ISILが対日テロを宣言したので早くも心配する向きがいます。
ただISIL怖さのあまり見落としていけないのは日本国内の左翼によるテロ。
無差別殺人テロの三菱重工爆破事件をはじめ、戦後日本のテロの大半は左翼による犯行です。
しかしマスコミは戦後のテロはオウム真理教事件だけのように報道するので、左翼テロの実態が見えにくくなっています。
たまにこうした「左翼テロ」に触れる場合でも犯人は赤軍派や過激派と呼んで、テロの主体が左翼だったとは言いません。
これは警察がそう呼んだのもあるでしょうが、テロの主体は当時の用語で言えば「新左翼」でした。
そしていかに呼称をごまかそうと、テロの思想の中身は反天皇制・日本帝国主義打倒の左翼思想そのものでした。
左翼テロはその後なくなったではないかと思うかもしれませんが、その思想DNAは現在の左翼に受け継がれています。
当時の左翼青年も公務員・マスコミ関係者・労組活動家・民主党や社民党の議員、プロ市民活動家などになって左翼思想を持ち続けているのがも多い。
そして反天皇制・アジア侵略の日帝打倒という当時の左翼思想をそのままガラパゴス的に保存しているのが南朝鮮です。
今の左翼が護憲・平和・戦争反対・ヘイトスピーチ反対・アジアとの共生など、ウワベはどんなにキレイ事を言おうと、思想の根の部分ではかつて国内で無差別殺人テロを行った左翼過激派とつながっています。
左翼の好きな言い方を借りるなら、日本の左翼、そうした過去のテロの歴史を直視し反省したうえでISILなどのテロについて発言すべきです。