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確定拠出年金の非課税限度額の引き上げ幅が報道されました。

2008-12-10 10:03:27 | 確定拠出年金・企業型

追加経済対策として発表された「確定拠出年金のマッチング拠出」にとも
なう掛金非課税限度額の上限の引き上げについて、昨日日本経済新聞で
報道されました。
具体的な内容は、「与党税制改正大綱原案」に盛られています。
・確定拠出年金には、企業が拠出する掛金に従業員が上乗せするマッチ
 ング拠出を解禁する。
・企業年金を持たない企業では、掛金月額の非課税限度額を46,000円
 から51,000円にする。

要するに、企業年金制度(厚生年金基金、確定給付企業年金、税制適格
退職年金)を持たない企業での、確定拠出年金掛金の月額の非課税限度
額が5,000円アップすることになります。

引き上げ幅は5,000で、少ない気もしますが、現状の掛金額はどうなって
いるのでしょうか。

現状の確定拠出年金掛金は、以下の通りです。(平成20年10月31日)
・平均掛金額・・・約14,200円
・最高平均額・・・約23,000円
・最低平均額・・・・約5,300円

改定される掛金の非課税限度額51,000円と上記の差額がマッチング拠出
可能額となると、平均掛金額をみた場合、従業員は、自分でその平均掛金
額14,200円の2.5倍以上の金額をマッチング拠出できることになります。これ
が、所得控除となるのですから、かなりメリットがあるといえます。

他の企業年金持たないで、確定拠出金を導入している企業は、中小企業が
多く、退職金額も1,000万円前後となっています。
このマッチング拠出を利用することで、所得控除という税制のメリットを受けな
がら、公的年金や退職金だけでは足りない、老後生活資金を作っていくこと
が可能になります。

確定拠出年金の掛金額については、厚生労働省のホームページから見るこ
とができます。厚働省のホームページから以下のように入ってください。

 ⇒年金情報⇒確定拠出年金⇒企業年金の運用実態について⇒掛金


以前のブログでお伝えした、狭山商工会議所の月刊会報Wabeの記事ですが、
狭山商工会議所のホームページにアップいたしました。こちらになります。
http://www.sayama.ne.jp/~cci/
月刊会報11月号の11ページになります。
是非ご覧下さい。


ホームページの会社案内にも、狭山商工会議所の会報の情報は、昨日アップ
いたしました。ホームページは、右下ブックマークの「適格退職年金移行コンサ
ルティング」です。こちらも是非ご覧下さい。



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