一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

野次馬根性はストレスに勝る

2007-05-31 | よしなしごと

朝通勤電車に乗っていたら、例によって駅の手前で止まってしまいました。

ただ、いつもは

「前の電車がホームにおりますので、申し訳ございませんがしばらくお待ちください」

というアナウンスが流れるのですが、
今朝は

 「前の電車でお客様同士のトラブルを処理しておりますのでしばらくお待ちください」

というアナウンスで、一瞬車内にも「おっ」という空気が流れました。

電車がホームに入ったときには、大立ち周りの挙句に駅員に取り押さえられている人でもいるのではないかとあたりを見回したのですが、「処理」が終わったあとだったためか、至って平穏無事でした。

もともと朝のラッシュ時は4,5分に1本は電車が走っていて、多少遅れていたとしてもいつもと同じ時間に行けば前の電車に乗れるだけなので、電車の遅延についてあんなに平謝りに謝らなくてもいいのになぁと思います。

それに遅延の原因も、車両故障とかでなく大概は乗客が無理に乗り込もうとして出発が遅れることが原因ではないかと。

逆に改札で入場制限をすれば電車は定刻で走らせることができるのではないかと思うのですが、それも歓迎されないでしょうしw


車掌さんもいつもいつも「遅れて申し訳ございません」とばかり謝っていてはストレスがたまるので、今回は「客のせいで遅れることだって多いんだぞ」と強調したかったのかもしれません。


でも、「トラブル」ってなんだったんだろう・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飲んでばかり・・・

2007-05-31 | 飲んだり食べたり
今週(は特に)連日飲んでばかり。

今日は10年前に仕事をしていたチームと、東京ミッドタウンのピザ屋(店名が"Pizzeria-Trattoria"なのでそう言っても失礼ではないでしょう)で「立場を置いて好き勝手話そうぜ」会。

いきなり入り口に「申し訳ございませんが本日は予約で満席です」という張り紙があったとおりの人気店のようです。

平日の夜なので観光客風な人はおらず、われわれオジサン組以外は小ジャレた客が多かったです。
店もわれわれの予約を察知してか、一番奥のテーブルを用意してくれていたので、散々飲み食い放談をさせていただきました。

自慢のピザは(酔っ払っていい気分だったのと、焼きたては基本的に美味しいことを考慮しても)確かに美味しかったです。
ワインもリーズナブルな価格帯(4千円~7千円台)中心でしかもけっこう美味しかったです(1本、リストにない奴がとても美味しかったのですが、その値段は確認してませんw)


その後、ミッドタウン内のバーで二次会
(シガー・バーと聞いていた某氏がシガーを持ち込んじゃったのですみませんでした・・・)

私はタバコは吸わないのですが、葉巻は吹かすだけならけっこう香りは楽しめますね。
でも、家に帰ると、やっぱりくさいわ・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緑資源機構

2007-05-31 | よしなしごと
数年前に簡単な林業のスタディをしたことがあります。
(以下、うろ覚えのうえに裏も取ってないので、とんでもない勘違いがあるかもしれまないことをご承知の上、眉につばをつけてお読みください)


日本の林業というのは基本的にはほとんど儲かるものではありません。
自営の林業家は自分の保有している山林は少なく、一方で大口の山林保有者は自分で維持管理するほどの人手を持っていません。
そこで、多くの山林は地元の林業家が組成する林業組合に山林の手入れを委託しています(作業の効率もよいので)。

そして、大体山林の維持管理費用は、間伐材の収益+補助金とトントンで、数十年に1回の材木を切り出しでようやく利益が出る、という構造です。
しかし、切り出すまでには何十年もかかりますし、切り出した後には苗木を植えなければいけないので、投資期間などを考えるとあまり儲かる商売ではなかったと記憶しています。

その意味では、補助金によってかろうじて森林を整備するインセンティブが保たれているわけですが、災害の防止、乱伐の防止などのためには必要なんだなぁ、と思った記憶があります。


ニュースを見ると今回の緑資源機構の談合は、林業に直接かかわる水源林造成事業ではなく、土木工事的な緑資源幹線林道事業農用地総合整備事業において行われていたようです。

多分森林の整備は談合以前にプレイヤーが少ない(企業が参入しても経済的なメリットがない)からではないかと思います。


今回の談合で機構自体や補助金の存在が問い直されることになると思います。
総論的には文句のつけにくい補助金と部外者が入りにくい構造の中での完成された仕組みが、結局自らの首を絞めたことになります。

ヒトにしか感染しない上にウイルスも強力で感染による突然変異をしなかったために、ワクチンで根絶されてしまった天然痘ウイルスを思い出しました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松岡農水相自殺(続き)

2007-05-29 | まつりごと

昨日の松岡元農水相の自殺についての続きです。

あくまでも敏感な都市作りを描いた物で、スペアがない・・・


テレビによると、松岡農水相は日曜の日本ダービーに欠席したそうです。

このレースは 皇太子さま「非常にいいレース」 初の日本ダービーご観戦
(2007年5月28日(月)03:09  産経新聞)

という、いわばJRAの所管官庁である農林水産大臣としてはハレの舞台のはずで, そこを欠席した、という時点で松岡氏はかなり精神的に参っていたのではないでしょうか。


一方、安倍首相も夫婦そろって観戦、馬券まで当てています。
安倍首相、夫婦で馬券的中 日本ダービーを観戦
(2007年5月27日(日)19:58 共同通信)
馬券を当てて上機嫌になる前に、上司として部下の異変を察知できなかったものでしょうか。
それとも「お前は渦中の人物だから欠席しろ」なんて更に官邸からプレッシャーをかけたりしたんでしょうか。
そうだとすると、松岡氏の精神的な耐力の読みを誤まったということになりますね。


私はそんなに強圧的な行動はしないのですが(あくまでも自己評価です(汗))一中間管理職として、部下のメンタルヘルスに注意しないといけないなと痛感しました。


さて、森資源公団ですが
緑資源の前身・森林開発公団の元理事が自殺
(2007年5月29日(火)12:17 朝日新聞)

元理事は旧森林開発公団の生え抜き職員で、88年に理事となり、90年まで務めたという。  
元理事は、緑機構の談合事件にからみ、26日、東京地検特捜部に自宅を捜索されたほか、26日から28日まで連日、参考人として事情聴取を受けていた。29日も午後から聴取の予定だった。  
調べによると、元理事は旧公団の林道事業などで官製談合の枠組みを最初に作ったとされる。元理事は、林野族議員らに組織的に献金していた受注業者らの団体「特定森林地域協議会(特森協)」の幹部を務めた。  

やはりこっちが相当根が深い問題が潜んでいるのかもしれません。

以 上

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松岡農水相

2007-05-28 | まつりごと
昨日今日と慶應病院は大変だったことでしょう。


タフな人だという評判を聞いていたので自殺するとは意外でした。

「再チャレンジ」を断念せざるを得ないようなネタが出てきてしまったのでしょうか(または、今更になって自殺で幕引きをしなければならないような事情があった?)


ところで、自殺した赤坂の議員宿舎は、最近月9万円の家賃で話題になった新築物件のようですが、後には誰が入居するのでしょうか?それとも税金を使った上に空けておくのでしょうかね・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

温室育ち(正確には室内育ち)

2007-05-27 | よしなしごと
リビングにパキラを置いているのですが、水遣りと延びすぎた枝を切るくらいで3年ほどほったらかしでした。

どうもここのところ元気がなさそうなので、ネットで調べてみると

・ たまには外に出して陽に当てるとよい
 (ただし真夏の直射日光は葉焼けの原因になる)
・ 根が詰まった場合はひとまわり大き目の鉢に植え替える

などと書いてあります。

それでは、と昨日から外に出して陽に当ててあげて、今日は植え替え用の鉢を探しに玉川高島屋ガーデンアイランドの第一園芸に行きました。

普段は近くのホームセンターなのですが、室内用の大きなものでちょいとしゃれたものが置いてあるのでは、とあたりをつけたとおり、いろんな種類のものがありました(カタログで取り寄せも出来るのですが、売り場にこんな大きなものをいっぱい在庫で置いて大丈夫なんだろうかと心配になりましたが、そこがウリなんでっしょうね)

店員の人に話しを聞くと、そもそも室内用では、素焼き系の鉢は水がしみてくるのでプラスチックの鉢を使ってカバーをテラコッタや籐などのデザインにあったものにしたほうがいいとのこと。
今の鉢の話をすると、それ自体10号というかなり大きめのもので、それより大きな11号となると、器も限られてくるそうです。
さらに店員から

「10号でもそんなに根は詰まらないと思うんですけど、底の穴から根が出てきています?」

と訊かれ、確認していなかったので答えに窮しました。

「水と肥料をちゃんとやれば10号でも大丈夫だと思うんですけどね」

という話をうけて、商売っ気よりも親切を優先する姿勢にちと感動しながら駐車場代だけ払って手ぶらで帰宅。
早速鉢の裏を見ると、まだ根は出ていません。

いったい中はどうなっているんだろうと木を引っ張ってみると、あっけなく抜けてしまいます。
どうやら鉢底の石が細かく砕けて石灰層のようになり、根が伸びるのを妨げていたようです。それに水もそこで溜まってしまっていそうで、どうもここは具合悪そうです。
根っこについた土を落とすと、実際の根は15cmくらいの細いものがちょびっと生えているだけなんですね。高さは1mくらいあるのに比べると相当バランスが悪いです。

ということで、鉢の大きさも問題なさそうなので、鉢底の石と土を入れ替えることにしました。


作業は無事終了。
ところが水遣りをしてから葉っぱを見ると、すでに葉焼けを起こしているところがあるではありませんか。
まだ1日しか外に出していないのですが・・・

日差しが強いのか、はたまたパキラ自身ずっと室内に居たので日差しに弱くなっているのでしょうか。

根の少なさといい、葉の弱さといい、やはり安定して刺激の少ない環境にいると、ひ弱になるということでしょうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他山の石

2007-05-26 | よしなしごと
友人から同僚に関する愚痴を聞きました。

採用のときに面接で若干の違和感はあったらしいが絢爛豪華なプロフィール(と人手不足)のために採用したところが、早速期待はずれだったことが露見した人がいます。
仕事をさせてもミスが多く、あとからフォローするのが大変なので、重要な仕事からははずされてしまっているのですが、本人はそれを知ってか知らずか周りに気を使いもせずに5時にはさっさと帰ってしまうわ、昼間も私用電話を延々とかけるわと困ったもんだそうです。

挙句の果てに昼間から自分のブログを更新しているのでブログだけは充実している始末とか。


「ブログ」とか出たので、一瞬それは僕のこと?誰かに「婉曲的に注意しろ」と頼まれたの?とドキッとしたのですが、そうではないようですw

一応このブログは(知っている人が見ればidentifyで着るとは思いますが)誰にも言っていないし、会社で更新とかもしてませんし。そもそもほとんどアクセスがないですしw



まあ、自己認識と他人の認識のギャップは常に意識した方がいいとは思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『新版・現代ヤクザのウラ知識』

2007-05-25 | 乱読日記

『新版・現代ヤクザのウラ知識』

原作が1992年、文庫版が2006年で、文庫版に伴い若干のupdateはしたものの、基本は当時の原作のままです。

その意味では、新興市場を食い物にしている最近の経済ヤクザの話などは出ていないのですが、1992年出版(ということは取材は1991年頃、いわばバブルの絶頂の頃)にもかかわらず、すでに暴力団のシノギの構造が変わりつつあったというところが、もともと高利の資金調達の世界の人々ならではの嗅覚なのかな、と妙に感心しました。

「昭和」を回顧する事件なども取り上げられていて、今となっては貴重かもしれません。

中でも面白かったのが野球賭博のハンデ師の話

(ハンデをつけるための情報収集の実例として)
 はなはだしい場合には前夜選手が何を食って今朝の便の状態がどうだったか、借金はいくらあって、女との仲がどうで、といったことまで、ハンデ師はつかんでいる。それというのもOB選手や監督、宿舎のオバサン、選手の父兄、担当記者、スカウトマンなど、ありとあらゆるところにパイプを張りめぐらして情報を収集し、それらを総合的に勘案してハンデを切っている、というのである。
 きわめてバカげた伝説である。野球賭博を実際にやっている暴力団幹部に聞けば、実際は安直にハンデを振っていることがわかるはずである。彼らが実際にやっていることは朝、スポーツ紙何紙かを見て試合のおよその傾向をつかみ、その上に張り客の人気度を勘案するくらいだ。このくらいのハンデを振っておけば、客が両方のチームに散って損が少ないとか、胴元としてひと稼ぎできるだろうとか、その程度のことにすぎない。

 現に野球賭博で大損を出している組もあるし、ある腕がいいとされるハンデ師はろくすっぽ野球を知らない中年女性である。彼女は単に勝負勘が鋭く、組に損をかけないというだけの話である。

需給関係と長期のトレンドの見方の勝負、というのはいい示唆をしていて、結局ファ○ドマネジャーやアナリストなんかも、レポートでは個別銘柄の分析とか書いているけど、結局は・・・というのと、商売としては通じるものがあるんだなぁ、と。

 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ところ変われど?

2007-05-24 | よしなしごと

中国の律師(=弁護士)からきいた話

中国では不動産市況の加熱を受けて昨年から外国人による不動産購入の制限が強化されました。
外国企業・個人は自己使用の必要がある場合に限り不動産の取得が認められ、しかも個人の場合は中国国内での就業・就学期間が1年を超えた者に限られます。
自己使用目的でない不動産の購入は外商投資不動産企業を設立し、認可を受けた範囲で経営しおなければならず、その審査も厳格化されます。

とはいいながら、不動産バブルの中、投資をやろうという人はあとを絶ちません。

某企業の中国駐在員氏は一計を案じ、自分の代わりに親しくなった小姐(=接客業に従事する女性)の名義を借りてマンションを購入しました。
しかし、その小姐がマンションは自分のものだと主張。弁護士にマンション(または金)を取り返してくれ、という相談があったそうです。

 「中国駐在もいいことあると思いますが、そのへん注意しないといけませんね」

まあこれは中国に限った問題ではないですが・・・


もうひとつ。

中国では昨年新企業破産法が施行されました。
これにより、国有企業・一般企業を含め広く破産手続きが定められることになりました。

ところがこの破産法は個人を対象にしていません。
その理由は、個人の資産状況の把握が困難なので公正な破産手続が進められないから。要するに財産を隠匿して破産申し立てをして借金をチャラにする、というような悪用のおそれがあるからなんだそうです。

これは困ったものだという自覚もあり、中国では日本の破産制度は非常にすぐれたものとして評価されているそうです。
それが噂に尾ひれがついて、日本では行楽地やレストランなどでクレジットカードを使うと、「この人は破産者なのでこんな遊興をしてはいけません!」とアラームが鳴る、などという話が中国でまことしやかにされているそうです。
(そもそも破産制度の理解も違うし)クレジットカードの信用情報管理の話なんですけどね。

でも、こういう個人情報の管理が進んでいる日本が社会主義国の見本になっているというあたり、笑えるような笑えないような・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度は留学生

2007-05-23 | 余計なひとこと

1区は外国人留学生起用を禁止 全国高校駅伝、来年から
(2007年5月22日(火)20:15 共同通信)

全国高等学校体育連盟は22日の評議員会で、京都市で行われる全国高校駅伝で最長区間の1区(男子10キロ、女子6キロ)に外国人留学生の起用を禁止することを決めた。終盤まで競り合いを続けるための措置で、来年12月の大会から適用する。走力に勝るケニア出身留学生が1区で他チームを引き離す展開が目立ち、関係者や一般ファンから苦情などが寄せられて「1区を除く区間で1人」に変更した。

「終盤まで競り合いを続けるため」って、高校駅伝ってショウビジネスだったんでしょうか。

朝のテレビでやってました。
そこでは、「県外からの生徒はどうする」(教師)とか「日本人がケニア人に勝てないと決め付けられているようで不愉快だ」(生徒、えらいぞ!)という声があったそうですが、国籍で区別する意味ってなんなんでしょうかねぇ・・・

あまり言い出すと、ケニア人の親を持つ日本人生徒はどうだ、とか養子に迎えるのはどうだ、とかいう話になっちゃいますよね。
細かい勝負にこだわるところのほうが問題なのではないかと思いますけど。


日本は太古から純血主義でやってきたわけじゃないですし(さらに縄文時代まで遡れば「日本人って何だ?」です)、 渡来人とか御用外国人の話を持ち出すまでもなく、第一回「国民栄誉賞」の受賞者は台湾国籍の王貞治氏に授与した国なんですから・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

否バウアー

2007-05-23 | あきなひ

朝のNHKニュースでもわざわざ取り上げられていました。
「イナバウアー」はダメ アサヒビールに特許庁がNO
(2007年5月22日(火)11:45 朝日新聞)

フィギュアスケートの荒川静香選手の得意技として知られる「イナバウアー」を商品名に使おうとアサヒビールが商標登録を出願したところ、特許庁から退けられていたことが22日わかった。  

アサヒビールは荒川選手が活躍したトリノ冬季五輪直後の昨年3月、「イナバウアー」の商標登録を出願した。どんな商品の名前にするかは固めていなかった。  

特許庁は、出願を退けた理由について「『イナバウアー』は旧西ドイツのイナ・バウアー選手の名前から付けられ、荒川さんの活躍で知られるようになった」とした上で、「バウアーさんの承諾がないまま商標として使うのは名声に便乗する行為」とする。「イナバウアー」については、すでに10件の出願を退けたという。  

アサヒビールは「異議を申し立てる考えはない」と話している。

まじめに言えば商標法のつぎの条項に引っかかったんだと思います。

(商標登録を受けることができない商標)
第四条  次に掲げる商標については、前条の規定にかかわらず、商標登録を受けることができない。

八  他人の肖像又は他人の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号、芸名若しくは筆名若しくはこれらの著名な略称を含む商標(その他人の承諾を得ているものを除く。)

発泡酒や第三のビールの商品名には「○生」というのが山ほどあります
(キリン)  極生、生黒
(アサヒ)  本生、黒生、ぐびなま
(サッポロ) 凄味<生>、雫[生]、うまい生
(サントリー)ダイエット生、ジョッキ生

これを見ると、商標の取り合いになっているであろうことは想像できるのですが、実際に各メーカーは手当たり次第に申請しているのでしょうか。
でも、イナ・バウアーさんはドイツ人とはいえ、ビールの商品名にはなじまないように思うんですけど、万が一登録できたら話題づくりに、ということだったんですかねぇ。


それとも、オリンピックを見たエライさんが「早いうちに押さえておけ!」と吼えたために、「登録できないと思いますけど」とか言いながら知財担当が出願したんだったりして。

でもそういうエライさんに限って、こんな形で話題になると、「なんであの時止めなかったんだ!」とかって担当を怒ったりするんですよねw


いずれにしても話題づくりにはなったようで・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『トンマッコルへようこそ』

2007-05-22 | キネマ
昨年83歳で亡くなった伯父(厳密に言うと伯母の旦那)がいました。
子供心に不思議だったのは、その伯父が仕事をしているところを見たことがなく、遊びに行くと必ずパチンコ屋にいるか、家で友達と麻雀を打っていて、何で稼いでいるのかとんとわからなかったことです。
一応店は構えているものの、客を見たことがなく、多分外商がメインだったんだろうと思います(伯母の言うには苦労しっぱなしだったとかですが)。


その伯父は、一兵卒として中国で終戦を迎えました。
しかも本隊からはぐれてしまっていたので、終戦を知るまでに2,3年かかったそうです。

本隊もどこにいるのかわからず、しかも上官もいないので、とりあえず食べ物もないので、昼は川で魚を取って、たまに飛行機が来ると身を隠すという、呑気な生活だったとか。

今となってはもう少しその頃の話を聞きたかったのですが、もともと見栄っ張りな人だったのでどこまでホントのことを言ってくれたかはわかりませんし、そこは後悔しても仕方ないことではあります。


日本の戦争映画は、国や愛する人々のために必死に戦って悲劇的な死を遂げるというパターンか、そうでなければ軍隊の中での上官の不当な仕打ちに反抗する正義感というパターンが多いと思いますが、実際はやる気のない兵隊もいっぱいいたのではないかと思います。
でも、その辺をリアルに描いた作品というのは、ほとんどないですね。
まあ、アメリカ映画にもそういうのはないですが。

本では水木しげるのラバウル戦記などが臨場感あふれているのですが、こういう映画があってもいいように思います。
でも興行的には難しいのでしょうか。



(以下ネタバレありです)

さて、この映画は、朝鮮戦争を舞台にしています。
まず最初に、米軍パイロットの操縦する国連軍の偵察機がトンマッコルという村に不時着します。
その後、敗走する途中で仲間からはぐれた(北)朝鮮人民軍兵士と、避難民が渡っている最中の橋を爆破する命令に背いて部隊から脱走した韓国軍兵士が村にたどり着きます。
ところがトンマッコル村の人々は、アメリカ人や飛行機はおろか銃も知らない純朴な人々で、兵隊が村の中央で武器を構えて対峙していても、きょとんとしている始末です。

この辺の村人の純粋さと、それに感化されていく兵士たちが非常に上手に描かれています。

※米軍パイロットのスミスというファミリーネームを「ス・ミス」という名前と思い「変な名前!」と村人が盛り上がる場面があります。残念ながら私はハングルはわからないのですが、ハングルで「ス・ミス」というのは何か意味があるのでしょうか?

面白かったのが、夜、車座になって、村人が「戦争ってどこの国が攻めてきたのか?日本か?中国か?」と訊くところ。
これに対して韓国軍と朝鮮人民軍はお互いに答えに詰まった後に「お前が先だろう!」と責め合います。が、「じゃあ、あの背の高い人(米軍)は?」という村人のつっこみにまた説明に窮してしまいます。
こんなところで東西冷戦下の朝鮮戦争の位置づけをうまく表現しています。


ところが平和は長続きせず、国連軍は行方不明になったスミス大尉を救出すべく部隊を村に送り込み、さらに村を爆撃することになります(国連軍(≒米軍)の「米兵1人の命は他国民全体の命より重い」という発想(空爆に最後まで反対する唯一の指令部員は韓国軍兵士です)が象徴的に描かれます)。

これに対して人民軍と韓国軍兵士が協力してして村への爆撃を防ぐべく戦うことに
なります。



設定も、演出も、俳優の演技も見事で非常に面白い映画だと思います。
ただ欲を言えば、最後は普通の戦争映画と同様のマッチョな展開になってしまったのが残念です。

監督の、朝鮮戦争や米軍や戦争それ自体への批判は十分伝わってきますし、それに対比するトンマッコル村も非常に魅力的に描かれているので、最後は戦闘で終わらせずに、何か戦争自体を無力化してしまうようなあっという仕掛けがほしかったなあと思います。













コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スグレモノ

2007-05-21 | おイヌさま
ホームセンターで見つけて面白そうだったので買ってみたのが、ペットの毛玉、もつれ毛を取る用の毛かきブラシ



商品の特徴として「長・短2列の段差ピンによりアンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)のもつれ毛をしっかり除去」と謳っています。

ここの段差がポイントのようです。



最初はこんなスカスカで大丈夫か?と思ったのですが、試してみたところこれがホントに楽にとれます。

今までの普通のブラシだと、途中でひっかかってしまったところが、2列のためにうまく通って、毛もたくさん取れます。
丸いところがあたるので、犬も気持ちよさげです。

それに、2列しかないので抜けた毛がブラシに絡まずに簡単に取れるのもいいところです。


僕が知らなかっただけかもしれませんが、世の中便利なものがあるものです。

こう簡単にたくさん取れると、耳かきにも似た楽しみも感じられそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小心者

2007-05-20 | 自分のこと

風呂上りに水を飲もうと、流しのところに置いてあったコップを軽く水ですすいで使いました。

冷たい水を一気にグイッとやって半分くらい飲んだところ、コップの裏になにやら汚れを発見。
コップを掲げた状態のまま、指でこすって取ろうかと思ったのですが、

 コップの裏をこすって何もなかったら、このゴミはコップの内側にあるってことじゃないか・・・

と、ふと気がつき、まあ、ここまで気持ちよく飲んだことだし、あえて真実を究明して不快になることもないよな、と、そのまま残りの水を飲んで流しに置いてきました。


信じるものは救われる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『合衆国壊滅Ⅱ』

2007-05-19 | 余計なひとこと
さあ、借りてきたDVDを見よう、と思って予告編に出てきたのがこれ。

原題は"Ten Point Five"(マグニチュードのことらしい)となってます。
アメリカを大津波や地震が襲う、というもので、アメリカのTV向けの映画風なしつらえですが、『24』などのヒットを受けてかそれなりに金はかかっているようです。

でも「Ⅱ」ってことは前回も壊滅しなかったってことじゃん・・・
と、思わずつっこんでしまいました



ググッてみると1,2あわせて「合衆国壊滅セット」というのも売っているようですw
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする