運用の基本は、『分散投資』と言われています。
DC=確定拠出年金の投資教育では、必ず分散投資の説明があります。
『分散投資』は、運用先を分けること。
それも、内容、性質の違う運用対象に分けることです。
それによって、リスク=標準偏差=σを低減することができます。
運用というと、どうしても集中した投資によって成功した例が気になります。
集中投資により成功した例以上に、集中投資で失敗した例があるということ
には目がいきません。
でも、DCでの運用は、あくまでも老後生活資金の準備です。
リスクを低減して、一定のリターンを確保することが大切です。
『分散投資』は有効な運用方法です。
DCの運用商品の大部分を占める『投資信託』は、小額資金で分散投資が
できるというメリットがあります。
例えば、10万円で、日本の株式のうち、自分の気に入っているA社とB社と
C社を買ってみようとしても、売買単位によっては10万円では買えないかも
しれません。
でも、例えば、あいおい損害保険の個人型年金の運用商品の国内株式型の
『トピックス・インデックス・オープン』は、東京証券取引所第一部に上場されて
いる株式を主要投資対象とし、TOPIXに連動する投資成果を目指しています。
原則として300銘柄以上に分散投資しています。
あっ、これなら、10万円で日本株式に投資できますよね。
個人型年金だから、例えば掛金1万円で毎月買っていけばいいわけです。
でも、ちょっと待って
過去1年のトータルリターンは、6.9%、これはなかなかいいですよね。
しかし、標準偏差=σが20.46だから、2標準偏差は40.92なので、値上がり
すると47.82%値下がりすると-34.02%
え~っと、この日本株式が持っているリスクを低減したい、そのための
『分散投資』の話でしたよね。。。
続く