まだ予定ははっきりしていないものの、事前の準備だけはということでボランティア保険の加入をしてきました。
あわせて、僕の世代は破傷風も含んだ3種混合ワクチンの接種をしていないとかで、2回に分けての予防接種の第一弾も完了。
(これで晴れて抗体ができたのなら来年はアフリカとかアマゾンにでも行こうか)
ボランティア保険の補償内容を見ると、掛け金の割には一般の傷害保険より保証が充実しています。
特に驚いたのが賠償責任保険の5億円という限度額。
場合によっては他人にケガをさせたり財産を壊したりということもあるので、後顧の憂いなくボランティアに専念できるようにということなのでしょうが、一般に個人が入る賠償責任保険では多分こんな高い限度額はないと思いますし、保険料は割安だと思います。
そこで、いちいち余計な心配をするのが習い性になっている私としては
これは暴力団などの保険金詐欺の対象にならないだろうか
というのが心配になります。
たとえば被災地にボランティアに行ったものの、家の片づけをしていたら泥に埋まっていた時価1000万円の壷を壊してしまったとかという請求を関係者がグルになって指摘やしないでしょうか。
特に、これは保険自体は民間の保険会社が引き受けいるものの、代理店は「㈱福祉保健サービス」という天下り臭漂う会社で(住所も(社福)全国社会福祉協議会と同じ)ところ。
上記の例のように1000万レベルだとさすがに保険会社の審査担当が出てきそうですが、数万円レベルであれば代理店の申請で通ってしまいそうです。そして代理店が当事者意識が低いのと疑義を呈したりしないし、疑義を呈してもすごまれたりするとすぐ引っ込んでしまいそうなので(そもそも地元の社会福祉協議会の人も皆人を疑わなそうな「いい人」でした)詐欺や民事介入暴力の格好のターゲットになりそうです。
保険会社も「ボランティアに水を差すのか」などと凄まれたら、比較的小額であれば通してしまうかもしれません。
いちいち性悪説に立って心配しすぎなのかもしれませんが、反社系の人はアンテナが鋭く実行力(スキーム構築力)にも富んでいるので、隙あらばと狙っているのも事実です。
杞憂で済めばいいのですが、悪者のせいで保険料が上がるのは、復旧・復興が長期戦の様相を呈している中では結構ダメージになってくると思うので。