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運用は、分散投資が基本です。

2008-10-30 10:09:00 | 運用

確定拠出年金制度の中での資産の運用は、分散投資が基本です。
「ひとつ籠に卵を盛るな。」です。

日本株式の期待リターンを5%、リスクを20%として考えてみます。
(日本株式の期待リターン=5%、リスク=20%は1級DCプランナーの資格
 更新テキスト2008年度版応用実務編を参考にしています。)

10,000円で買った日本株が1年後に10,500円になることを期待していたと
します。リスク、つまり将来リターンとのズレ=リスクは20%です。
リターンに対するリスクは標準偏差という言葉で表します。
将来リターンとのズレは、約95%がプラスマイナス2標準偏差内に収まると
されています。
計算すると、5%以上に高騰すると、5%+2×20%=45%なので、14,500円
まで上がる可能性があります。
反対に大きく値を下げると、5%-2×20%=-35%なので、6,500円まで下落
するかもしれません。

単年度で見た場合、通常では10,000円が10,500円となると期待されますが、
14,500円から6,500までの間でずれる事があるということです。
14,500を超えての高騰や逆に6,500円以下になることは、100年に2~3回の
確立で起きる可能性があります。

10,000円が14,500円になるのは歓迎だけれども、6,500円は耐えられない
という場合は、株式以外の資産も運用商品に加えていきます。

リスクのない安全資産として、0.65%の金利の定期預金に資産の6割をシフト
するとどうなるでしょうか。
期待リターンは、5%×0.4+0.65%×0.6=2.39%となります。
そして、最大損失率は、(5%-2×20%)×0.4+0.65%×0.6=-13.61%
となります。
投資額が1万円なら、単年度での価格の下落は8,639円までになります。
(これ以上の下落は、100年に2~3回しか起こらない。)

このように、株式だけで資産を運用するより、他の資産を加えた方が、リスク
をおさえることができます。


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