褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 デスペラード(1995) ギターケースが印象的なアクション映画です

2016年10月10日 | 映画(た行)
 監督デビュー作のエル・マリアッチで低予算でも面白い映画を撮れることを証明したロバート・ロドリゲス監督。彼の最高傑作と言えば、個人的には今回紹介する映画デスペラードだ。エル・マリアッチの続編でありながら、セルフリメイクでもある珍しい構成の作品だ。さすがに続編なだけあって何もかもがパワーアップ。予算が前作より大幅アップしたのは勿論のこと、アクションは派手になったし、主演もアントニオ・バンデラスになって格好良くなったし、ラテン美女もサルマ・ハエックになって美しさとエロさも格段にアップ。更に気づきにくいギャグも含めて笑える場面も多くなり、続編及びリメイクとはこうするものだと言うのが、よくわかる映画だ。

 早速だが簡単にストーリーを紹介しよう。
 かつて最愛の人を殺され、自らも左手を撃ち抜かれてギターを弾けなくなったマリアッチ(アントニオ・バンデラス)。彼は常に黒いギターケースを持ち歩き、今日もふらりと酒場に現われる。そんな彼の目的は復讐を遂げるために街を牛耳る麻薬王であるブチョ(ジョアキム・デ・アルメイダ)を殺すこと。酒場で激しい銃撃戦を繰り広げた跡を残してその場を立ち去るマリアッチだが、謎の美女カロリーナ(サルマ・ハエック)が目の前に現われて・・・

 ド派手で無駄に弾丸を浪費する激しい銃撃戦が見ていてハートが熱くなるだけでなく、アクションの最中も笑いを提供してくれるのがこの映画の特徴。拳銃の撃ち方って、こんなにあるのかと驚いたり笑えたり、アントニオ・バンデラスってこんなに格好良かったっけ?なんて思ったりする。
 そして男性諸君にとって目が釘付けになるのが典型的なラテン美女であるサルマ・ハエックのご登場。ちなみに俺はこの映画でラテン美女の素晴らしさに気付かされた。美人でセクシーで気が強くて、胸がデカイ(これはラテン美女とは関係ないっか)。このラテン系の2人が濃厚なラブシーンを見せてくれるのも本作を大いに楽しめる重要なポイントだ。

 よく考えたらストーリー的にはどこにでもあるパターンだったような気がするし、なんだか辻褄が合わないように感じることも多々ある。ギターを弾けないほどの負傷をしている割りに銃はしっかり撃てるんだ?と思えたり、ブチョの正体が嘘だろうと思えたり、お前の背面飛びは前人未到の世界新記録すぎだろうとツッコミどころが多い。しかし、そんな細かいアラはどうでも良いような大らかな気分で観れるし、むしろツッコミを受ける部分は作り手がボケているのではなくて、明らかに確信犯。
 そして、カッコ良く登場する助っ人の2人だが、けっこう笑わせてくれる。こいつ等の持っているギターケースが素っ頓狂過ぎて驚きと笑いを同時に誘ってくれる。まあ、他にもクエンティン・タランティーノが出演していたり、スティーヴ・ブシェミが名脇役振りを見せてくれたり、最初の方で流れる音楽が良かったり、もっと他にも何だか説明が抜けている部分もたくさんあるような気がするが、笑えるアクションを求めている人には映画デスペラードは自信を持ってお勧めできる快作だ

デスペラード コレクターズ・エディション [DVD]
ロバート・ロドリゲス
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


 監督は前述したようにロバート・ロドリゲス。彼のお勧めは前述したエル・マリアッチ、本作の続編にあたるレジェンド・オブ・メキシコ/デスペラードシン・シティフロム・ダスク・ティル・ドーンが良いです。







 

 

 
 

 

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