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今日において離婚をすることなど恥ずかしくも何とも無い時代であるが、ひと昔前において『私は離婚をしています』とうっかり口に出してしまうとその人の人格が疑われるほど周りから冷たい視線を浴びたものだ。
特にアメリカは州によって法律が違うから、州によっても離婚をするのに厳しい条件を強いられることがある。しかしあのギャンブル天国のラスベガスがあるネバタ州は離婚天国としても有名だ。できるだけ気持ち良く離婚したい人は今すぐにネバタ州へ行けば良い
また日本人の心を平気で傷付けるような核実験を行う国は世界中に多々あるが、アメリカ合衆国なんて現在の大統領が口では核廃止なんて叫んでいても心の中では核を廃止する気などこれっぽちも無い。それどころか盛んに核実験を繰り返し行い、その主な核実験場がネバタ州にある(ネバタ核実験場)。
そのような予備知識がちょっとあるだけでなかなか奥の深いと感心する映画が今回紹介する荒馬と女だ
もし何の予備知識も持たずにこの映画を観たら、とにかくこの世の中で最も大切な物は何が何でも絶対に命という人にとっては大いに感動するのは間違いないし、確かに命は大切だけれど、しかし・・・とちょっとでも疑問に思う人にはけっこう馬鹿みたいなストーリーに思うかも。
シーシェパードのような根っからの動物愛護団体に属する人は間違いなく前者だから絶対に観た方が良い
牛肉、豚肉、鶏肉、馬刺し、シーチキン・・・が大好物の僕でもちょっぴり感動した気分になる荒馬と女を紹介します
荒馬と女 [DVD] | |
マリリン・モンロー,クラーク・ゲーブル,モンゴメリー・クリフト | |
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
アメリカ西部のネバタ州リノにおいて、離婚を決意したばかりのロスリン(マリリン・モンロー)は離婚アドバイザー?のイザベル(セルマ・リッター)にお世話になっていた。
ロスリン(モンロー)は自分の故郷に帰ろうとしていたが、イサベル(リッター)と一緒に立ち寄ったバーにおいて、自動車整備士のギド(イーライ・ウォラック)とカウボーイのゲイ(クラーク・ゲーブル)と出会う。
意気投合した四人は街から離れた田舎にあるギド(ウォラック)の家に向かう。ギド(ウォラック)は前からロスリン(モンロー)の事を気に入っていたが、ロスリン(モンロー)はゲイ(ゲーブル)の方に少しばかり惹かれていた。
ロスリン(モンロー)とゲイ(ゲーブル)が2人きりになった時に、ゲイ(ゲーブル)も彼女を好きになっていた事に気付き2人は一緒に暮らし始める。
ギド(ウォラック)は自動車整備士になる前は、戦闘機に乗っていたパイロットだった。彼は自家用の小型飛行機に乗っていると野生の馬の群れを発見する。ギド(ウォラック)はその事をゲイ(ゲーブル)に告げ、2人は野生の馬を捕獲して、馬肉を業者に売ろうという計画を立てる。
早速、野生の馬を捕まえに出発しようとするギド(ウォラック)とゲイ(ゲーブル)だったが、馬を殺すことに残酷さを感じていたロスリン(モンロー)は2人の計画に反対していたが、結局は渋々彼女も彼らと一緒に馬を捕まえに車に乗ってしまう。
彼らは道中でゲイ(ゲーブル)の知り合いである青年のバース(モンゴメリー・クリフト)と出会う。バース(クリフト)も一緒に野生の馬を捕まえに行くことになるが、その途中でロデオ会場に辿り着く。
ロスリン(モンロー)は落馬を繰り返してもロデオに挑戦するバース(クリフト)の無鉄砲さと、その姿に大喜びする男たちを見てすっかり動揺してしまう。そんなロスリン(モンロー)はゲイ(ゲーブル)よりも若く、そして優しさを持っているバース(クリフト)に次第に惹かれていく。
ついに野生の馬たちの群れに辿り着き、捕獲しようとするが哀れな馬の姿を見たロスリン(モンロー)は耐え切れなくなり・・・真っ白な気持ちを持ったロスリン(モンロー)の姿に感動するためにぜひ映画を観てください
人間の持っている優しさが大げさに描かれていて、少しばかり気色悪い。いや、大粒の涙が出るほど感動する間違ってもマリリン・モンロー演じるヒロインは少しばかり頭が悪いんじゃないの?と思ったりしてはいけない。心の清い人なら純粋に感動するはずだ
そしてクラーク・ゲーブルとマリリン・モンローの遺作になったことを知っていれば更に感動する。
ちなみに監督はマルタの鷹やアスファルト・ジャングル等で抜群に面白くて、切れ味鋭いサスペンス作品のイメージが印象的であるジョン・ヒューストン他にも名作を連発した監督ですが、巨匠的存在の映画監督の中でも娯楽性に秀でた監督です
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