一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『リダクテッド』

2009-05-31 | キネマ
2006年にイラクのサマワで起きた、米兵によるイラク人少女強姦とその家族を含めた殺害事件を題材にした映画。映画の題材になった事件の首謀者への陪審員の評決が先日出たというニュースをテレビで見ていたところに、このDVDを見つけたので早速借りてきました。


監督はブライアン・デ・パルマ。人間の狂気を題材にした作品も多い監督です。

今回は、事件に関わった映画監督志望の兵士が兵舎での生活や作戦行動逐一録画していたビデオ映像を中心に、テレビの報道や動画サイトの映像、監視カメラの映像などを交えて、ドキュメンタリー風に撮っています。(ロケはヨルダンで行われたようです。)

ほとんどが退屈な検問所の日々と、急に起こる襲撃のなかで、決して本国では恵まれていないであろう志願兵が凶行に走る様子が淡々と映し出されます。

過剰な演出がないだけに、逆に救いのなさが際立つ映画になっています。



「テロとの戦い」という市民の中にいる見えない敵を封じるために国と国(武力と武力)との正面からの戦いを前提に編成された軍隊(=良くも悪くも「相手を殺す」ことに特化している)が駐留することのミスマッチを考えさせられます。





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ラーメンShow in Tokyo 2009

2009-05-30 | うろうろ歩き



駒沢公園でやっているということで、散歩がてらでかけてきました。

なにやら2016東京オリンピック・パラリンピック招致協力イベントだそうで、(だから「駒沢オリンピック公園」が会場なのでしょうか)、立派なパンフレットが配られています。


雨がパラつくあいにくの天気だったにもかかわらずものすごい人出です。
やはり不景気にはラーメンは強いのでしょうか。

人気店は列が並びきれずに折れ曲がってます。ここは札幌の「らーめん てつや」。


一方で閑散としているところも。
ここは「日本ラーメン協会監修」の企画もののブース。手前が「五輪ラーメン」その奥が「純国産ラーメン」。
やはり、せっかくなら有名店のものを食べたいという人が多いようです。


僕は長蛇の列に並ぶのは好きじゃないので、比較的短めのところを。それでも20分くらい待ちました。
中には買ったラーメンを別の列に並びながら食べている剛の者もいます。

僕が選んだのは「富山ブラック 麺家いろは」
魚醤を長時間煮込んだ黒いスープが売りということ。

こちらが店主。
行列整理の側に回ってテンションがあがってます。

着ているのは富山県の法被。

実際のラーメンはこんなかんじ


確かに真っ黒です。
でも味は辛過ぎもせずしつこくもありません。
魚醤の香りとコクが麺にうまくからまって、なかなか美味しいです。

ところで、ラーメンは共通の薄いプラスチックのどんぶりで出されます。
割り箸などと一緒に「ecoステーション」というごみ回収コーナーで回収されるので、洗って再利用するのでしょうか。
残念なのはレンゲがないこと。
使い捨てではもったいないし、洗って再利用するには手間がかかりすぎるからでしょうか。


食べ終わると、ここまできて一杯で帰るのももったいないな、と欲が出ます。

今日は20時までやっているにもかかわらず、5時ごろに既に売り切れの店も出だし、場内放送も煽ってきます。


せっかくならもう一杯いただくことに。


今度は首都圏有名店のコラボのコーナーの「けいすけ×凪 伊勢海老煮干ラーメン」
さすがに二杯目に豚骨系は避けました(笑)


天井の低いコンテナのようなプレハブ小屋の中でひたすらラーメンを作り続けます。


パンフレットを見ると、白シャツのロン毛のひとが「初代けいすけ」の店主らしい。


ラーメンはこんな感じ


見てくれは地味ですが、伊勢海老と煮干の濃厚なスープはインパクトがあります。
細麺との相性もよし。
伊勢海老の身も結構たっぷり入ってます。

注文を取るときに味玉は100円の別料金というので、けっこうせこいことするなと思ったのですが、原価率はけっこう高そうです。


満腹になったので会場の協賛企業のブースなどをひやかしに。


いちばん実利を得ていたのがこちら


みんなのどが渇くので飛ぶように売れていました。
協賛企業といいながら定価販売というところもしっかりしています。

ほかにはコカ・コーラも出ていました。


そのほかにちゃっかりとこんな人たちも



イベントに協賛を決めた時点では総選挙はいつごろと読んでいたのでしょうか。
それとも7月の都議会議員選挙狙いか。




満腹のお腹を抱え、焼け石に水とは思いながらも帰りは歩いて帰りました。


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総合型厚生年金基金の危機

2009-05-29 | あきなひ

『だまされないための年金・医療・介護入門』では少子高齢化の中での国の年金制度の問題点が指摘されましたが、業界などで作っている総合型の厚生年金基金はいちはやく破綻の危機が迫っているということを表しているリリースです。

厚生年金基金脱退に伴う特別損失追加発生のお知らせ
(平成21年5月28日 株式会社タムロン)

平成20 年12 月25 日付「厚生年金基金脱退に伴う特別損失発生のお知らせ」にて開示しましたとおり、すでに埼玉機械工業厚生年金基金から脱退することを決議し、平成20 年12 月期において、同基金からの通知に基づき、11 億49 百万円を厚生年金基金脱退損失引当金繰入額として計上いたしました。しかしながら、基金の運用状況の悪化、および同基金規約の脱退時特別掛金の算出方法が変更されたことにより、脱退時特別掛金が22 億80 百万円に増額となり、脱退時期も6 月末日に変更となりました。大幅に金額が増額となるため、慎重に対応を協議してまいりましたが、以下の理由から同基金を脱退するとともに、当社独自で確定拠出年金制度を導入する予定であります。

(1)総合設立型の厚生年金基金であるがために、上場会社として退職給付債務に関する情報開示が不十分であること。
(2)いまだに代行部分を抱えて運用している総合型基金のリスクは過大であり、かつ当社でコントロールできないものであることから、上場企業として排除すべきであること。
(3)ますます成熟度(加入員に対する年金受給者の割合)が高まっていく基金への加入の継続は、将来的に当社の経営に不測の悪影響を及ぼすおそれがあり、また終身年金制度を総合型基金が将来的に維持し続けることは困難であると判断したこと。
(4)すでに過去数年において、多額の特別掛金を支払い続け、さらに今後も長期にわたり特別掛金の負担が続く制度は、給付と負担が均衡しておらず、加入を継続するメリットを見出せないこと。
(5)加算部分の給付水準が低い総合型基金への加入は、従業員にとっても意義が薄いほか、大半の従業員が同基金から脱退し、確定拠出年金への移行を望んでいること。

基金側も脱退特別掛金を引き上げるなど脱退阻止に必死なようですが、かえって体力のある優良企業ほど「これはまずい」と脱退してしまうという悪循環になりそうです。

基金財政におけるタムロンの割合がどの程度かはわかりませんが、基金の破綻の引き金を引いたとは言われたくはない反面、一緒に沈むわけにもいかないので、苦しい選択だったと思います。

情報開示やガバナンスの問題にも言及しており、財政問題以外にも不満がたまっていたのかもしれません。

 

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お猿の駕籠屋

2009-05-29 | ネタ
故横山やすし師匠が「駕籠かきやないか」といって暴力をふるったからというわけではないのでしょうが





タクシー会社が乱立している中で、各社目立とうと必死のようです。
「ふくねこタクシー」とかいうのもありますね。

でも、会社名まで「猿組」にしなくても・・・



PS
タクシー運転手とのトラブルといえば、元NHKの松平アナウンサーは昔酔っ払ってタクシーの運転手を手に持った携帯電話で殴ってキャスターを降板させられたことがありました。

それでも無事復帰して順調に出世して定年後も古巣からお声がかかっているようですが、草クンの事件でもぜひNHKでコメントしてほしかったです。




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楽天のマスク仕入れ推奨

2009-05-28 | あきなひ

「一部報道」というのが確認できないのと、検索でヒットした宿敵TBSのサイトがリンク切れになっているあたりが微妙ですが

「日商○万円の店がゴロゴロ」楽天、マスク仕入れ推奨で謝罪
(2009年5月27日 12:32 産経新聞) 

楽天市場の出店店舗に対して、楽天がマスクの積極的な仕入れや販売を推奨していたとの一部報道について楽天は26日、コメントを発表した。事実を認めた上で、新型インフルエンザが広がる中でマスクが不足している地域があると説明。マスクの仕入れや販売を推奨したのは、「インターネット販売の特性を活かし、マスクの在庫がある地域から、入手が困難な地域にマスクを円滑に流通させるため」だとしている。  

楽天が店舗に送ったサポートメールとして一部報道では、「ここ何日かでマスクを売っている店舗様は、なんと日商1000万円以上売れているそうです。日商5000円以下の店舗様が600万円以上売ったとか。そんな店舗様がゴロゴロ、すごいですね」などの文面を紹介している。  

楽天の謝罪はこちら
【お知らせ】マスクに関する店舗様向けのサポートメールについて  

一部の報道機関において、当社が出店店舗様に対し、マスクの積極的な仕入れや販売を奨励していたとする報道がなされました。新型インフルエンザが広がるなか、マスクについては、地域によっては品不足等の事態が生じており、当社としては、インターネット販売の特性を活かし、在庫がある地域から、入手が困難な地域にマスクを円滑に流通させるためにも、出店店舗様に対してマスクの仕入れと販売に努めるようにお願いしてまいりました。  

一方で、当社から出店店舗様へお送りしましたサポートメールのなかで、不適切で品性に欠ける表現が含まれておりました。当社としては、マスクが不足している地域へ円滑に商品を届けたいとの思いで営業活動を進めてまいりましたが、行き過ぎた行為により店舗様ならびに楽天グループのサービスをご利用いただいている方々に不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。  

今後、同様のことが起こらないように出店店舗様へのサポートメールについて、適切な表現を徹底するように可及的速やかに社内体制を強化するとともに、原因追及を進め、防止策等の改善案について、適宜お知らせいたします。

上の記事の文面だけをみると、「買占め」や「値段釣り上げ」をあおっているのではなさそうで、「売れ筋商品に関するトピックス」のようなものだと思います。
善意に解釈すれば、「倉庫の奥にマスクの在庫が眠っていませんか?」という注意喚起ともいえますし、それなら社会的にも意義がありますね。  


何か、石油ショックのときの「千載一遇」問題が思い起こされます(以下出典はこちら)  

そればかりか折からの諸物価高騰に絡んで大企業批判が高まる中、ゼネラル石油(現在はない。エッソ・モービル・グループ)の内部文書に石油危機を却って「千載一遇」と捉えるとの文言があったため49年2月の衆議院予算委員会で取り上げられ、石油業界に対する世論は更に厳しさを増した。  

ちなみに「ゼネラル石油35年史」によれ問題とされたのば、48年12月の「販売方針と今後の販売について」と題する手書き文書である。  

販売部長から全国の支店長宛の文書で、その内容は、前文に「このように嘗て我々が経験したことの無い環境の激変を恐れるのではなく、真の実力をつけるための千載一遇のチャンスと考え、難局を乗り越えて行かねばならない」という心構えに始まり、具体的な12月販売方針(価格、数量、販売管理)を示達したに過ぎないものだった。  

35年史は「その中に一部不穏当な点が含まれていたのも確かなことで、衆議院予算委員会において野党委員よりこの社内文書は危機に便乗した悪徳なものであると指摘され大きな反響を呼んだ」とある。  

今考えれば追求する野党議員のほうに問題があるが、パニック状態の中では国会論戦に冷静な議論など期待すべくもない。こうして石油業界バッシングが続くが、その後、独禁法違反事件で公正取引委員会と争うが、この件については省略する。

三木谷氏はいろいろなところで嫌われているようですが、医薬品のネット通販規制問題もからんで本件でどこまで叩かれるかで嫌われ度合いがわかるかもしれません。

僕としては、楽天のようなネット通販の運営会社が加盟店に向けて売れ筋諸品を推奨することでどこの店舗でも似たような品ぞろえになってしまうことのほうが抵抗があるんですけど。
それじゃコンビニと同じでネット通販の面白さがなくなっちゃいますよね。

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マニュアル優先

2009-05-27 | ネタ
Tsutayaに行くと、洋画のコーナーの1/3くらいが海外(アメリカ)TVドラマのシリーズで埋め尽くされています。

でも、「シーズン3」とか言われると追いつくのも面倒なので、今のところは「ER」と「24」しか観ていません。


アメリカのテレビ局や製作を受託するハリウッドにとっては、これだけ海外でも人気が出ると放映権やDVDの収益も期待できるのでさらに製作費もかけられるといういい循環になっているようです。


そういう海外TVドラマのコーナーで見かけたのがこれ










アメリカは児童への悪影響に神経質なくらいなので、テレビでは暴力シーンや性的シーンは制限されていると思ったのですが、これはストレートなタイトルだなあと驚きました。

原題は違うのかな?日本の方がそういう規制は緩いので扇情的なタイトルでもいいのだろうかとパッケージをしげしげと眺めたら

正しくは













でした。


Tsutayaの「最新作」のシールの貼り場所がちょうど目隠しになっていますが、どのパッケージも「ル」をど真ん中からまっすぐ断ち切っていて、斜めにもなっていません。
シールを貼る位置は徹底しているようです。

でも、入荷したDVDのパッケージに「最新作」のシールを貼っている係の人から、「これ、まずいですよ」というフィードバックはなかったのでしょうかね。

マニュアルが徹底しているのか、忙しくてそんなことにかまっていられないのでしょうか。
それともそんなことを気にするまでもなく有名な作品で僕が知らないだけなのかもしれませんが。



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『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』

2009-05-26 | キネマ
戦争映画とハリウッドのパロディ。予想外に面白かった。


けっこう大物俳優が出演しているので、彼ら(またはエージェント)が納得するくらい作りこんだ脚本なのは当然かもしれません。

基本は「プラトーン」を主としたベトナム戦争映画のパロディですが、プロデューサーと監督と俳優とエージェントと原作者の関係などをてんこもりにしています。ラッパーあがり(ウィル・スミス?)やオーストラリアから上陸した演技派(ラッセル・クロウ?)を模した役柄も楽しめます。
冒頭の映画予告編シリーズから悪ふざけ満載なのですが、ギリギリで楽屋落ちになっていないところも立派です。



PS
「あれ、こいつトム・クルーズが演ってるの?」と途中で気がついてから、さらに面白くなりました。

そこは観てのお楽しみ。




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ちぐはぐ

2009-05-25 | よしなしごと
関西地区ではピークを過ぎたか、といわれている新型インフルエンザですが、関東の方では感染者が出だしてこれから感染が広がるのでしょうか。


金曜の時点では電車でのマスク着用率はざっと1~2割という感じでしたが、これは危機意識の問題なのか、品切れの問題なのかはいまひとつわかりません。

逆に電車の中で咳やくしゃみをする人がいると、一斉に白眼視をして、周りが一歩引くというような状況も見られました。
確かに口をハンカチで押さえるくらいのことはすべきでしょうけど、うっかり咳払いもできないというのも逆に怖いですね。
電車に乗っているのは信頼関係のない赤の他人同士ということを改めて意識させられます。


ところで、昨日近所のスーパーに行ったら、食品売り場で作りたての焼魚や焼鳥を展示して客がパックにつめてレジにもって行くというバイキング型式のコーナーがありました。





確かに普段なら購買意欲をそそるいい工夫なのでしょうが、従業員が全員マスクをしている状態で食品が無防備のままたなざらしになっているというのは、ちぐはぐな感じがします。



でも、意外にもけっこう売れているようなんですよね・・・


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たらい回し

2009-05-23 | まつりごと

議長選前に『新議長名』 世田谷区議会で“珍事”
(2009年5月22日 東京新聞)  

世田谷区議会で二十日、事務局側が議長の選出前に新議長の名前と公印が入った書類を議員に配ったことが問題になり、議長選の結果が無効になるという“珍事”が起きた。議長選は二十一日に仕切り直されたが、事務局側は謝罪を繰り返し、「チェックが甘かった」と反省しきりだ。  

問題が起きたのは二十日午後三時半すぎに行われた本会議。大場康宣氏(61)=自民=の議長辞任について、議会側が認め、新議長が選出されるはずだった。だが本会議前に事務局側が、新議長に選出されていない川上和彦氏(50)=自民=の名前と公印が入った議長名の書類を議員に配布。  

直後の議長選で川上氏が選出されたが、木下泰之氏(55)=無党派市民=が「議長選前に新議長名の書類が配布されたことは、選挙の誘導に当たる」と異議を申し立て、本会議は長い休憩に入った。  

二十日午後十時半に再開された本会議では、全会一致で議長選の結果を無効と採決。二十一日に川上氏が新議長に決まったが、本会議終了後には、河上二郎事務局長が各議員の控室に謝罪に回った。  

星正彦事務局次長は「議会を円滑に進めるために書類は十九日に事前に作成した」と説明。「議長選前に書類を配布したのは完全なミス。チェック機能を果たせず、本当に申し訳ない」と話した。

事務局長のコメントは議長の辞任と選挙が出来レースだったと言っているようなものですね。  


金曜の朝のテレビ朝日ではもう少しつっ込んでいました。

区議会議長は地方自治法で任期が4年あるにもかかわらず、1946年の初代議長以降すべて1~2年で辞職している。
これは、議長になると報酬が年間500万円増える(副議長は300万円)ことから、仲間内でポストをたらいまわしにして「利権」を分け合っているのではないか。
現に後任議長はすべて多数派である統一会派(自民党)のなかから選出されている。

東京の他の特別区にも取材したが、23区のうち20区で歴代の議長が1~2年で辞職している(3区は無回答)とのこと。


要するに誰でもできる仕事で、ハードシップに対する報酬が「役得」と見られているのであれば、議長報酬をなくすとか100万円くらいに減額するのが一番効果的だと思います。  

また、7月12日に都議会議員選挙がありますが、区議からの鞍替え候補者で経歴に「○○区議会議長」とあっても、経歴としてはその程度の持ち回りポストだという認識でいることが大事ですね。

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マスク、続き

2009-05-22 | よしなしごと

前回のエントリの時点で既にこういうニュースが出ていました。

「屋外でのマスク着用は不要」=他人への感染防止が目的-厚労省
(2009年5月21日(木)22:30 時事通信) 

新型インフルエンザの感染拡大で品切れ状態になっているマスクについて、厚生労働省新型インフルエンザ対策推進室の難波吉雄室長が21日、記者会見し、本来の使用目的は予防ではなく、他人にうつさないことだとした上で、「人込みの少ない屋外などで着用する必要はない」と述べた。  

難波室長は「マスクは感染者のウイルス飛散を防ぐためのもの。せきが出るようだったら使用してほしい」と強調。予防目的の購入に注意を促した。


「基本的対処方針」等のQ&A(平成21年5月22日 首相官邸)によると

(問8)外出に当たり、必ずマスクを着用する必要があるのか。

(答)
1.マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐという効果が高いものであり、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分で閉鎖的な場所に入るときに着用することが勧められる。
2.屋外などでは、相当混み合っていない限りあえてマスクを着用する必要はない。また、施設や乗り物についても空いていれば、マスクを着用する必要はない。(目安としては対面する人と人の距離が1~2メートル)
3.ただし、外出に当たっては、マスクをいつでも着用できるよう、準備しておくことが望ましい。

とマスクの重要性を強調しているところは変わらないので、相変わらず品不足は続きそうですね。


また、感染防止に神経を配るのはいいのですが、電車の中で咳やくしゃみの一つもしようものなら、一斉に周りから白眼視されるのはこれもちょっと過剰反応のように思います。
でも咳やくしゃみのときに、口をまったく覆わない人もいるので、これはどっちもどっちかもしれません。

 

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マスク

2009-05-22 | よしなしごと

昨日に続きマスクの話。

極東ブログ正しいマスクの使い方: 咳やくしゃみの人にそれを譲ってあげることからの孫引きになります

Simple face masks are designed to prevent large droplets that are coughed or sneezed from contaminating the environment rather than protecting the wearer.
通常のマスクはそれを付けている人を保護するというより、咳や鼻水などで汚染された環境における大きめな飛沫への防御用です。

Bring an extra mask along, and kindly offer it to anyone coughing or sneezing who looks sick. This will keep any droplets from landing on you.
余分のマスクがあるなら、具合が悪そうで咳や鼻水の人に提供してください。そうすることで、飛沫があなたに届かなくなります。


N95 masks have virtually no ability to protect the wearer from other people's airborne germs.
N-95規格のマスクの装着は、実際には、他者による空気感染ウイルスから防御する能力はありません。

If it's not air-tight, it's not right!
息が苦しくないと、正しくはない


確かにマスクをすれば一定の感染予防効果はあるのでしょうが、マスクとうがい・手洗い以外の有効な対策が思いつかないからといって「マスクをすれば安心」どころか「マスクをしないと感染しやすいので危険だ」というような雰囲気になっています。

ちょっと過剰反応というか、逆に混乱を助長しているように思います。

「病は気から」ではないですが、「マスクがなくても人ごみや満員電車はできるだけ避け、うがい・手洗いを励行すれば大丈夫」という精神状態よりも「マスクが入手できなくて心配」という精神状態のほうが抵抗力が落ちてしまいそうです。

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「量刑の基本的な考え方」

2009-05-22 | 裁判員制度

最高裁が「量刑の考え方」作成…21日から裁判員制度
(2009年5月21日(木)03:03 読売新聞)

最高裁は、裁判員裁判で、被告の刑を決める評議の進め方や重要なポイントを示した「量刑の基本的な考え方」を作成し、全国の裁判官に配布した。  

模擬裁判では量刑を巡る議論がまとまらないケースが多かった(中略)このため、最高裁の作成した「考え方」は、量刑は被告や被害者の社会的地位に応じて変化してはならないという原則を確認。「被告の前科や反省の度合い、被害感情などは、刑罰を決める上で副次的なもの」と指摘した。  

そのうえで、量刑を決める評議の手順を示した。まず、〈1〉タクシー強盗か路上強盗かといった「犯行の態様」〈2〉被害者は死亡したのかけがをしたのかといった「犯行の結果」〈3〉保険金目的か 怨恨 ( えんこん ) かなどの「動機・計画性」--といった点に着眼。これらの本質的な要素から、事件の類型を見極める。  

その後、類型ごとに過去の事件の量刑が調べられる検索システムで、大まかな量刑分布を把握。さらに、被害者の落ち度や遺族感情、被告の犯行後の行動や反省の度合い、被告の更生の見通しなどを検討し、最終的に刑を決めるとしている。  

僕自身の模擬裁判の経験からも量刑は素人には難しいと思うのですが(参照)、一方で過去の量刑の相場をベースにするのでは市民感覚を刑事裁判に反映させるという裁判員制度の目的からははずれてしまいかねないので難しいところです。

裁判員も国民の義務だと割り切れば、評議を要領よくまとめるのでなく、まとまるまで評議をする、というやりかたでもいいんじゃないでしょうか。
中にはとても頑固で自説を曲げない人もいるでしょうけど、議論を十分尽くした後にやむを得ず多数決をとるのなら仕方がないと思います。
裁判長には要領よく評議をまとめる技量よりも、十分評議を尽くさせたうえで打ち切りどころを見極める技量が必要なように思います。


ところで「量刑は被告や被害者の社会的地位に応じて変化してはならないという原則」とありますが、被告人の職業や業務内容が注意義務や責任の有無に結びつくこともあるんじゃないでしょうか。このへんあまり詳しくないのでよくわからないのですが、少なくとも副次的には考慮された「○○という地位にありながら」という刑事事件の判決もありますよね。



あと、新聞記事へのつっこみですけど、細かい話ですが民事事件では「被告」といいますが刑法では「被告人」という表現が正しいと思うのですが。

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今日のひとこと

2009-05-22 | よしなしごと
交流戦前の某伯楽のひとこと



  「1強5弱」対「6強」の戦い



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新型インフルエンザ、関東でも感染者

2009-05-21 | よしなしごと
これだけ人の行き来が多いのだから関東でも広がるのは時間の問題だと思っていたのですが、関東での最初にわかった感染者はアメリカから帰国した高校生でした。

鳥インフルエンザなど強毒性が海外で流行した場合、「水際作戦」はもっと徹底してやらないと効果がないという反省材料にはなると思います。

で、
マスク着用など対応確認=新型インフルで対策本部-東京・八王子市
(2009年5月21日(木)02:30 時事通信)

となるのですが、

マスクが買えない 薬局空っぽ、ネットでは高値取引
(2009年5月20日(水)14:16 朝日新聞)

という状況で、マスクの重要性を必要以上にアピールしてもかえって混乱が広がるように思うのですが。

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314年ぶり

2009-05-21 | よしなしごと

英議会:314年ぶり失態 下院議長を事実上解任
(2009年5月20日12時12分 毎日新聞)  

英議会下院で住宅手当を巡る不明瞭(めいりょう)な経費請求が常態化していた問題で、マイケル・マーティン議長(労働党)は19日、6月21日に辞任する、と表明した。事態への対応を誤り、その責任を取らされた事実上の解任で、英議会史上、議長の解任は1695年以来314年ぶり。  

下院では、議員のロンドンでの生活拠点となる「第2住宅」手当を乱用し、ドッグフード代から支払い済み住宅ローンの利子負担までさまざまな請求が行われてきたことが発覚。メディアは連日、リーク情報に基づく大々的な報道を続けている。  

こうした状況下、マーティン議長は各議員の経費請求データをリークした「犯人」捜しを優先するかのような言動を取り、その方針に疑問を呈した同僚議員を叱責(しっせき)。これに対し、与野党の議員やメディアは「議長にあるまじき行為」と非難の集中砲火を浴びせ、不信任動議も提出されていた。  

1695年といえば日本では元禄8年にあたります。 

さすが議会制民主主義発生の地イギリスだけある、というか314年前に解任された人は何をやったのでしょうか。

経費の不正請求の詳細については
英国会議員にとって暗たんたる日々、経費スキャンダルに揺れる英政界
(フィナンシャル・タイムズ 2009年5月14日初出 翻訳gooニュース)
などに詳しいのですが、洋の東西を問わず、自分に甘い制度を自ら正そうという人は国会議員でもほとんどいないということですね。


 

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