週末に2つほど(
これと
これ)映画の記事を書いて、ふと、カテゴリを作っておきながら全然記事を書いてないな、ということに思い至り、ここ数ヶ月に見た映画、ビデオの感想を棚卸しします。
今日は前編です。
※昔のことなので記憶がいい加減だったりすることもありますがご容赦ください
シービスケット
これは劇場で観ました。
原作もアメリカでベストセラー、日本でも「本の雑誌」2003年度best10の第1位などと評判だったので、本を先に読んでました。
本を読んだあとで映画を見ると、どうしても時間の制約から話を端折ったり人物造形が甘かったりでガッカリする事が多かったのですが、これは映画ならではの面白さを堪能できました。
一番はやはり競走馬の疾走する姿がとても美しい映像になっている点です。
さらに、脚本もうまくまとまっていて、映画としてはけっこう長かったと思うのですが、時間を感じませんでした。
25時
エドワード・ノートンは好きな俳優の一人です。
麻薬取引で逮捕された男の収監前の25時間の話です。
時間が限られている話によくありがちな主人公が最初から全力疾走するのでなく、実際はこういう感じで過ごすんだろうな、というリアルさの中で、徐々にストーリーがからみあって展開していくあたりはなかなか見せます。
監督のスパイク・リーの手腕でしょう(ちなみに製作はシービスケットの主演のトビー・マグアイア。彼は脚本の目利きが上手いと評判のようです)
アイ・ロボット
そういえばウィル・スミスって頭が小さくて背が高くて痩せていてロボットみたいですね。
ロボットのCGそれも大量に出てくるところが見せ場です。
ストーリー自体は「お約束」で、途中ネタバレしてしまうのですが、アクションはそれなりでした。
これは劇場で見たのですが、DVD・ビデオで大画面以外のテレビ(ってウチのことですけど)で観るとこじんまりしてつまらないかも・・・
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
実話を元にしているらしいのですが、それを知らなければうそ臭く思えるほど上手くできすぎの詐欺師の映画です。
レオナルド・デカプリオの持ってる人工的な雰囲気(うそ臭さ?)をうまく利用してます。
デカプリオ以外は芸達者が揃っているので、それなりに楽しめます。
ドラムライン
育ちは貧乏だけど荒削りな才能のある若者が成長していく、という、それを言ってしまうとおしまいのストーリーなのですが、アメリカ南部の大学の花形であるマーチングバンドを舞台にしているところがミソ
マーチングバンド同士のバトル(アメフトのハーフタイムに両校が競う)の迫力と超絶技巧は見ごたえがあります。
予告編を観て、ぜひ劇場で観ようと思っていたのですが結局見過ごしてしまい、その後しばらくして電機店でBOSEのホームシアター・システムのデモ用オリジナルコンテンツにこの映画のドラムバトルのシーンが使われていて、思い出してDVDを借りた、という思い出があります。
劇場で観たかったです。
8mile
エミネムの自伝的映画です。
景気のどん底のデトロイトの雰囲気や悲惨な家族関係がリアルに描かれてます。
本人も役者としても雰囲気を出しています(でも、調子に乗って次の映画に出たという話は聞かないので、その辺は利口なんでしょう)
見せ場は「ラップ・バトル」でこれはかなりの迫力。
日本語字幕も雰囲気を伝える工夫がされていてけっこうよかったです。
後で英語字幕にして見直したら、ラップのスピードに字幕を目で追うのが追いつかなかった(見慣れない単語に戸惑った瞬間に置いていかれる)ので、「耳で英語、字幕日本語」がやっぱりいいみたいです。
※慣れない拳銃を持った奴に「自分の脚を撃つなよ」というセリフがよく出てくるが、この映画では実際に自分の脚を撃ってしまう奴が居て、ああ、こういうのをいいのか、と納得。