多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

表情が読めない…多摩川猫シリーズ

2014-09-09 | 多摩川猫シリーズ
写真の猫、カメラのほうをジーッと見ています。

警戒しているというかようすをうかがっているのでしょうが、なかなか次の行動に移らない。

この点、年上の猫は決断がはやくて、寄ってくるか無視か即決が多いようです。

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『七人の侍』は大東亜戦争へのオマージュ?

2014-09-09 | Weblog
黒澤明の『七人の侍』です。

あの映画は大東亜戦争へのオマージュで、侍は日本、守るべき村人はアジア、野武士は欧米、と見立てる話がありました。

これは驚いた。

というより、見方の新鮮さ、鋭さに感動しました。

戦後の映画のイメージのステレオタイプをひっくり返しています。

そのステレオタイプからすれば『七人の侍』はこうなる。

映画のテーマは安保闘争や労働運動で、指導する侍は戦後民主主義に目覚めた知識人、村人は搾取され前近代的支配に置かれたままの労働者・農民、野武士はアメリカ帝国主義とその手先の安倍さんのおじいさん達。

こんなとこでしょう。

戦後の映画や演劇は左翼思想に洗脳されていたから、保守の人も含めこう考えておかしくない。

しかしこんな先入見抜きで素直に見れば『七人の侍』=大東亜戦争へのオマージュも新鮮で説得力がある。

こう言われると戦後映画の評価を洗い直した方がいいかも。

大東亜戦争関係では、左翼思想汚染をのがれている数少ない例が『拝啓天皇陛下様』『独立愚連隊』くらいで、最悪が『人間の条件』というような感じでした。

しかしヒマがあったらこの辺も、もう一度見直してみます。

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