IRAは、アメリカの制度で、「個人退職口座」又は「個人退職勘定」のことです。
日本の確定拠出年金個人型に該当します。
Individual Retirement Accountsを略しています。
アメリカの年金制度は、3階建てです。
1階は公的年金制度、2階は企業の任意で設立されている企業年金、
3階は「自助努力としての私的年金」です
IRAは、この3階部分の「自助努力としての私的年金」に位置付けられています。
ちなみに、2階は、401k等の企業年金制度が該当しています。
では、このIRAは、退職後の資金運用市場でどれくらいのシェアをもっているか
というと、約28%を占めています。
2012年末の資産残高は、約5.5兆ドル(約550兆円)です。
歴史が違うとはいえ、日本とは比べ物にならない数字です。
確定拠出年金個人型の加入者は、212,609人(2015年3月末)です。
確定拠出年金の法改正により、個人型に誰でも加入できるようになり、
老後生活資金の不足を、自分で作りだすようになるといいのですが。