それまで機材の運搬は軽トラのレンタカーを使ってたらしいのですが、スコップの本数も半端じゃないけど、それだけでなく運搬用一輪車(「猫車」って奴ですね)とか高圧洗浄器などの機材が充実してきたので車も大型化。
※ ダンプの入手経緯については「タートル号」の名前の由来でもある手配した亀井さんのブログ参照。
 (ヤフオクって中古のダンプも売ってるんですね。)
 スコップ団プ、顛末報告。(前編)
 スコップ団プ、顛末報告。(後編)
 そして日本一の男前に会う。


ダンプに乗って隊長登場




後ろにもスコップ団のロゴがばっちり



ロゴのカッティングシートは自製なので、つけたい放題。


でもなんにでも"FU・K"つければいいってモンじゃないだろw




それだけじゃないぞ、と団長




じゃじゃ~ん




団員大ウケ




この日はPVを撮るとかでカメラマンが同行。
集合場所の山下駅(現在常磐線は不通)の線路を団員が歩くシーンを撮影。



もう一回~





さて、一軒目

駅から比較的近いところのお宅。
1階は津波で浸水して家具やら流れてきたものやらでぐちゃくちゃの状態。

こちらに当日の現場の画像があります。

大きく瓦礫はこっち、燃えるものはこっち、使えるもの・大事そうなものはここ、とおき場所を決めてスコッピング開始。

特に役割分担を決めなくても各自片付ける場所を選んで道具を手にとって始めます。
最初は見よう見真似でやっていたのですが、どこからやっても最後は全部きれいにするんだから一緒だということがわかり、なんとなく自分の持ち場を決めてそこに集中したり、手が足りないと声をかけられたら応じたり、重そうなものを運ぶのを手伝ったりとなんとなく入り込むことができます。

自分のペースを考えて休んだり給水をするのが基本なので、汗かきのオジサンは適宜休んで汗を拭いたり水を飲んだり。
全体休憩や昼休みもあるけど、やり残しがあればやってたり、団長が作業しててもその他は昼飯食べてたりとそれぞれのペースでやっている自由さが長続きのコツかも。


ベテランの団員はさすがに動きがいい。
特に感心したのが女性陣(「レディース」と呼ばれているw)

泥掻きなどの力仕事も普通にやるし、台所の食器棚(津波をかぶって泥がつまっている)から食器を仕分けしたり、風呂場に立てこもって浴槽に4ヶ月溜まった泥水をひたすら掻きだしたり、高圧洗浄のモップがけにと大活躍。
それに、救い出した品々を洗ってきちんと整理。
一方で男性陣はスチール製の物置の解体とかだとわいわい集まって来る。
片付け本能には性差があるのかもしれない。


1軒目が大きめの家だったので昼過ぎまでかかり、つぎは2軒目に。
高圧洗浄の係りの団長と救出した品々を整理する係りは1軒目に残って仕上げを。

2件目は分譲地の中らしく1軒目より小さく、比較的早く終わりました。
ただ逆に瓦礫やゴミの置場がとりづらかったり、搬入搬出の動線が交差するのが少し苦労。


2軒目もほぼ終盤、の図




お疲れ様でした~




団員が和気あいあいと、しかもモチベーション高く真面目にやってるところ、新参者でも違和感なく受け入れるところなど、最近の若者は立派だと昭和のサラリーマンである私はつくづく感心しました。


皆さんも機会があれば参加してみてはいかがでしょうか。
年齢・性別・経験不問です。

詳しくはスコップ団事務局のブログをご覧ください。

また、Tシャツやステッカーを買っての活動支援もできますのでよろしくお願いします。


<おまけ>
団長のブログの当日の活動報告(こちら)の隅っこにへっぴり腰の私が写っている写真がありますw




※ 関連エントリはこちらから被災地に行ってきました。

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