退職給付債務は、なぜ重要か?
なぜでしょうか?
企業年金・退職金制度のコンサルティングでは、基本的な資料※を
お預かりして、最初に、制度の初期診断(原則的に無料)を行います。
このうち、ポイントの一つは、退職給付債務です。
通常は、期末自己都合要支給額で計算します。
退職給付債務を10年分シミュレーションして、グラフ化し、事業主に
お見せします。
たいてい、退職給付債務は10年で倍くらいに増えます。
「この債務の推移は、今後の企業業績から見て、いかがでしょうか?」
ということです。
「厳しいね」と、感想を述べられる事業主が多いです。
では、どうするか?が、出発点になります。企業年金・退職金制度の改定というのは、退職金規程の作り直しと
いう観点でとらえると、それは違います
(もちろん、規程の作り直しも含まれますが。。。)
退職給付会計、引当金の決算書の与える影響、保険商品の積立金は
年金資産とはならないといった論点も重要です。
が・・・
↓
『退職給付債務は精算されずに長期間の負債として積み残る人件費』
として認識することが大切です。
企業年金・退職金制度の変更のポイントは、『経営の効率化の一環、事業計画として捉えることです。
単なる退職金規程の変更ではありません」
※[お預かりする基本的な資料]
従業員名簿と必要事項
就業規則、
退職金規程
加入している企業年金の資料
企業の決算書 等
上記資料のお預かりに際しては、『お預かり証』と『秘密保持契約書』
を作成し、お渡しします。