褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 エンド・オブ・ウォッチ(2012) リアル警察映画

2025年02月01日 | 映画(あ行)
 最近はジェイソン・ステイサム主演のアクション映画ビーキーパーの評判が良いようだが、監督のデヴィッド・エアーの傑作が今回紹介するエンド・オブ・ウォッチ。我らが大谷翔平のドジャースの本拠地で知られるロサンゼルスを舞台にしているが、その中でも重犯罪地区であるサウス・セントラルでストーリーが繰り広げられる。日本からも多くの人がドジャーススタジアムへ応援に駆け付ける人が多いと思うが、どんなに間違ってもサウス・セントラル地区に入ってはいけないと忠告しておこう。
 本作を観ればわかるが、この地域はやばい。ロサンゼルス市警の警察たちだが、日本の警察が天国に思えるぐらい、日常的に命の危険に晒されている。しかも、その犯罪がえげつないのが多いので、警察官になりたがっている人もロサンゼルス市警として働くのはだけは止めろ。

 ロサンゼルス市警の2人組が色々と危ない目に遭うストーリーの紹介を。
 ロサンゼルス市警でコンビを組んでいるテイラー(ジェイク・ギレンホール)とサヴァラ(マイケル・ペーニャ)は白人とメキシコ系として人種は違うが、固い友情で結ばれている。テイラーはいつもカメラを持ち歩いており、警察の内部や自らの捜査をしている仕事ぶりを撮っている。
 そんな2人は冗談を言い合いながらも仕事は真面目で毎日のようにおこる事件を片っ端から検挙していく優秀ぶりを見せる。しかし、彼らはメキシコ系の麻薬カルテルのアジトを検挙したことから、逆に追い詰められることになる・・・

 冒頭から撮影マニアのテイラーによるハンディカメラの映像で不審者を追いかけるシーンがあるのだが、これがドキュメンタリータッチで真実性があって迫力がある。全体に渡ってこのようなシーンがあるのが新鮮で面白く効果抜群だ。
 ちょっと不審な車を止めたら、相手がいきなり発砲してきたりで何時銃弾が飛んでくるかわからない怖さもある。そして、えげつないのが怪しい家に飛び込んだら、悲惨な姿になっている死体がゴロゴロあったり等、日本に住んでいたらあり得ないような事件のオンパレード。
 しかし、本作が巧みなのが事件ばかりを羅列するのではなく、結婚式や子供が生まれる幸せそうなシーンを入れながら、その直後に突拍子もない事件が起きるような構成になっていること。そんなシーンをみて、警察を家族にすることの不安、覚悟を感じさせる。そういう意味で本作はガチのリアル警察映画と言えるだろう。
 優秀で熱心な警察であるほど危険な目に遭わされる怖さを感じさせるし、ガチの警察の仕事を映画で味わえる。そして何よりも警察に対する愛を感じさせるのが良い。動き回るカメラワークが苦手な人は、酔いそうになる人が居るかもしれないが、個人的には非常に楽しめた。嘘くさい警察映画に白けてしまう人だけでなく、スリルを感じさせる映画として今回はエンド・オブ・ウォッチをお勧めに挙げておこう

 監督は前述したデヴィッド・エアー。ブラッド・ピット主演のフューリーがお勧め

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