楽天市場、さらなる安心・安全なネットショッピングマーケットの創造を目的に補償率100%の新制度「楽天あんしんショッピングサービス」を開始
「楽天あんしんショッピングサービス」は、ユーザが支払い済みの商品が未着にも関わらず「楽天市場」出店店舗との連絡が困難になったなどの状況が発生した場合に、商品代金を楽天が補償するという制度です。同サービスの補償率は商品代金の100%、補償額上限は50万円、補償回数は年1回となり、全ての「楽天会員」(登録無料)が補償の対象となるため、会員登録をしていただければどなたでもこの制度を受けることが可能です。
なお、楽天はこれまで商品未着などの状況が発生した場合、その状況に応じて商品代金を代位弁済するなどの対応を行ってまいりましたが、新たに制度として設けるのは今回が初となります。
従来やっていた「その状況に応じて商品代金を代位弁済する」つどつどの対応よりサービスとして制度化したほうがやっていることは同じでも顧客にはアピールする上に(多分)コスト的にも安いとういうことだと思います。
「年1回上限50万」というのはその辺の逆算があるのでしょう(私は楽天市場で買っても2,3万円くらいの品物なので、1回で50万円もの品物って何を買っているのか興味がありますが。)。
ウォルマートの無条件で返品に応じるというのも、これとおなじ理屈ですね。
ところで約款 楽天あんしんショッピングサービス規程 を見ると3条と4条に「補償金を支払わない場合」が規定されています。
面白いのは4条8号
出店者のお買い物レビューページに、利用者の商品購入の時から遡って2週間の間に、当該出店者に対する購入者のレビュー(ショップのレビュー)について、☆2個以下の評価が複数存在していた場合
評判の悪いところを使ってトラブルになっても知りませんよ、ということですね。
ただ、楽天市場のを見たところ、ショップのページからそのショップの「お買い物レピューページ」に直接リンクが張られておらず、またお買い物レビューページも個別商品の検索はできるものの店舗ごとの検索はできないようで(私が慣れていないだけかもしれません)「2週間の当該出店者に対するレビュー」を見るにはどうやっていいかわかりませんでした。
安心を得るのも努力が必要なようです。
クレーム対応といえば昨日の毎日新聞夕刊に「特集ワイド:苦情対応の極意とは 元百貨店お客様相談室長・関根眞一さんに聞く」という記事がありました。
「基本は相手の話をすべて聞き出すことです」
「『ちょっと待ってください。それはですね』などと相手の話を遮ってはだめです。」
クレーム対応に限らず、ひとこと多い僕にとってはなかなかの難題で・・・(反省)